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 30頁、カントの自分で考えなあかんよって話から、子どもはそうはいかんよねと。じゃあ大人はやっぱり自分の頭で考えなあかんのかていうと、そうでない考え方もできるよねと、行きつ戻りつ。ちゃんと確認もせんと人のことを信じるのは軽信(gullibility)とのそしりを免れませぬぞっというのが、31-32頁。

 証言を信じるための条件について、26頁で紹介された一致条件とは別にふたつの条件がエリザベス・フリッカーを手がかりに紹介され、ひとつは誠実性条件、いまひとつは能力条件。

山田圭一『フェイクニュースを哲学する――何を信じるべきか』岩波新書、2024年 amzn.to/4bpvlWn

08:47:29
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 36-40頁、ネット空間の人格の同一性について。そもそも人格の同一性とはってところから、デレク・パーフィットの「心理的連結性」が紹介され、ジョン・ロックについても触れられる。ネットではそうした意味で連続性を担保することが難しいよねと。

 この直前、34-35頁でモニタリングの話が出ていたのだけど、それもネット空間では難しい。そこで動機を考えましょうというのが40頁からの話。

 動機については、政治的な動機、経済的な動機、面白がらせたいという動機について説明される。

 ちなみに、モニタリングについてはあえて取り上げなかったけど、リアル空間でもあてにならないからね。「挙動不審であやしいからこいつが犯人に違いない」とかいって罪のない人を捕まえてえん罪を生み出すのも、自信満々に話すほら吹きを信じてしまうのも、「ひとりぼっちでしたあ」とか言いながらお辞儀をする人を「こんなお辞儀がきれいな人が嘘をつくはずはない、悪いことをするはずはない」という信念を形成するのも、ぜんぶモニタリンングをふまえてのことだからね。

山田圭一『フェイクニュースを哲学する――何を信じるべきか』岩波新書、2024年

08:57:55
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 先の動機についての記述が40-43頁。44頁で「評価可能な能力条件」とは何かについて説明。その人の経歴とか所属はあてになるよねと。でも、ネットだとそんなのわからないし、本人がそう偽っているだけかもしれないし、本人の発言がもっともらしくても、誰かの言ったこと書いたことを転載しているだけかもしれないし、検証にも限界があるよねと。

 次のところは少し長くなるので、いったんここで区切る。

山田圭一『フェイクニュースを哲学する――何を信じるべきか』岩波新書、2024年 amzn.to/4bpvlWn

09:37:06
2025-03-02 21:27:56 kmiuraの投稿 kmiura@toot.blue
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12:57:36
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 今日は朝から神戸の病院で、いま診察が終わったところ。今日はお薬を受け取ってお会計が済むのは15時前になるかなあ。家に帰ったら夕方で1日がかり。

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ということで、IKEA神戸で昼飲み。

ミートボール、マッシュポテト、グリーンピース、いちごジャムがメインディッシュ、右手に赤ワインのハーフボトル、左手に空のグラス
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14:48:30
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 斎藤元彦氏、折田楓氏に対する本格的な捜査は、ふつうに考えたら百条委員会の報告書が公表されてからだろうし、もうちょっと言えば第三者委員会も立ち上がっているからその報告書が公表されてからよね。みんなじりじりしているだろうけど、現状の世の中の仕組みというのはそういうもの。いいか悪いかは別として。

 いきなりの斎藤氏の逮捕は難しかろうから、大きな流れがどうなるかの1つ目の分岐点は、折田氏の捜査がどこまで進んでいるかによるよね。すでに世間的にも明らかになっている程度のことであれば、書類送検からの起訴で、前にも書いたとおり最高裁まで引っ張られて知事の座に居座られるという可能性が高い。そのあいだの兵庫県政は文字どおり地獄だろう。

 まあ、百条委員会の調査結果が報告されれば、議会は普通に考えれば再度の不信任案を出さないというわけにはいかないだろうけど、問題は維新。まずは岸口実県議と増山誠県議の辞職勧告が先で、その先にどうなるかが大きな鍵を握ることになる。

15:21:52
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 直前の案内になって恐縮ですが、次回の古典ギリシア語読書会、プルタルコス『モラリア』の『食卓歓談集』は、本日、2025年3月3日(月)20時からZoomにて。範囲は613D、 "εκεῖναι μὲν γὰρ αὐτὸν" から。

 興味のある方はお気軽にご連絡ください。今は社会人3人で細々と亀の歩みでやっています。学生も社会人もどなたでも歓迎です。

 4月からはラテン語文法の勉強会も予定しています。テキストは泉井久之助『ラテン広文典』です。こちらも、興味のある方はお気軽にご連絡ください。

amzn.to/4htHqMh

21:09:55
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 次回の古典ギリシア語読書会、プルタルコス『モラリア』の『食卓歓談集』は、2025年3月10日(月)20時からZoomにて。範囲は613F、 "οὕτω δὴ καὶ φιλόσοφος ἀνὴρ" から。

 興味のある方はお気軽にご連絡ください。今は社会人3人で細々と亀の歩みでやっています。学生も社会人もどなたでも歓迎です。

 4月からはラテン語文法の勉強会も予定しています。テキストは泉井久之助『ラテン広文典』です。こちらも、興味のある方はお気軽にご連絡ください。

amzn.to/4htHqMh

22:44:34
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 地方では駅の無人化がかなり進んでいるけど、都市部でも駅員の数がかなり減ってきているのを肌身で感じるよね。

 JRも私鉄もそうだし、大阪メトロなんかもそう。いままで複数の改札口に駅員がいたものが、今では1つの改札口にしか駅員がいないとか、その1つですら普段はガラス扉とカーテンが閉められていて、呼び出さないと出てこない状態。トラブルで駅員を呼んでも「トラブルには慣れてます!焦りません、走りません!」ばりに、背筋を伸ばしてゆっくり歩いて現場に向かってくる駅員も見かけるよね。

 JR大阪駅でさえ御堂筋南口はシャッター下ろして無人だしね(何年か前までは改札機の向こう側にある御堂筋北口が閉じていたのだけど、いまはそっちが開いてて南口が閉まっている)。ほんま、終わってると思うわ。

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741(浮世を忍ぶ仮の名) (@741CE@mastodon.social)
23:36:31
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 昨年末に買って年明けに飲んだ「原田清流 Smooth & Light 純米吟醸」をみたまり酒店で先週金曜日に再度購入していま飲んでいる。

 おいしいのはおいしいのだけど、1回目に購入して飲んだときのような感動がない。たんに新鮮さがなくなっただけなのかなあとも思ったけど、今回撮影したラベルを1月に撮影したラベルと見比べてみたら、製造年月が違うのでやっぱり2024年4月製造のものが神ボトルだったのかな。まあ、今回買ったものもふつうにうまいけど。

amzn.to/3DfrkqG

2025年2月28日に買った原田清流 Smooth & Light 純米吟醸の裏ラベル。製造年月に2025年1月とある。
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2024年12月末に買った原田清流 Smooth & Light 純米吟醸の裏ラベル。製造年月に2024年4月とある。
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