23:58:07
さらに10年代に入ると、陽気なハーレムものとハードなドラマ路線へと二極化していったように思う。
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とりわけ後者は、魔法少女ものの再興とともに、00年代的な隠微なメランコリーを飛び越えて、剥き出しの悲惨や崩壊のカタルシスが前景化されることが増えた。私個人は、そういったどぎついアプローチにはついていけなかったが、そのあたりをぎりぎり上品に回収した成功作として、ノスタルジックな架空歴史ものの装いを施した『終末のイゼッタ』(2016)は好きだった。
 ハーレムものは、いわゆる「ソシャゲー」の普及とともに、「単一主人公と大量のヒロイン」という構図が強力に浸透していった……という感じなのかな。よく分からない。例えばアニメ版『IS(インフィニット・ストラトス)』が2011年だったくらいの時代感覚で、10年代を通じてその種のハーレム状況はありふれたものになっていた。

23:46:22 23:48:56
00年代は、アニメやゲームでも、悲劇のカタルシスをしっかり味わわせるものが多かったように思う。
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90年代末の雰囲気を引きずっているようにも見えるが、90年代はオカルト的なおどろおどろしさに彩られていたのに対して、00年代はもっとドライで内省的なメランコリーが基調になっていた。SF精神の流入というもあったかもしれない。90年代末の『serial experiments lain』などと比べて、00年代の『まほろまてぃっく』や『イリヤの空、UFOの夏』は、ずいぶん趣が異なる。
 00年代の美少女ゲーム分野がメランコリーの情緒を好んで取り上げていたというのも、現在の美少女ゲームシーンから見れば信じられないかもしれない。人死にの悲劇だけでなく、苦い解決(ビターエンド)などもわりとあった。00年代後半になると、ゆずソフトやWhirlpoolの台頭とともに、そうしたしめやかな薄暗さはきれいに切り捨てられていったが。

23:36:41
『シムーン』の話(つづき)。
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しかし後半も、「恩恵と恐怖を与えてきました」とか、敵国の巫女と言語が通じないと思っていたら通じたという瞬間からの大転換とか、台本進行にものすごい切れ味の演出が時折現れて、たいへんな見応えがある(※視覚演出は、ちょっと息切れしてくるけど)。
 音楽(BGM)もたいへん巧緻な楽曲揃いで、とりわけ遺跡(17話)のくだりは神秘的-超自然的な衝撃のシーンが、劇的なシンフォニックサウンドで盛り立てられる。劇伴の音楽的抑揚が、コンテ上の視覚的抑揚と巧みに歩調を合わせているのも良い。

21:33:11
『シムーン』は、前半のしっとりした雰囲気の方が好きかな。
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派手でドラマティックな社会的事件が起きるでもなく、10話くらいまでずっと、チーム再編が迷走する中での彼女等の内面のデリカシーを掴まえようと、そっと触れていく感じの距離感。もどかしくもゆっくり進行していくところは、現代アニメとしてはものすごく稀少なもので、そして重みのある視聴体験になる。なかでも主役格の一人ネヴィリルは、2話以降、一度も飛行機に乗らずに延々悩み続けているくらいだし。
 中盤以降になると、周囲の政治状況の変動がチームの任務にもストレートに反映されるようになって、それはそれでついていきやすいと思うけど……。

21:02:04
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ひとつ前の眼鏡はZeissだったな……。落ち着きのある(チタン)ブラウンのフレームで、気に入って長期間使っていたのだけど、減量したら顔の輪郭に合わなくなって、新しいフレームに乗り換えた。

19:26:28
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この夏は映画をたくさん消化したいと思っていたけど、結局果たせなかった。
ディスクをいろいろ買い込んであるので、なんとか時間を取ってじっくり見ていきたい。

19:12:08
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さしあたり、この後期もなんとか上手くやっていけそう。
時間の余裕がちょっと増えそうなので、自分の人生を豊かにするような活動をしたい。

19:10:07
アニメ化のタイミングについて。
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出版社サイドは、漫画版(の掲載誌)に客を引き込みたいが故に、現在連載中の作品をアニメ化させたがるのだろうけど、それに拘泥する必要はあんまり無いよね。そういうのに馴らされてメディアミックス展開が自明視されがちな現状は、商業主義に取り込まれるようで、私はあんまり好きではない。
 特に視聴者サイドとしては、面白い作品(映像化する意義のある作品)であることが重要なのであって、昔の漫画や小説がアニメ化されるのでも構わない筈だ。むしろ、きちんと完結した作品をしっかりと計画的に映像化してくれる方が、私としては嬉しい。そうでなくとも、アニメ版が1クールの切れ目で中途半端に終わってしまうことは多いし。
 アニメ制作会社としても、知名度の高い古典名作を引っ張ってくるのは、なんらおかしなことではなく、十分に有望な手段だと思う。現在では大量の原作が供給されているので、いきおい最近の作品ばかりをメディアミックス的にアニメ制作しているけれど、それ以外の選択肢も柔軟に広がってほしい。
 (※懐古的なタイトルやリメイクばかりになるのも困るけど、それはまた別の話。)

14:14:28 14:22:37
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忌憚なく言えば、現状のスマホのありよう(形状やUI)には、そろそろ飽きている。しかしこれ以上シンプルにはなりようが無いし、ここから複雑化することも無さそうなので、もはやこれが個人向け携帯情報端末の進化の終着駅なのだろうか?

14:10:59
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実のところ、スマホの次の(より良い)モバイル形状のパラダイムが、早く現れてくれたらと思っている。スマホは操作性に難があるし、片手で持つには重たいし……。
 物理インターフェイスがあった折り畳み携帯も懐かしいけど、しかしそういう路線に戻ることは無さそうだ。どうなっていくんだろう。「街中で誰もがモバイルに向かって話しかけている、音声インターフェイス主導の世界」みたいな未来は、あんまり見たい風景ではないし。

14:05:14 14:06:11
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「昔は機種変更にワクワクしたけど最近は億劫」というのは、多くの人が感じるんじゃないかなあ。
 スマホ以前は「まっすぐな携帯『電話』」→「ネット対応の折り畳みフィーチャーフォン」→「シンプルな外見と多機能なスマホや大判パッド」と、外見も機能性もそれぞれ劇的に変化して新鮮味があった。
 その一方でスマホ以降は、見た目の変化は乏しく、それでいてアプリ移行や各種アカウント設定などの煩雑な要素が激増しているので、気が進まなくなるというのも分かる。
 ユーザーの精神的要素(若さ)とかではなく、機材それ自体に起因するものではないかなあ。

12:12:45
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自治体機関との間のメールでは、いまだにPPAPを求められたり、あるいはPPAPでファイルを送ってこられたりすることが……。(※それに従わなくてもちゃんと受け取ってはもらえるし、そもそも2020年に取りやめの告知が出ていた筈なのだが)

09:34:21
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今回のver.4.2で発生しやすいのが、「TL上の画像を拡大表示しようとクリックしたら、画像じゃなくてリンクサムネイルで、見るつもりの無かった別ページが開かれてしまう」というもの。いや、私が不注意なだけなんだけど、識別のためにもURLサムネ画像はもっと小さくしてほしかったなあ……。ひとによっては、「大きめの画像の方が良い、これで良いんだ」と考えられるかもしれないけど。

09:06:33
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この他にも、「画像の左右に余白を入れて画像を正方形に近づければ、縦長サムネイルは回避できる」という案が出ていたが、これも
・画像そのものに手を入れることになるし(※画質低下や、画像の真正性の問題が生じうる)、
・表示環境(とりわけver.4.2よりも古いサーバー)によっては見苦しくなるし、
・今後のさらなる仕様改定によって無意味(逆効果)になる可能性があるので、
けっして推奨できるものではないだろう。

09:02:49
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画像投稿の実験により、現時点で確認されたこと:
・縦長の画像は、閲覧注意を入れても、サムネイルのサイズはそのまま(縦長のまま)。
・画像を2枚投稿すれば、サムネイルの縦幅が一定サイズまで切り詰められる(3~4枚でもおそらく同様の筈)。

縦長画像を投稿してもTLを圧迫しないためには、画像2枚で投稿するのが良い。同じ画像を2枚でもよいし、ただの無地画像でもよい。
 しかしこれは単なる弥縫的バッドノウハウであって、本来はmstdnの仕様そのものが改良されることを望む(要望する)のが筋だろう。また、少なくとも私にとっては大した負担ではないので、面白い画像を掲載したい方はサイズを気にせずアップロードなさるのが良いと思う。