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「わかんねーなー」って色々調べたり考えたりしている箇所は問題に気づいているだけ実はまだよくて「簡単簡単〜♪」と流したところにでかい落とし穴があった場合,そもそも自分で気付けなかったりする.
テクストが毀れるときも必ず意味不明な本文が生まれるとは限らなくて,すこぶる自然な文章が実際には破損の結果物だったり.
ちゃんとエラー吐いてたらどっかおかしいのは誰にも明らかだが,「一見正常に動作しているようで実は…」の方が怖かったり.
少し以前に大学の資料の配架場所についての嘆きを見た記憶があるが,教員や特定研究室配架になっている場合,学外はもちろんとして同一学部内でも他の研究室では閲覧しに行けないし,ことによるとその研究室構成員でも利用にはばかりがあることも少なくない.「研究資料の軟禁」が進んでいる感じ.
これですね.「あちこちで大学図書館がだんだん機能しなくなってきているのではないか。開架されている本が減り、専門書は研究室に配架される傾向がある」https://twitter.com/itangiku/status/1070693419771555841
でそうすると特定の教職員や地位のある人間と懇ろになれるかという部分で深刻な格差が発生するほか,不公平で劣悪な環境での業務を強いられる中苦労して獲得した研究費で資料を購入するにあたりわざわざ開架所蔵にしようという所属機関へのロイヤリティが発生するのかという問題も出てくる.
読んだ | ASCII.jp:上坂すみれさん、プログラミングできる人はかっこいい
http://ascii.jp/elem/000/001/773/1773328/
今年の夏に出た木庭顕『誰のために法は生まれた』(朝日出版社,2018)は,ローマ法学者の著者が中高生相手に法やデモクラシーについて映画・劇の鑑賞を通して行った授業をまとめたものですが,その第3回(pp.135-206)がプラウトゥスの『カシーナ』と『ルデンス』を取り扱っていて,ローマ喜劇への案内というか取っ掛かりとしてとてもよいものなので興味のある人には強く薦めたい内容.
占有という原理を軸に,ローマにおける法の考え方をプラウトゥスがいかに作中にまとめているかが,劇の基になっているギリシアでの考え方との違いと共によく理解できるようになっている.
ここだけ引用しても,という感じではあるが……「特に『ルデンス』においては、占有原理の高度な発展形たる、自由のための取戻訴訟が登場する。誰でも、それは自由人だと言いたてて行けば、占有原理に基づいて正しいということが推定され、相手は絶望的になるから、どんどん奴隷が解放されてしまう。取引上の不正をするよからぬ商人は、取引対象を尊重する良好な関係を築けていない、これを打ち砕くのは占有原理である、その精神は自由、とりわけ人身のアプリオリな自由である、というのが、自由のための取戻訴訟を舞台の上に上げた『ルデンス』の作品意図である。実際、単なる手続きの記述と異なって、その精神が美しく造形されている」(pp.302-303)
正直言うと同じ著者の『ローマ法案内』は前チラッと読んでさっぱりわからんと思ってやめてしまったが今読むと違うかしらん
ローマ法関係のことを調べる必要ができた.この方面の概説書はミネルヴァ書房から翻訳が出ていたはず.読んだのがかなり前だけど読みやすくよい本だった記憶がある.
P.G.スタイン(屋敷二郎監訳)『ローマ法とヨーロッパ』2003.
U.マンテ(田中実・瀧澤栄治訳)『ローマ法の歴史』2008.
http://www.minervashobo.co.jp/book/b48403.html
http://www.minervashobo.co.jp/book/b49723.html
基本的な事項や時系列とかを学ぶのはこっちの本がわかりやすかった記憶(理解しているとは言っていない)
https://gnosia.info/@ncrt035/99705080134272147