1997年に「ホームページ」を作った。その時にデジカメを衝動買いしたのだけれど、もう、笑っちゃうのはその解像度の恐るべき低さですわ。640 x 480 (pixel) だよ。それでも、当時の私は、ホームページには、320 x 240 に縮小したものを掲載したものだ。回線速度が今と比べて激遅だったから、馬鹿でかい画像を掲載すると、ページ・ロードが完了する前にユーザーが痺れを切らして離れていくのは目に見えていた。
いや、そんな昔話はどうでも良いんだけれど、知らず知らずのうちに、撮影した写真データに対する自分の態度が変化したんだよね。大切に保管しておかなきゃ、という気持ちが薄れていった。時間と共に遠ざかっていく記憶の一部というか。
歳を取ったせいかも知れなくて、こんなもの大切にしまっておいても、どうせ私が死んだら誰も観ないだろうし、自分でも観る時間はそうそう取れないよな、と思うと、整理して保管するのが面倒臭くなる。
All those moments will be lost in time, like tears in rain.
ということで良いんじゃないかと言う気がしている。