12:46:14 @ncrt035@gnosia.info
2018-10-05 12:29:30 ライクロフト@末代の投稿 ryecroft21@mstdn.maud.io
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良記事。

エンジニアのための、いますぐ使える文章校正テクニック ics.media/entry/19096

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エンジニアのための、いますぐ使える文章校正テクニック
20:26:26 @ncrt035@gnosia.info
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「国立大学に長くいた身としてはよくわかる」というツイートの意味は「私は長く国立大学に勤めました」なんだよな

20:34:21 @ncrt035@gnosia.info
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おもしろそう.しかし眼が曇っているのでこの書影が流れてきたとき一瞬「おっ技術書典で出る同人誌かな」とか思ってしまった.|ドラゴンクエストXを支える技術 ── 大規模オンラインRPGの舞台裏
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20:42:14 @ncrt035@gnosia.info
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割と真面目な話,『ザ・秘境生活』見てると,英語のwoodにせよフランス語のboisにせよヨーロッパの言語がしばしば「森」と「木材」に同じ語を用いているのも頷ける感じがある.色々な用途の道具が森から採取されている.

20:57:08 @ncrt035@gnosia.info
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この「森=木材」のことはアドルノ,ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』の中でも話題に上っていた.面白いことにドイツ語は「森Wald」と「材木Holz」に別の語彙を持っている.
「……言葉も彼ら(=肉体を機械的に捉える人々)に歩調を合わせる.彼らにかかると散策は運動に料理はカロリーに変えられてしまう.生き生きした樹木(Wald)が,英語やフランス語の日常語で「材木」(Holz)と呼ばれるのと似たようなものだ……」(『啓蒙の弁証法』徳永訳 p.374)

20:59:12 @ncrt035@gnosia.info
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ちなみにここでの「散策」はSpaziergangで,徳永先生の訳註では「ドイツ人が大切にする散策,逍遥遊(Spaziergang)とは,たんなる腹ごなしの運動でも,街をブラつく(Stadtbummeln)ことでもなく,森林の小道を歩いて心の平穏を取り戻すという精神的意味を持っている」とあった.

21:05:32 @ncrt035@gnosia.info
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考えてみるとギリシア語のὕληからして《森》の意味でありまた《材木》の意味でもあって,そこから哲学的な用法になってくると「形相εἶδος」に対する「質料ὕλη」という意味にもなってくる.

21:12:18 @ncrt035@gnosia.info
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ラテン語のsilvaもa mass of material (OLD s.v. 5a)の意味を持ちうる.なお,折々に書いた詩をまとめたものにタイトルとして付けられるsilvaeという複数形もこの系列の意味に属する (OLD s.v. 5b).

21:24:23 @ncrt035@gnosia.info
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だからダンテ『神曲』地獄篇冒頭

nel mezzo del cammin di nostra vita
mi ritrovai per una selva oscura
我らの生の道半ば,
気付けば私は暗い森の中にいた

の「暗い森selva oscura」も,文字通りの意味の情景として,神の光が失われた世俗的世界の寓意であると同時に,アリストテレース哲学の「第一質料πρώτη ὕλη」という哲学的な意味――つまり『神曲』全体がこの質料的世界から神を見ることへと向かう流れを持つ――も持っていると考えられる(このあたりInglese版の註釈に詳しい).

21:37:41 @ncrt035@gnosia.info
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イーシドールス『語源』13巻にある記述.

Hanc ὑλην Latini materiam appellaverunt, ideo quia omne informe, unde aliquid faciendum est, semper materia nuncupatur. Proinde et eam poetae silvam nominaverunt, nec incongrue, quia materiae silvarum sunt.
この「質料ὕλη」を,ラテン語を話す人々は「素材materia」と呼んだが,それはそこから何かが作り出されるべき未だ形のないものは全て常に「素材materia」と呼ばれるからである.そこから詩人たちはそれを実に相応しくも「森silva」と名づけた.「素材materiae」は「森silvae」に属するものだからである.(Isid. Etym. 13.3.1)

22:03:03 @ncrt035@gnosia.info
2018-10-05 21:14:37 すがおの投稿 sugao@muknown.jp
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このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。

23:14:54 @ncrt035@gnosia.info
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未公刊の資料を特権的に使ってるケースというのでふと思い出したが,1990年のOCT版ソポクレース(Lloyd-Jones, Wilson校訂)にはvan Paassenによるソポクレースへの推定修正収集を利用できた旨書いてあった(Preface, p. xv).もうすぐ30年前になろうとするくらいだから流石に何らかの形で出版にたどり着いてるのではと思って調べるとどうも7巻本になるうちの第1巻が2002年にHakkert社から出ているらしい.
Paassen, L. van,(2002) A Repertory of Conjectures on Sophocles, 7 volumes, vol.1.

tte.nl/lukas/hakkert/book.php?

23:26:33 @ncrt035@gnosia.info
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というかそのついでに発覚したこととして同じシリーズでアイスキュロスの新しいrepertoryも出てるらしくて「マジかよ……」ってなってる.そんなものの存在今初めて知ったぞ.

Citti, V.(2007), A new Repertory of Conjectures on Aeschylus.
Taufer, M.(2012), A New Repertory of Conjectures on Aeschylus Fascicle VII The Conjectures on the Prometheus Vinctus.
Cittiの方は何故かin preparationになっている.
tte.nl/lukas/hakkert/book.php?
tte.nl/lukas/hakkert/book.php?

23:32:07 @ncrt035@gnosia.info
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調べたら書評も出ていたのでまぁ知っているべきでしたよねという感じ.
doi.org/10.1017/S0009840X14002

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M. Taufer A New Repertory of Conjectures on Aeschylus, Fascicle VII: The Conjectures on the Prometheus Vinctus . (Lexis Research Tools 2.) Pp. 73. Amsterdam: Adolf M. Hakkert, 2012. Paper, €20. ISBN: 978-90-256-1277-1. | The Classical Review | Cambridge Core
23:41:40 @ncrt035@gnosia.info
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ラフ

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