分散型SNSというMastodonの思想がいいなっと思えるのは自分が学生時代にシュティルナーの『唯一者とその所有』を読んでいたのとかもあるかもしれない.
|Mastodon が普及しつつあるけど、元 GNU Social 勢として思うこともありまして - 何とは言わない天然水飲みたさ https://blog.cardina1.red/2017/12/15/comparison-of-mastodon-and-gnusocial/
分散型SNSというMastodonの思想がいいなっと思えるのは自分が学生時代にシュティルナーの『唯一者とその所有』を読んでいたのとかもあるかもしれない.
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昔書いた読書感想文的な何か。
|シュティルナー『唯一者とその所有』書評
https://www.stromateis.info/zib/stirner.html
専門性の高い文献になると「読みにくいという理由で読まない奴はいない」というある種の驕り的なもののためか体裁や表現の平明さをおろそかにしてしまう場合がなくはない
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長くても読みやすい文章は,冒頭の数語を読んだ段階で文全体の構え方がおおよそ予想できるようになっている.
普通の注釈だと注の位置が文末だったり句読点の箇所だったり単語単位だったりして,注がついていることはわかるものの注釈対象範囲がどこからどこまでなのか明示的でないので困る場合がある.翻訳をする場合,本文は語順が大きく変わりうるので,注を間違った場所に挿入しないよう注意が要る.
注解がメインの注釈書は,「見出し語lemma」を切るので(場合によってその切り方自体に解釈が反映する)注釈対象範囲が明示的.
少し前の更新をしたときにディスク容量が足りなくなったので古いバックアップファイルを削除するなどして多少ゆとりが出たからかこのところ自鯖が快調で大変よい
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一頃ラーメンとか油濃いもの・塩辛いものを食べるとおなか痛くなってたがそれがおさまってきたのもあって今年はよくラーメンを食べた気がする
自分の専門の文献ならそりゃ何語でも頑張って読むだろうけれど,隣や隣の隣くらいの分野になると,馴染みのない用語や背景の理解できていない議論を外国語で読むというのは――不可能でこそなくとも――相当にリソースを食うので,高度に専門的な主題が母国語でまとめられていることの重要性たるや,なんだよな…
英語が書けなさ過ぎて逆に書いてるうちに「自分今とてもかっこいい英文を書いているのでは?」という錯乱状態に陥る
学術論文としての格調を保ちつつ明晰かつ平易な英語で書く人もいれば,長大なパラグラフに無意味に凝った表現を詰め込んだ挙句大したことは何も言っていない英語を書く人もいるので,肝心なのは言語の問題ではなくまずはっきりした思考回路を持つことというのはそれはそう.
母国語だと慣れ親しんでいる分,複雑な思考を複雑なまま表現できてしまう,みたいな面はあるかもしれない.
メモ
Aeschyl. Suppl. 115 (Laur. 32.9 fol.179v)
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筋肉でやっておいきになるのは個人の人生指針として好きに為さればよいがそれでもって我々文民の世界で勝利を収めていこうなどというのはルール違反ではないか,という思いになることが多い.
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NOSIGNER代表・太刀川英輔さんが、生物系統学者・三中信宏さんに聞く、「系統樹思考の応用可能性」|INTERVIEW|Qonversations https://qonversations.net/interview/2814/
この三中先生は,系統樹的な思考の研究の中で,その一例として古典文献学における写本系図の作成法についても扱っており,この分野以外の人でティンパナーロについて触れておられた研究者でもあります.
というかティンパナーロについては肝心の古典学から触れる人が少なくて,系統樹思考研究のほかは,エンゲルスの哲学的貢献を評価する西欧マルクス主義者の一人として着目されたとかがある.
そういえば9月にこんな雑誌が出ていた
書物学 第17巻 編集文献学への誘い [978-4-585-20717-7] - 1,650円 : Zen Cart [日本語版] : The Art of E-commerce https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101047&language=ja
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『5人目の旅人たち──「水曜どうでしょう」と藩士コミュニティの研究』|執筆ノート|三田評論ONLINE https://www.mita-hyoron.keio.ac.jp/literary-review/201912-4.html
『メギド72』というゲームのベリアルというキャラクターが非常に刺さるデザインなのですがエアプ勢なので描くのが躊躇われる
この関係で言うと2015年にはこんな本も出てましたね
慶應義塾大学出版会 | テクストとは何か 編集文献学入門 | 明星聖子 納富信留 https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766422801/
どちらも執筆陣は(納富先生,伊藤先生を除くと)わりと英文学・ドイツ文学を専門にしている人たちなので,イタリアでクローチェ,パスクァーリらがどういう議論をしていたかについては,こういう論文が簡単な紹介をしています.
http://hdl.handle.net/2433/233698
表紙の英題はWhat is a Text? An Introduction to Textual Scholarshipなので「テクスト研究入門」でもよかった気がしないでもないですがそれだと目新しさに欠ける難がある.
西洋古代の文献の伝承についてはScribes and Scholarsという古典的名著があるけれども,邦訳は国文社が品切れのまま放置している(http://www.kokubunsha.co.jp/archives/ISBN4-7720-0419-X.html )ので古書化が高騰したりして入手困難というアな状況になっている. https://global.oup.com/academic/product/scribes-and-scholars-9780199686339
というか邦訳は1996年で,原著は2014年に第4版が出ているから,もう素直に英語を読んだ方がよいな……
この本に近い趣旨で,しかし書記媒体の変化と古典文学の受容史とに力点を置きつつ現代までカバーした書物としてStok, F., I classici dal papiro a Internet, Roma: Carocci editore, 2012があり(https://gnosia.info/@ncrt035/455 ),少し前に英訳も出ているので,誰かこちらを新しく訳さないものかと思ってもう2年以上経つ.
細かく論じ出すと底なしに深い古典の伝承史について非常に手際よく纏められていて,巻末の文献表も充実しているので,関心のあるトピックについてはそこから更に読み進めることができる行き届いた本.
とくに19世紀~20世紀にかけての文献学やその方法論を巡る議論も取り上げて纏めていて,且つかなり新しいところ(Tarrantのオウィディウス『変身物語』(2004年)やHeyworthのプロペルティウス(2007年)あたり)までカバーして校訂者がどのような流れの中に位置づけられるかなどが記述されているのは類書には珍しい面白さかと思います.
http://amzn.asia/21q2C8m
イタリア語原書裏表紙の紹介文を訳してみた.
「ギリシア・ラテンの古典は,パピルスの巻物から羊皮紙写本へ,印刷本からデジタルライブラリへと時代により異なる書記媒体を介して長い道筋を経由してきた.写字生たちの時代には,文献学者や読者はめいめいの必要にしたがって古代のテクストの複製や抜粋,翻案といった仕事に絶えず従事した.こうした継承作業は喪失や分散をもたらしこそしたが,しかしまた思想や科学,文学や芸術を育むことでヨーロッパの文化に本質的な貢献を果たしもした.
本書は,古代後期から「新旧論争」へ,そしてインターネットにより火蓋を切られた画期的な変容に至るまでの古典作家の受容を最大限幅広く描き出すことにより,テクストの継承ならびにそれを可能にした物質的媒体の歴史を視野に収め西洋の歴史における古典伝承の変遷をたどりなおしたものである」
(出版社のページにも同じもの有 http://www.carocci.it/index.php?option=com_carocci&task=schedalibro&Itemid=72&isbn=9788843065325)
「かつて本が広く読まれていた頃は、有名作家にとって大学教員になることに魅力など何もなかった……今や、芥川賞作家であっても文筆だけで生活するのは厳しく、文学部の教員になられている方は少なくない」
https://twitter.com/noricoco/status/1086049388827357184
文学部の教員と研究活動の話になったときに作家と創作活動が引き合いに出されることがしばしばあるけれども(多分そういう人は「文学部」を「文学の部」と考えている?),実際には,人文科学の根幹をなす文献学的研究の性格はむしろ編集とか,ことによると校正とかに準える方が適切だと思われる.
でも,文学研究に対する世間一般の理解を考慮すると(https://gnosia.info/@ncrt035/101434960280682983 ),「編集文献学」というのは――学問分野の呼称としてはともかく――一般読者への訴求の点では割と良いネーミングの気もしてきた.
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コミュニストお嬢様「人民という大地と繋がっている限り共産主義はアンタイオスのように幾度でも甦りますわ~!」#コミュニストお嬢様
このまえロシアにおける古典研究の歴史に関する論文を読んだときに,スターリンが演説か何かの中でアンタイオスを引き合いに出した話を読んだので.
仮に「博士号を取ったら年収1500万」という世界だったらそれはそれで別の地獄が現出しそうな気はするが…
キャラデザが神だな…と思ったらキルコさんの人だった
[1話]デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い - 平方昌宏 | 少年ジャンプ+ https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331756948785
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第20回 なぜ単純未来形の活用語尾が avoir の活用に似ているの? | 歴史で謎解き!フランス語文法(フランス語教育 歴史文法派) | 三省堂 ことばのコラム https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/ghf20
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名大と岐阜大で進む「農学部統合」構想の波紋 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 https://toyokeizai.net/articles/-/397102
若いうちにブイブイ言わせている人は若さを武器にする術を心得ているわけだが,そういう人はえてしていつまでも若いつもりでいがちであり,「自分を若いと思っている老人」ほどみっともないものはないという事実が彼らにとっての陥穽となる.
思ってたよりすごくしっかりした造りになっていてよいね.目次をまず書くべきというのは非常に正しい思想だ(目次ができていると各章にどれくらいの工数がかかるか見当が付けられスケジュールが組み立てられるし,予定の変更があった場合も,それがどこからどこまでに影響を及ぼすか(=工事すべき範囲)が明らかになるため).
「作成タイミングは人それぞれだが、個人的には「本文の執筆前」を強くお勧めする。なぜなら、目次とは読者への案内板である前に、自分の脳内を整理した論文全体の「展開図」でもあるからだ」
目次の書き方|初めてでも分かる論文作成入門 http://gakkai.sassikoutei.com/part03.html
D進を検討している人にこの前した話:
研究主題は3階層くらいに粒度を分けておくとよい.(1)基本的に変えない(変えなくてよいくらいに)抽象度の高い主題,(2)具体的なものや名前を交えて構成されるテーマ,(3)日々図書館に通うなどして解決していく小問題.
(3)を繰り返し積み上げて(2)の課題を完遂し,それらを(1)の下に従属させる.おおまかにでもレベル訳ができていると,問題が発生しても(3)か(2)あたりまでの見直しでよく,†研究主題の大々的な方針転換†の名のもとに築き上げた資産をふいにするおそれもない.
あーあー
「謝辞には「挙げた団体・人物への謝意を表す」という役割の他に、「謝辞にある名前が論文の信頼性にも影響を与える」という側面もあり、簡単そうにみえて非常に神経を使う項目であると心得よう」
「例えば「謝辞に名が挙がる=論文に貢献した=論文の内容を是認した」という事にもなるので、権威ある方が貢献していれば信頼性もあがるし、逆に内容が稚拙なら、名を挙げられることを良しとしないかも知れない。」
「学位論文ならそう気を遣うこともないが、学術論文では謝辞に
挙げる名前にも、本人への事前承諾を含め、細やかな気配りが必要」
謝辞の書き方|初めてでも分かる論文作成入門 http://gakkai.sassikoutei.com/part09.html
あと博論は「これまで書いたもののまとめなおし」という性格を帯びるので,再利用可能な文章を心掛けることもとても大事ですね.コードと同じで文章も保守性と再利用性を高めましょう(自分ができるとは言ってない
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PageSpeed Insightsをうち(stromateis.info )で試してみたら57とか出て「ファッ!?」ってなったけどモバイルがその点で,パソコンは90だった.モバイルはどうでもよい(よくない
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『イソクラテスの修辞学校』は紙の本が入手しにくいという話をしたものの講談社学術文庫は電子版を用意しているからその点ではそれほど問題ではないかしら
『イソクラテスの修辞学校』(廣川 洋一):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000151309
これまでに読んだ本の中でも「もっと夙くに読んでおけばよかった」と思う本は数多いが,これはその中でも筆頭に来る一冊.
記憶が混濁しているので『ダンベル何キロ持てる?』が今年のアニメだった気がしているのだが今調べたら2019年7月から9月のアニメだった😐
謝辞にキラキラしたことを書くやつが嫌いで,配偶者の話が出てきたら「くたばれ」と思いながら本を閉じます
「異常独身限界中年男性キモ・オタクのオタク抜き」という役満を上がるのに必要なのがあと時間だけになったので,このまま待っていれば自動的に自摸れる
「御無礼」(三十路テニュアトラック一発ツモ)みたいなのされたらオイオイ泣くでしょ(?)
最近何か似たものを見たなと思ったら『波よ聞いてくれ』だった
https://gnosia.info/@ncrt035/104115997494967790