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機内で「Renfield」と「Missing」見た。どちらも90分くらいでバシッとまとまった良映画だった。
「Renfield」はめちゃポジティブなメッセージを持っていてニコラス・ホルトはキュートだしニコラス・ケイジのドラキュラ伯爵はポップだしご機嫌な映画なのだが、バイオレンス表現18禁でびっくりしちゃった。人体破壊系。ポップなグロ。人体を破壊しなければ全年齢で公開できただろうにどうしてもやりたかったんか。

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結局TGM劇中のハングマンは、ルースターに「すごいって思われたい」のであって仲良くしたいとか愛されたいわけですらないのかもしれん。とにかくすごいやつって思われたい。いい友達だけど腕は別に…と思われるくらいなら大嫌いだけどあいつはすごいって思われたい。ルースターからの尊敬のまなざし欲しすぎハングマン。

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今回はねこ氏の大好きなおやつ(ちゅーる)をシッターさんが来た時にお皿に出してもらうようにしてねこ氏とシッターさんの関係進展を図ったが、一週間あってもねこ氏はやはり一度も出てこなかったそう。まあ私も最初はほぼ24時間一緒にいて姿をちらっと見るようになるのに一ヶ月かかったから…

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しかし昨夜私が帰宅した時はベッドの上にごろりん寝そべったままだったんだけど、これがシッターさんだと視界に入ること自体がない(逃げる後ろ姿も見ない)らしいので、足音とか鍵の開け方でもうバレてるんですよね視界外から。察知レンジが広すぎる。

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ハングマンのブリーフィングのアレ、マーヴェリックとルースターの個人的因縁を任務に持ち込むのが気に入らんかった説はアイスマンみたいなキャラならわかるんだけどハングマンは冒頭から特に理由もなく仲間を煽り倒すという私情100%の所業を繰り返しているのであいつもギルティです。あいつ以上に俺(がトップに立ちたいしルースターを振り向かせたい)事情を任務に持ち込んでるやつおらん。

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ハングマンの魅力ってまさにそこというか優等生じゃないとこじゃないですか。任務のことを考えると言うならたぶん本来ルースターのほうがそうで、無茶しないとか仲間思いとかは本来は任務遂行にも最善のはずなんですよTGMはマーヴェリックのせいでなんか逆に見えるけど。ハングマンは冒頭自分でハッキリ言ってるように任務がどうとかよりもこの俺がリーダーかどうかのほうが気になる。俺(とその俺をルースターがすごいと思うか)しか気になってない。バカの考え方です(直球)。

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TGMの歪みってほぼぜんぶマーヴェリックという本来ははぐれ者=一般的なルールやモラルからは外れているがヒーロー的な活躍をする人が劇中で権力を持ちすぎた(若手にとっては教官だし軍内でも庇護がありなによりほぼ全員マーヴェリックをすぐ好きになる)ことによるもので、そのあおりをもろに食らっているのがルースターという理解なので、私はよく「TGMは地軸が歪んでる」とか言っています。

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(まあでもそれは近年のトム映画全般的に言えることだと私は思っていて、私はトム映画好きだけどもはや劇中でトムに対抗し得る権力を持てる存在がいなく、それをカバーするために"強いヒロイン"とかトム一流の振り回され感とかをいくら導入しても彼が作品内で唯一絶対の権力であることは物語ににじみ出るし、それによって物語の奥行きもかなり制限されてると思っています。)

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ふと我に返って考えると「深いこと考えずに無茶したほうがヨシ!」が劇中最高の哲学であるミリタリー映画is何?????

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ネトフリに12日間だけ復帰した! ハートストッパーのS2見よっと。

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これ日本でもそうなのかわからないのですが、ネトフリに広告つきプラン(最安値)で加入する→即座にスタンダードプランに変更すると、すでに払った広告つきプランの値段の分だけ日割りでスタンダードプランになります。カナダでは広告つきプランが6ドルでスタンダードが16ドルなので12日間くらい。広告無しで見たい作品だけ見てすぐ抜けるパターン。

ハートストッパーS2
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チャーリーとニックがラブいのはたいへん喜ばしいのだが演者も若いしファンダム加熱しやすい業界なのもあって、キスとかmake outのシーンをそんなにたくさん入れんでもええんやでの気持ちが出てくるなど。いやまあそれは作品の問題というより我々視聴者の問題なんだけど。演者のみんな心身ともに健康にシリーズを走りきってくれよなの願い。

ハートストッパーS2
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というのもラブいシーンが劇中における二人の感情表現として位置づけられるうちはいいんだけど、そこに「視聴者が見たいから=ファンサービス」の要素がちょこっとでも入ってきた(もしくは意図はどうあれ入ってるように見えた)時点でそれはもう二十歳前後の演者にやってもらうことではないと思うので、その線引きはめちゃ微妙なんだけど慎重に引いてくれ〜という気持ち。こういうのはヘテロのラブシーンでも同様だけどゲイロマンスだとバックラッシュ含め演者への負担でかいからまじで頼むの気持ち。

そうはいってもハートストッパーS2
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Explicitな愛情表現を少なめにしたらしたで、オンスクリーンでゲイロマンスをやる勇気がないor自主規制的なものと捉えられる可能性もあるんでこのへんはほんとーーに微妙なんだけども。オンスクリーンでの表現はレプリゼンテーションであると同時に観客に消費され消耗するものでもあるから、そのバランスをとりつつ誰かの人生を豊かすることとそのために誰かの人生を破壊しないことを両立してほしいんだにゃー。

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私、コーヒーをカップ半分飲むと頭痛・手の震え・心臓のドキドキなどが起こりカフェイン過敏が疑われているが、どうもチョコレートも板1枚分くらいで軽く症状が出るっぽい。いや前から脈拍増加は感じてて、たくさん糖分をとったからだな!って思ってたんだけどそういえばたしかにチョコの時だけだわ…こわ…

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二次創作SSのお題(リクエスト)募集してます。ハンルスかキャプトニ。ここか個人サイトにある連絡先からどうぞ。*サイトはハンルスタグを遡るとあります

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お題募集、固定するには長すぎたため書き直し。

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プラハから帰ってきてから1日、起きてた時間のほうが少ないくらい寝た。たぶん15時間以上寝た。一週間毎日ほぼ3時間睡眠とかだったからなあ〜。

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機内で「Missing」見てて、これは主人公(高校生くらい)が小さい頃にお父さんと死別していて、今度は旅先のメキシコでお母さんが行方不明になってしまい、「たったひとりの家族を失えない!」とインターネットを駆使して必死に探す…という内容なんだけど、私はでもルースターは話の都合であっさりお母さんも失ってるけど…と悲しみを背負うなどしてた。

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キャロル死んでるの本当に「便宜」なんだよな。別にあそこ生きてる前提の台詞にしてもなんら問題なかったのに、説明台詞が短くて済むのと「あれは仕方なかったんだ」とマーヴェリックの罪を軽くするという物語機能のためだけにキャロルは死んでおり、メタ的にはちょっとした便宜なのに劇中のルースターにとっては深刻な不幸なのでかわいそう。

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マーヴェリックの成長というイベントのために父を失い、マーヴェリックの罪を軽くする機能のために母を失い、本人はマーヴェリックに苦悩と許しを与える役割のために物語上の損な役回りを全部やっているルースター、あまりにもかわいそう。

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キャロルの件でやばいのはあのたった一行の台詞から「ルースターは少なくとも17才以前に母を失っている」「後のことをマーヴェリックに頼んでいる=事故や急性の病ではなく死を覚悟するような時間がある長患い=ルースターは少なくとも10代の数年間病気の母を見て育っている」あたりが確定してしまうことで、そんな代償をルースターに背負わせてまでマーヴェリックのちょっとした便宜図る???ってなるところです。

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このへんのことって結局ルースターが感情を持ったキャラクターというより物語装置として想定されているからで、そりゃオーディエンスにとって気になるのはマーヴェリックであってポッと出(前作は幼児だったのでノーカン)のルースターじゃないからそうなるんだけど、それにしても限度があるというかフィクショナルキャラクターとしてこの世に生を受けたんだから楽しい思いとかもしてほしいと私は思って…それで…

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ルースターみたいな背負ってるものが多い人をハングマンみたいなクソ不親切野郎とペアリングするのはすごく不安…不安だけどハングマン(推し)がルースターしか興味ないみたいだし…まあ…その…なんとかなーれ!と最後はぶん投げて始まるハンルス。

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これ前もTwitterかなんかで書いたけどハートストッパー見てて思い出した。日本におけるロマンチックカップルの踏む段階って:
①告白(恋愛意図の表示)②デート③親密な愛情表現④生活基盤を共にする等
といった感じだけど、北米圏だと:
①デート②親密な愛情表現③告白(愛の宣言)④生活基盤を共にする等
なので告白のタイミングと意味が違うんだよなって。北米圏における愛の告白=I love youってすでにかなり親密な相手でないと成立しないというかコミットメントの宣言だから。

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北米圏の(少なくともフィクションにおける)ロマンチックカップル、デートやキスやセックスなどのいわゆる恋人ぽい段階まではわりとカジュアルにいけるのだが、友達や家族に紹介するか?ボーイフレンド・ガールフレンドと呼んでいいのか?愛してるっていつ言う?言ったら重くて逃げられるのでは?とかそのあとにコミットメントを試される関門がいくつも待ち構えており大変。

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という文化を踏まえたうえで、ハングマンはルースターとの一回目のデートでI love youって言った(異常な速さ)(異常なのでルースターもクソみたいな冗談だと思った)(本気)。

ハートストッパーS2の先生
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えっ先生コンビのシップとかもあるわけ??? 子どもたちはともかく大人組なら私もやぶさかではないですが…(急にやる気が出てきた)

ハートストッパーS2完走。アイザック。
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ああいうグループにいたら仮にアロマンティック・アセクシャルでなくても「ついてけねえな」って思うと思うよ。というくらい恋愛がめちゃくちゃ流行っている仲良しグループである。

まあそのあまりに全員が恋愛恋愛してることをツッコまれるの目に見えてるからアロマンティックへのメンションせざるを得ないだろうなとは思うんですけど、批判された時のためのアリバイづくりという意味以上のものは私は感じなかったかな。「そういう人もいますよ。いてもいいんです!」とかいうメンションをしとけばいいってもんではないので(もちろんしないよりはマシ)。

アロマンティックな人を窒息させるのは恋愛は素晴らしい、恋愛こそ語るに足る物語である、という社会的空気そのものだから、ハートストッパーという物語はそれを再生産してるに決まってるし、作中でちょこっとアリバイづくりにアロマンティックの啓蒙をしようとほとんど意味はないと思う(繰り返すけどしないよりはマシ)。問題はハートストッパーの存在ではなく、それ以外の物語の少なさだから。

そうはいってもハートストッパーS2(2回目)
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「ティーン向けの視聴率が高い作品であまりに全員が恋愛恋愛してるとそこをツッコまれるだろう、アロマンティック・アセクシャルのことも一応入れとかなければ」という空気が存在するだけでかなり一般認知が進んだとは言えると思う。それがほんとーに「一応」でしかなくても。そんなんおかまいなしだった時代が長いから。

「一応」でないちゃんとしたナラティブもあるといいけど、ハートストッパーには期待できないかなとは思う。いや本当にロマンティックなドラマだから。ひとつのドラマですべてをやる必要はないのでまあいいんだけど。

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猫と暮らして5年経つのに眠たい猫を見るとシャッターチャンスだ!と思ってしまう(1日のほとんどがシャッターチャンス)。

ベットの上に丸くなって寝ている猫です。目を閉じた顔がこちら側に見えています。
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二次創作! また書く! もらったお題+別の掌編のふたつ。今回こそ掌編らしく短くまとめてサイトにあげるぞ!

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しかし6月イベントのために書きためたけど作品として完成しなかった数万字のメモ、私のハングマン解釈が推移したためまじでほとんど使えなくなっており遺憾。細かい表現ならリサイクルできるかもだけど…。

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まあそういう下書きの犠牲の上に成果物はあるものだから仕方ないか。ここからは全部新しく!書く!

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ハートストッパーS2、クソいじめっ子ハリーがアイザックにカジュアルど正論パンチ(「君ってさー人のことからかって仲間内で笑い取って楽しいんだろうけど、それで言われた側がどう感じるか本当に考えてみたことある? 人間としての最低限の共感力くらいあるでしょ?」)くらってちょっと反省してたの印象的だったな。bullyというのはニヤニヤしてジョークだろ?何マジになってんの?で逃げているので、アイザックみたいなジョーク貫通ド正論マンが天敵。

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しかし正論(=君って嫌なやつだよね)を言われてシュン…となれるのもまだ子供だからで、ハングマンくらいの大人のクソになるとその程度の指摘ではシュン…としないと思いますね。ハングマンはそういうこと言われると、とりわけルースターに言われると目を輝かせます。すでに何周もしてしまっているクソなので…

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いやでもほんとにハートストッパーS2まで見て自分で二次創作したいかも!という片鱗を感じたのってハリー&アイザック(1場面5秒くらいしか絡んでない)かなあ。埋めるべき行間の存在を察知した。

Barbie思い出し感想
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「どう考えたらいいのかけっこう難しい」という初見時感想を残していたんだけど、そのこころはケン関係のことだった。というのも私は正直ちょっとケンに時間使いすぎだと思ったし、時間を使ったとてスッキリした回答があるわけでもないから、ケンに構うよりバービーのスクリーンタイムをもっと〜みたいな気持ちはあったかな。まあ差別は抑圧者側の問題というのはそうなんだけど。

Ken is me は現実世界における男性へのメッセージではあるかもだけど、男女逆転であるバービー世界のケンは現実世界における女性と同じ立ち位置だから、いくら自己啓発したところで社会的地位が変わらないかぎり解決はしないんですよね。かといって現実世界における男女差別が解決しないのにバービー世界だけあっさり解決するわけにはいかないので。結局バービー世界のケンはKen is meでは救われないし、そのへんモヤモヤしたままにならざるを得ないので、だったら別にそこまで時間を使わなくてもいいのに…ケンごときに…と思ったりしてました。

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ふつうbully(いじめる人)って「他人のことをからかって仲間内で笑いを取る」ものだけど、ハングマンがルースターやボブやフェニックスをからかってる時に笑ってるのあいつ本人だけなんですよね…仲間がいないのにお前…

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ハングマンの挙動(特に前半)はきわめて伝統的なbullyなんだけど、むしろそんなあからさまに感じ悪いやつ自体が少数派という物語内社会情勢の変化により、ハングマンもbullyというよりこいつ跳ねっ返りなのでは??空気がまったく読めてない人間のでは??というキャラ読み替えが可能になっているのでハングマンは社会の変化にめちゃくちゃ感謝してほしい。

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空気読めないというより「空気読まない」「えらい強心臓」って感じかな。特に北米だとナイスなパーソンであることが社会的にも大事なんだけど、そんななかクソ野郎をやるには相当の強心臓が必須。そういうクソデカ心臓なところをルースターもワンチャン一目置いてくれるかもしれないし。

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こないだYouTubeでTGMのクリップ動画など見てたらコメント欄でもハングマンわりと人気で、"brutally honest"だから好きっていう意見あったな。人の気持ちを考えずに言いたいことを言うやつ。まあでもこんな態度のやつ普通は軍法会議だよっていうコメントもあったけど。

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「フォローしてホームに流さない」という設定を試してみたいけどうまくいかない。
リストから追加または外すで「ホーム」の横にあるバツを入れても外しても、ホームにそのアカウントのポストが流れてしまうけど…。
特定のブラウザだと機能しないとかあるのかな?

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ハングマン、なんでルースターに対してあんなにも「第一印象から決めてました!」みたいな感じなんだろう…と思ってたけどもしかしたら人生全般そういう人なのかもしれない。はじめて戦闘機を見た瞬間に「おれはひこうしになる!(まだ幼児)」と思ったし、学生時代も新学期初日に見初めた相手を卒業まで追いかけ回したりしてそう。第一印象から決めがちな人生。

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だからルースターのことも実は飛行技術とか性格とかすらまだ知らない段階で、なんかものすごく些細なことで第一印象から決めてた可能性もある。笑顔が素敵だったとか、ちょっとからかったら「あ゛?」ってぶちギレられたのが良かったとかそのくらいの感じで。

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ネトフリで検索窓に"queer"と入れたら、他のクイア映画にまじってD&Dが出てきて「ゼンエド公式だったっけ……?」となった。

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D&Dはご機嫌な映画だけどそういえばexplicitなクイアぽさはあんまりなかったか。エドとホルガとキーラの関係は非典型的でchosen familyぽさもあるしジェンダーロールにあてまらないキャラは多いかもだけど。D&Dのゲームカルチャーではクイアなキャラをプレイすることが多いらしくてそのへんは原作文化再現になってないぞって指摘は出てたみたい。

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せっかくハングマンを好きになったのでハングマンにはちゃんとクソであってほしい。何を言ってるかわからないかもしれないがイヤな野郎であり他人の気持ち踏みにじり野郎であることがあいつに与えられしキャラクターアイデンティティなのでそれを活かしてあげたい。イヤなヤツの描写難しい、わかる、でもハングマンのためにがんばる。

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迫りくる推しいいやつにしたい欲求にあらがいひたすら推しのクソさ保全活動に励む、そういうファン感情もある。私は己に克つ。がんばるぞ!!!!

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私が好きなのは人の気持ちを思いやれなくて、いつも自分が正しいと思ってて、ニヤニヤして調子に乗ってて挫折なんかしたことないから自分ならこの世界を変えられると思ってて、でも目の前のたった一人の人生を変えられなくて理解できなくてあきらめられなくて追いかけている、そういうハングマンなんですよ(書いて)(はい)。

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推し、好き(確認)

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ハングマンの人生に対する全能感がルースターの人生に対する無効力感とぶつかる瞬間、化学反応が起き小宇宙(コスモ)が生まれ全私がスタンディングオベーションしている。

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「人生観の違い」ほど私の魂を熱くするものない…最終的には私はやはりロマンス見たいパーソンではなく人生観の違い見たすぎパーソン。ロマンスは往々にして人生観の違いを浮き彫りにするから好きだけど。

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(私はハングマンは有責性の存在という観点からいうと明らかに加害者のほうだと思うんで、ハングマンが被害者ムーブをすると「加害者なのに被害者のふりをする」というすごい”本物”のクソ野郎ムーブが発生してしまい、いや私はクソ野郎であってほしいとは思うけどそんな”本物”のevilであってほしいわけでは…というパラドックスある)(でも現実におけるクソってそういうことだよな…とも思う)

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クソ野郎とはなにかということをめっちゃ考えてる。彼に出会うまでこんなにもクソのこと考えたことなかった。

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いやほんとに「加害者なのに被害者のふりをする」というのはevilな行動であり思考回路なので、真の悪役の描写にめっちゃ使えるやつ。コミックのヒドラキャップとかもその傾向あったし。こないだ見た「Renfield」でもニコラス・ケイジのドラキュラが支配しているレンフィールドに対してめちゃめちゃ被害者ムーブをする(いかにお前が私に対してひどいかということを滔々と語る)。

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私はハングマンに嫌なヤツではあってほしいけど「悪」であってほしいわけじゃないんだよな…だってハングマンって悪ではないから。かといって善でもないけど。「欠陥が多い人間」くらいの感じでなんとかならんかと。

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「Renfield」の私が好きだったところは、ニコラス・ケイジ演じるドラキュラ伯爵をちゃんと悪として描いていて情状酌量の余地を与えないところかな。テーマが共依存(支配・被支配)関係なので、支配側と決別するのは必須だからだと思うけど。ニコラス・ケイジのドラキュラ伯爵なんて皆見たいわけだし、観客に人気ゆえに悪役なのに愛すべき感が出てしまう場合ってあるけど、最後までシンプルに悪でよかった。

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Good Omens S2のあれ、私はクリフハンガーとは思わないな。普通に物語としてちゃんと終幕してるから。ただやや悲劇的な結末というだけで。クリフハンガーと悲劇的な結末はぜんぜん違うものだと思うけども。

あの場合でいえばクリフハンガーって
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「クロウリーが告白してアジラフェルの返事を映さずに暗転した」とかだったらそれがクリフハンガーだと思うけど、告白してお互いの信条の違いにより破局したっていうのはただの破局エンドでは(と私は思うけどむしろ前者のほうがクリフハンガーって言われなかったんだろうなっていう気はする)。

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ネトフリでA24制作のドラマ「Beef」見てた。まともな仕事もなく八方塞がりのダニー(スティーブン・ユアン)と、裕福だが仕事と家庭からのストレスで爆発しそうなエイミー(アリ・ウォン)というまったくの他人同士が、道でクラクション鳴らしたの鳴らさないのみたいな些細なきっかけで空前の嫌がらせ合戦に突入するフラストレーション爆発系コメディ(?)。クソッタレな人生への行き場のない怒りをまったくの他人へぶつけまくる…というインターネットの我々にも覚えある構図。アジア系キャストメインの作品どんどんいいの出てきてるんだなあ。

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ネトフリ切れる前に「Nimona」見るか〜。

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オッペンハイマーはやっぱり長すぎるので配信までスルーかな。年に1, 2本くらい劇場公開されるイヌ映画の今年版「Strays」きてたけどイヌ喋るほうか〜。映画のゾンビに歩くほうと走るほうがいるように、映画のイヌには喋るほうと喋らないほうがおり私は喋らないほう派。

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映画のイヌ枠とサメ枠、劇場公開にかぎるとじつは年に0〜1本(すごい年で2本)という狭き門。テレビ映画とか配信オンリーとかならもっと出てると思うけど。ネコ枠はさらに希少。「Nine Lives (2016)」のあとになんかあったっけ?

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「Nine Lives (2016)」(邦題メン・イン・キャット)、批評がクソミソだったしケビン・スペイシーが出てる(ほぼ声のみ)のでもはや歴史の狭間に消えたも同然の映画だけど私は今でも好きだよ…ネコがラグドールでめちゃかわいくて、しかもほとんどの動作があからさまにCGなのであっそうだよね現実のネコはあんまりお仕事しなかったよね!ということがわかってとても良い。

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あっそうそう2016年は「Keanu」(日本劇場未公開、ソフトあり)もあったからネコ映画大豊作の年だった。監督作出す前のジョーダン・ピールも出てるしキアヌは子猫ちゃんだから本当にきゃわいいんだにゃー。奇跡の2016年以来ネコ映画なんもなくない?! 私が見逃してるだけかな。

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しかしついついせっかく映画館で見るなら評判がクソミソな映画を引き当てたくないと思ってレビューとか見てしまうけど、クソミソ映画って結局配信されても見ないから、劇場公開に何も知らずに引き当てるしか見る機会はないんだよなって。評判めちゃくちゃ低いけど私は好きっていうのあるからそういうのに出会えなくなってしまう。まあだいたいは評判めちゃくちゃ低いし私もとくにそこまで…というのだけど。

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あーネコ主人公じゃないけど「キャプテン・マーベル」と「バズ・ライトイヤー」はネコ映画か。はからずも両方スペースキャット。イヌが人類の友であるのに対して、ネコって地球外生命体であること多くない?(某キュウべえとかも)

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「ニモーナ」面白かった〜。SFかつ中世、いいとこどりみたいな世界観で便利〜と思ったけど、物語的にいってもテクノロジーだけが進化してマインドセットが閉じたまま旧態依然としている社会ということだよね。他にもいろんなポップカルチャーの影響ぽいのがうまく使われてて、そのへんもファンタジー世界と我々の現実社会とのリンクを表してるみたいでよかったです。

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「ニモーナ」それにしても主人公のバリスターが外見まで声優のリズ・アーメッドに似てて役としてはぴったりだったけど、ああいう場合って肖像権的なもの払うんだろうか?(どうでもいいことが気になる)(原作コミックのバリスターはそんなにリズ・アーメッドに似ていないみたいなので明らかに寄せた)

「ニモーナ」私が良いと思ったのは、
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結局千年前のヒーローであるグロレスが間違っていた、というとこで。ああいうのって、そもそもの始祖様の教えは正しかったのに継承される過程で歪んで伝わって…みたいなパターンあるじゃないですか。あれって宗教的(※神は正しいのに信徒が間違っている)だし、この世界自体…つまり違うものを恐れる我々のもっとも原始的な感覚や教え自体が間違っている…ということから目をそらしてしまうと思うんですよね。

「ニモーナ」においてグロレスが間違っていた、その間違いの上に一千年の誤った社会が築かれてしまった、というのはすごく大事な設定だと思いました。一千年間この社会が根本的に間違っていたなんて今さら認められない!なんていわないで、認めれば今からでも変えていけるから。

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それにしても最近bully役のことばっか考えてたから「ニモーナ」のトッド見てほらまたハングマンみたいなやつが物語装置としてがんばってるぜ…と思い感慨を深くした。最後にちょこっとだけいいやつ挽回してましたけど本来ちゃんとした脚本だったらあのくらいの挽回しか許されない位置だから…なんかめちゃくちゃいいとこ持っていった人いましたけど…

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しかしbully役ってヴィランと同じで、いてくれないと話が進まない大事な役なんですよね。ヴィランでもなく味方でもないこの微妙な立ち位置。物語におけるbully役の機能とその歴史的変遷についてだれか博論書いてないですか(ハングマンはおそらくそういう論文において特殊事例として言及される存在)。

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ネトフリでさらに「关于我和鬼变成家人的那件事(僕と幽霊が家族になった件)」見てました。マッチョでホモフォビックな刑事がひょんなことから交通事故で死んだゲイの青年と「冥婚」(死んだ人と結婚する供養)させられたら彼の幽霊が見えるようになり、事故の犯人を探したりなんだかんだバタバタする映画。

僕と幽霊が家族になった件
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ゲイのキャラクターやゲイカルチャーの描写はステレオタイプ的、ホモフォビックな主人公への制裁は甘い(ほぼない)、無駄にホモフォビックな台詞が頻出する、結局のところ家族っていいよねオチである、何よりいくらコメディにしたところでゲイの青年だけ死んでてストレートの人々がそれをイイ話にしてイイ感じになるだけだからね!!とかあらゆる面でいかにも保守的でメインストリームの観客に見せる用のクイア映画って感じではある(案の定台湾で大ヒットしたんだって)。

しかし主役2人の友情はかわいい。本当にそれだけ……メイン2人の関係性はなんかとてもいい感じに描けてる。萌えか萌えじゃないかでいったら萌え。現場からは以上です。

現場からは以上だといったけど、
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「萌えか萌えじゃないかでいったら萌え」だからという理由で摂取してきたものがこれまでどんだけあるのかって話なんですよ。

私はいつの時点かで、こういう保守的で閉塞感を与えるような世界観に「萌え」が差し込まれた時に自分はいちばん萌えるんじゃないかということに気づいて、それはなんかそういうふうに訓練されているんじゃないか……そういう保守的な世界観に対する反感の発露として男性同士の関係に「萌え」を読み込むのが癖になっている、そしてそれが訓練されすぎてそういう保守的で自分を傷つけるような世界観「でないと」萌えられないみたいなとこまで足を突っ込んではいないかと思ったりしたんですよ。

だからもうあえてこういう「萌え」を歓迎する必要はないんじゃないかと最近は思う。地獄に咲いた一輪の花みたいじゃないときめきも他にたくさんあるから。

そういうことを思い出したという意味でもたいへんクラシックな価値観の映画です。あ、でも同性婚合法化を機にこういうテーマの作品が作られてヒットしたという意義はあると思うよ(思い出したように)。

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言うて今ハマってるTGMもべつにプログレッシブな価値観の作品ではないんだけど…(全方位的に明らかなオフェンスを避けるというPR的慎重さがあるとは思う)

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TGMは「できるだけ多くの人に見せるためにできるだけノイズを排除した映画」だからあの世界に例えば明らかなミソジニーとか居場所ないんですけど、某ハングマンの人だけがあの世界で存在できる限界ギリギリのミソジニックなことを言っており放送コードに挑戦する人間か…?!と私が色めき立つ(鑑賞の思い出)。

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同様にTGMの世界にはたぶん明らかなホモフォビアも居場所がないはずなので、二次創作やっててもなるべくその要素を入れない(orものすごくマイルドにする)という感覚はある。某ハングマンの人とかリアリティレベルによっては絶対にホモフォビックなこと言うキャラだと思いますけどTGMの世界のコードでは言わない。

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(TGMに明示的にクイアなキャラが1人もいないということとフォビアに居場所がないだろうということは対立することではなく、両方意識的に排除されていると私は思っています。最大数の観客のために”ノイズ”が排除されているからで、その態度自体が問題あるといえばそう)

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(TGMの世界、ミソジニーもホモフォビアもないしもっといえば人殺しの葛藤とかもない。なんもない。「ニモーナ」みたいな映画がファンタジーの外観を持ちながら現実の価値観を反映しているなら、TGMは三次元ミリタリーのガワを持っているのに中身の何もかもがファンタジーだから…)

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新しいプラットフォーム(ピクリエ)でさっそくイベントあるんだ! 旧プラットフォームでは参加しない予定だったけど、様子見てみたいし参加してみようかな?

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しかし参加するにしてもなにも新規物がない可能性高い。掌編がんばってみるけどただ個人サイトの宣伝をするだけの人になりそう(でもなんかそういう気軽なイベント主旨だったような気が)。