"追悼碑の強制撤去は、県の行政権の濫用(らんよう)だと思います。裁判所の判断は、設置期間を更新しなかったのは違法ではない、ということ。碑をなくせとは言っていません。こういう場合、話し合って良い代替案を探ろうとするのが健全な発想でしょう。でも山本一太知事は、撤去ありきで突き進んだように見えます。 背景には、極端な主張をする保守系団体が、自治体や地方議会などに、しつように働きかけをしてきた現状があります。 「碑の前で行われた式典で、強制連行という発言があったのは政治的だ」と、県に苦情が寄せられたのは2012年。碑を管理する市民団体「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」は不適切だったと認め、その後、慎重に対応してきました。街宣などで騒ぎ、県民に不安を与えたのは苦情を寄せた側です" https://digital.asahi.com/articles/ASS3F538JS37UPQJ00V.html?ptoken=01HRZWYE589X0WTQ6VXH5X2EVH