兵庫県の問題。端的に言うとこういうことだよね。
(1)県の調査では客観性・公平性が担保できないので第三者委員会を立ち上げます。
(2)客観性・公平性を担保した第三者委員会によって県の対応が違法認定されました。
(3)第三者委員会の報告書を読んだけど、客観性・公平性を担保できない専門家の意見を(勝手に?)把握して検討し、県としては対応は適切だったと結論づけました。
極めて単純明快。何も難しいことはない。つまり、斎藤元彦氏が定例記者会見で繰り返す主張には、客観性も公平性もなければ、第三者委員会による違法性の認定を受け入れない根拠が決定的に欠如しているということ。
このことを具体的に示して「あなたの主張には根拠がありませんよ」って指摘しないと。それでもし「さまざまな専門家の意見が」と繰り返すようなら「その『さまざまな専門家』については公表もできなければ本当に存在するかどうかも本当に意見を聞いたのかどうかすら言えないのでしょう?そういうのを『根拠がない』って言うんですよ」とつっこんで、県民や視聴者、読者にわかるようにする。それがジャーナリストの役割じゃないか。