11:43:30
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 たまたま下記の投稿を目にした直後にYouTubeでABC NewsのライブでADHDと睡眠時無呼吸症候群の5歳の子どもが高気圧酸素療法を受けているあいだに事故で亡くなったというニュースが流れてきた。ほんと数分の差だったと思う。事故の原因は爆死だけど、こういう民間療法は本当に罪深いと思う。

 日本語で検索するとASDに対する高気圧酸素療法の情報が出てくるけど、この民間療法の気圧の変動が飛行機のそれと同じなんだとか。ASD、ADHDいずれにせよ、こうした民間療法の効果は科学的に認められていないので、こういうものを信じたいとかこういうものにすがりたいという気持ちはわからないでもないけど、命に関わることなのでその重みをしっかりと考えたいところ。

 乳がんで亡くなられた小林麻央さんが科学的根拠のない民間療法である水素温熱免疫療法に手を出して後悔をブログに綴っていたのも記憶に新しいところ(2016年9月4日10時31分58秒付の記事参照)。

misskey.io/notes/a57tacsa8wyn0

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井上千二十四 (@inoue1024)
12:12:11
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 ちなみに、ニュースの記事と映像は下記で確認できる。

 ところで、この記事を見ていて思ったのだけど、日本のテレビや新聞ってほとんどの記事が冒頭の一部しか公開されていなくて、有料会員にならないと記事全文を読むことができないよね。それに対して欧米のメディアでは、こうして全文を読むことができその映像まで無料で公開されているものが少なくない。もちろん、民放や新聞社は営利企業だから映像や記事をすべて公開すべきだと言うつもりはないけど、扇動的な見出しや誤解を招きそうな見出しをつけておきながら、本文では核心的な部分を有料会員限定にして読者を惑わすようなものがなんとも多いなと。少なくともこのような慣例は害悪でしかないし、デマの扇動にすらなっていて、選挙にも当然影響しているよね。

RT: 3 charged with second-degree murder after 5-year-old killed in hyperbaric chamber explosion abcnews.go.com/US/hyperbaric-c

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3 charged with second-degree murder after 5-year-old killed in hyperbaric chamber explosion
12:29:23
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 牛肉・オレンジの自由化問題が思い起こされる。長年のあいだ減反を進めてきて、コメの不作もあり、廃業する農家も後を絶たない中で、日本の農業が持続不可能になるのも時間の問題やね。

RT: 「日本はコメに700%の関税」…米大統領報道官が批判、「相互関税」発動の可能性を示唆 : 読売新聞オンライン yomiuri.co.jp/economy/20250312

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「日本はコメに700%の関税」…米大統領報道官が批判、「相互関税」発動の可能性を示唆
17:13:10
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 えん罪が強く疑われていた乳腺外科医事件の東京高裁差し戻し審の判決で、本日無罪が言い渡された。

「鑑定経過を記録した資料には消しゴムで修正した部分が少なくとも9カ所あった」ことが分かった上で、それにもかかわらず東京高裁は「『(鑑定結果の)証明力を減少させることにはならない』と判断」して逆転有罪判決を下していたわけだから、もう日本の司法は救いようがない。

 悔やんでも悔やみきれないのは、この乳腺外科医のお子さんのこと。父親が有罪判決を受けてまもなく、12歳で自死されているのよね。

 警察や検察が平気で証拠を改ざんし、それを目の当たりにしながらも裁判所は警察や賢察の言いなりで罪のない無辜の人間に有罪判決を下して、その人の名誉も人格も家族も人生も、すべて奪い去る。家族の名誉や自尊心だけでなく命まで奪ってしまう。本当におぞましい。それだけの権力を有しているという自覚も矜持も責任感すらない。ただただおぞましい。

RT: 乳腺外科医に再び無罪判決 手術後のわいせつ 差し戻し審で東京高裁:朝日新聞 asahi.com/articles/AST3D0QSVT3

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乳腺外科医に再び無罪判決 手術後のわいせつ 差し戻し審で東京高裁:朝日新聞
17:15:17
2025-03-12 17:13:10 Seiichi MORIMOTOの投稿 mrmts@mstdn.mrmts.com
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 えん罪が強く疑われていた乳腺外科医事件の東京高裁差し戻し審の判決で、本日無罪が言い渡された。

「鑑定経過を記録した資料には消しゴムで修正した部分が少なくとも9カ所あった」ことが分かった上で、それにもかかわらず東京高裁は「『(鑑定結果の)証明力を減少させることにはならない』と判断」して逆転有罪判決を下していたわけだから、もう日本の司法は救いようがない。

 悔やんでも悔やみきれないのは、この乳腺外科医のお子さんのこと。父親が有罪判決を受けてまもなく、12歳で自死されているのよね。

 警察や検察が平気で証拠を改ざんし、それを目の当たりにしながらも裁判所は警察や賢察の言いなりで罪のない無辜の人間に有罪判決を下して、その人の名誉も人格も家族も人生も、すべて奪い去る。家族の名誉や自尊心だけでなく命まで奪ってしまう。本当におぞましい。それだけの権力を有しているという自覚も矜持も責任感すらない。ただただおぞましい。

RT: 乳腺外科医に再び無罪判決 手術後のわいせつ 差し戻し審で東京高裁:朝日新聞 asahi.com/articles/AST3D0QSVT3

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乳腺外科医に再び無罪判決 手術後のわいせつ 差し戻し審で東京高裁:朝日新聞
19:24:13
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 東京高裁の逆転有罪判決後に日本医療法人協会が出した声明を『フェイクニュースを哲学する』を経由して再度読み返すとたいへん興味深い。

 これは本当に裁判でよくあることなんだけど、その筋の複数の医師や専門家がその分野における常識であり確立された共通理解や認識について弁護側(ないしまれに検察側)証人として裁判で証言をし、検察側(ないしまれに弁護側)の証人としてまったく専門外の御用学者のごとき医師や専門家がこれを否定する証言をすると、裁判所・裁判官は検察側(ないしまれに弁護側)の証言を採用して有罪判決(や無罪判決)を下すのよね。

 〈ネットで真実〉に目覚めるレベルの裁判官が少なからずいて、本当に救いようがない。

乳腺外科医事件控訴審判決に対する日本医療法人協会の見解 一般社団法人 日本医療法人協会 会長 加納繁照 本年7月13日、東京高裁第10刑事部(朝山芳史裁判長,伊藤敏孝裁判官,髙森宣裕裁判官)は、いわゆる乳腺外科医事件控訴審判決において、東京地裁の無罪判決を破棄し、懲役2年の実刑を言い渡した。本判決は、術後「せん妄」を医学的診断に反して否定する極めて危険な判決であり、医療崩壊を招きかねない。当協会として、到底看過することはできず、この判決に強く抗議する。 (1)本判決は、看護師、同室患者等による患者の言動に関する証言を信用せず、一方的に被害者とされる女性の証言を過度に信用し、患者に「不安言動はみられた」等の記載があるにもかかわらず「せん妄」との記載がないなどと、診療録に記載のないものは全てなかったものとする独断的判決であり、不当と言わざるを得ない。 (2)また、本判決は、控訴審の最大の論点と考えられた「せん妄」について、3名の医学専門家の意見を無視し、学術的コンセンサスが得られたDSM5も無視し、自ら専門家ではないと表明した検察側証人の意見のみを採用するという、独断と偏見に満ちた判決と言わざるを得ず、裁判官の心証に依存する現行司法制度への不信を招かざるを得ない。「せん妄」に伴う「幻覚」も医療現場で知られており、全身麻酔回復期に発生し得る「せん妄」や「幻覚」を頭から否定する司法の下では、医療行為そのものがハイリスクとなり、医療崩壊を招きかねない。 (3)控訴審の論点が「せん妄」の有無とされていたにも係わらず、第一審で明確となった科捜研の杜撰な検査そのものを鵜呑みにし、何ら検証することもなく是認した本判決は、まさに「不意打ち」的な判決であり、我が国の裁判の信頼を損なうものと言うべきであろう。本判決は総じて、科学的にも医学的にも極めて問題を孕む判決であると言わざるを得ない。 術後「せん妄」と「幻覚」を否定する今回の判決がこのまま確定することは、我々医療界にとって大きな問題であり、我が国の医療の崩壊を招きかねない。我が国の医療を守るために、日本医療法人協会は、司法の良識ある判断を求めて、ここに当協会としての意見を表明する。
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 2020年7月22日に日本医師会と日本医学会が合同で開いた記者会見で述べられた乳腺外科医控訴審判決に対する見解については下記。動画も視聴することができる。

RT: 乳腺外科医控訴審判決に対する見解を示す med.or.jp/nichiionline/article

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乳腺外科医控訴審判決に対する見解を示す