昨日の投稿に関連して、ひとつ書いておきたいことがある。
現に虐待を受けているか過去に虐待を受けていた人が、現に虐待しているか虐待をするような人に自ら近寄って依存してしまう問題、あるいは自らが虐待をする当事者になってしまう問題、これらの問題そのものが虐待であり、また過去に受けた虐待の継続なわけよね。
はたから見れば不合理で愚かな行為をしているように見えるし、実際にそうなのだけど、この依存性の問題(共依存とも言われる)については、個人の努力や意欲でどうにかなる問題ではないので、支援をする人はそのことを理解した上で、専門的な知識と経験に基づいて、被支援者を決して突き放すことなく、被支援者に寄り添って根気強く支援を続けていくということが何よりも大事なことなわけで、「本人の努力が足りない」とか「最後は自分で何とかしないと」とか「まったく反省していない」などと中途半端に関わって途中で突き放すのは最悪の一手。
頂き女子りりちゃんこと渡邊真衣受刑者に関連する合同会社いぬわん解散の弁護士を含む支援者の発表内容や伊藤詩織さんの元弁護士らの言動にもやもやすることのひとつ。