最近はお酒を飲むと次の日の仕事がほとんどできなくなってしまった。適度にお酒を控えるからこうなるんだよな。毎日飲んでたらこんなことはなかったのに、お酒を控えるようになってからだよ、こんなこと。
これは半分本気で半分冗談だけど、冗談の半分というのは、ここで書いているのが典型的な推論の誤りを犯しているから。
「いつも森の動物たちが騒いだあとに雨が降る」という現象から「雨が降るのは森の動物たちが騒ぐせいだ」みたいな推論をするのがおかしいのと同じで、そもそもお酒を控えるようになったのは体調が良くなかったからかもしれないわけよね。だとすれば、お酒を控えるようになってからお酒を飲んだ翌日の調子が悪いというのは、もともとの体調のせいかもしれず、お酒を控えるようになったこととのあいだに因果関係は必ずしも見出せないわけよね。
じゃあ本気の半分は何かと言えば、じっさい飲み続けているとアルコールを分解する酵素も活性化する(という表現でいいのかどうかはわからないけど、それがよく働くようになる)みたいで、お酒を控えるとアルコールの分解がうまくできないみたいなんだよね。だから翌日つらいと。