「プロフィール転載画像アカウント」575だった
crinis, coma, capillusなどが短いスパンで繰り返されると訳語に苦労する.「髪」「髪の毛」「毛髪」「頭髪」あたりを不自然にならないよう遣り繰りしないとけない.
『イーリアス』には「頭髪長きアカイア人」(κάρη κομόωντες Ἀχαιοί)とか髪関係の表現が出てくるので,どのような豊かな日本語に訳されているかの参考に土井晩翠訳を検索したところ,新たに「鬢毛」「鬢髪」あたりも類義語として入手できた.
2枚目の画像の後ろの本棚に並んでいるのはMEGAだ
(インタビュー)再びマルクスに学ぶ 大阪市立大学准教授・斎藤幸平さん:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S14236788.html
「また、業務委託を受ける業者に対して「どのような学歴の人に作業をさせること」等は要求できないはず」
新井先生のツィートで興味深い例を採取できた.おそらく「どのような学歴の人に作業をさせるか」と「特定の学歴の人に作業をさせること」の二文がconflateした文章だ.
https://twitter.com/noricoco/status/1173537299612594177
「もしも何らかの事故や犯罪に巻き込まれている可能性はあり得ないという判断なのだろうか」
これも「もしも巻き込まれていたらどうするのか」と「巻き込まれている可能性はないという判断なのか」のconflationぽい.特に探さなくてもいろいろ採取できて面白い.
https://twitter.com/km_jetta/status/1189393417916170241
ただ,これらの文が,(1)整合的な文を一度書いてから部分的に修正した結果の文法的不整合なのか,(2)思考自体の「混成」の結果自然かつ素朴にこう表現されたのか,の判断が微妙.
「くだけた書き言葉」としてのネット上の文言なので,(1)の可能性が高いのだが,(2)であってくれた方が言語現象としては面白い.
ハッシュタグをつけて情報収集やメモに使おうとする試みのネックの一つは,収集を開始した段階ではそれが収集に値するものなのかどうかが分からない,という点がある 🤔
たぶん,「よし〇〇を集めよう」と思って収集が行われるというよりも,ある種の(ときに無意識的な)衝動に基づく収集行為の結果生まれたコレクションから,価値のある何かのまとまりが見えてくる,というのが実際なので,投稿にタグを後から追加・編集できる機能が欲しい.
https://gnosia.info/@ncrt035/103050050211189018
こういうの仕方ないので、とりあえずリンクだけ集めてハッシュタグ付きで投稿するなどがある
タグをつけるときの気持ち,おおざっぱに言って「後で使うかも」なんですが,後で本当に使うのかどうか事前にわかるほど人間は賢くないという問題(主語デカ発言
とりあえず後で使うとき「もっと別のことに使いたかった」と困らない程度に特殊な文字列にしておけば多少軽率にタグ用意してもいいのではみたいな気持ちありますね
整然とカテゴリ分けされたものよりも「とりあえず集められるものを集めた」みたいな雑然とした蒐集物が自分は割と好きなのですが,これはオタクであるからというバイアスを別にしても,21世紀の人間には程度の差こそあれ親和的なものの見方なのではという気がする.アリストテレース的なものよりプリーニウス的なものへ,という気持ち.
プリーニウス『博物誌』の再評価と総合的研究の機運がフーコーの「知の考古学」構想のような思想潮流とある程度連動していたんではという推測をもうちょっとちゃんと検証しようとか考えてたのにまったくやってないな……
https://gnosia.info/@ncrt035/101504070603686485
でも考えてみると「後で何が必要になるか」分かっているならそもそも収集の必要はないんだよな,要るのは選別なので.「何が必要になるかわからんから可能な限り全部集めて保存しておこう」となって収集行為に駆り立てられるわけだ.
【佐野SA再びスト突入か】新社長がちゃぶ台返しで総務部長に「自発的に辞めてくれ」3億円賠償も(2019年10月30日)|BIGLOBEニュース https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1030/bso_191030_6760559810.html
ずっと目を逸らし続けてきたものの遂にスペイン語の論文を読まなくてはいけなくなったので震えている(勉強しろ
そういえばギリシア語スペイン語辞典もたまに引きますね,εの途中あたりまでしか使えないが…(いつ完成するのだろうか)
Diccionario Griego-Español
http://dge.cchs.csic.es/xdge/
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化学小説『アニリン』を書いたシェンツィンガーは原子力をテーマにした本も書いてたよな,でもあの人はナチスに傾倒していてプロパガンダ小説も書いていたし,どのタイミングで書いたんだっけ,と思って調べたら『アトム』は1950年刊行だった.
「アニリン」で調べたらどういうわけか山形浩生の記事が出てきた.2015年というから割と最近なのでほぇーという感じ
シェンチンガー『アニリン』:有機化学がイノベーションとハイテクの最前線だった時代 - 山形浩生の「経済のトリセツ」 https://cruel.hatenablog.com/entry/20150601/1433131109
春や夏の古本まつりに比べて学術洋書とかは秋の方が出やすい印象.あと開催場所が寺なのもあるのか仏教書やサンスクリット関係の本も結構見かけて,たまに仙人みたいないでたちの人がいる.
京都はなぁ,仏教書とか古文書とかで掘り出し物はあるのかもしれないが,洋書はもう壊滅状態だからなぁ……
学生や研究者に金がなくて買えない,というのが仮にあるとしても,そもそも古本屋に出ないということは売る奴がいないということなので一体どうなってるんだという感じがある.