05:34:45
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 ここからは、第2章「〈負い目〉という桎梏」(33-76頁)について。

「発災後はじめて行った第1回目の『てつがくカフェ 震災と文学~「死者にことばをあてがう」ということ』(2011年6月18日開催)では、〔中略〕参加者の多くから、思いのほか〈負い目〉や〈罪悪感〉に関する発言が相次いだ。震災を語ることそれ自体に〈負い目〉を感じてしまうという感覚は、もしかすると、今回の震災でじっさいにひどい被害に遭われた方々に比べて、被害の少なかった自分自身がそういった方々を差し置いて震災について云々することに対して抱く〈引け目〉の感情に由来するものなのかもしれない。あるいはそれは、被災地から遠く離れた地域に住む方々が、一方で、今回の震災で困難な生活を強いられている人たちがあるのを知りつつも、なにか直接的な支援ができずに(支援もせずに)、これまでどおりの普通の生活を享受し続けていることに対する〈後ろめたさ〉や〈罪悪感〉に因るものなのかもしれない」(33頁)

「かもしれない」もいいけれど、哲学カフェならば、なぜそれを参加者自身に尋ねて、参加者自身のことばで表現しないのだろう?

05:42:15
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 ともかく、震災について語ることに〈負い目〉や〈引け目〉を感じる人がいるということについては、個別性の問題としてはもちろんそのように感じておられる方々自身のことばで語ってもらうほかないだろうが、第1章で登場した「一般的な言葉遣い」というところでは、哲学よりも心理学の方が自らの領域として考察し蓄積してきたものが多くあるだろう。あくまでもこれは臨床哲学の観点から書かれた本なので、これはこれでいいと思うのだけど、でも直前で引用したことって第1章で批判されていた「一般的な言葉遣い」になっているんじゃないのかな。

06:03:35
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 心理学的な説明についてはいちおう言及があった。

「〈負い目〉の感覚を『サバイバーズ・ギルト』などといった専門用語に置き換えることで何かをわかったような気分になり、考えることそれ自体を止めてしまうような事態だけは絶対に避けなければならない」(34頁)

 個別性の問題はもちろんだいじなことだと思うし、第1章のことばで言うならば「個別の言葉」はだいじなことだと思うけど、一般化すること(一般的な言葉遣いをすること)を〔全〕否定したり拒絶したりするっていうのには違和感を覚えるし、私は受け入れられないんだよなあ。

 臨床哲学は従来の哲学とは違うのかもしれないけど、一般論として言うなれば(出た!一般的な言葉遣い!)哲学って具体と抽象、個別と普遍の行き来をするなかで考察するようなものだけど、普遍は拒絶しつつ、しかし具体だけかっていうとそうではなく、どこからどういうプロセスを経てそれが出てくるのかはまったくブラックボックスでわからないんだけど、抽象化されたものは出てくるのよね。たとえば、第1章での鷲田先生からの借用で「じぶんがじぶんに対してよそよそしいものへと転化」(14頁)みたいなものだとか。

06:25:05
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もともと昨年の12月31日でTwitterの投稿をやめたとき、たんなる告知とか宣伝のような一方的にTwitterを利用するような使い方は必要に応じてしてもいいかなと思っていたしそのようにMastodonでも書いてきたのだけど、けっきょく今年に入ってから12月25日の今日までTwitterには一切何も投稿しなかった。

 来年からは、たとえばMastodonに(Twitterでの私の善良なフォロワーたちを)誘導する目的で、たまにMastodonの投稿へのリンクを張るなどしてみてもいいかなと思ったりしているんだけど、まだ悩んでいるところ。

 ただ、Twitterの投稿にMastodonでリンクを張ることだけは、よほどのことでもない限りやりたくないし、できたらMastodonのタイムラインでそうしたものを目にすることもしたくないのよね。

06:52:38
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 週末に投開票が行なわれた武蔵野市長選について、自民党、公明党が推薦する曽祖父、祖父、叔父が地元地方議員経験者という61歳・男性の候補者が、立憲民主、共産、れいわ新選組、社民、武蔵野・生活者ネットワークが支持する37歳・女性の候補者を破って当選したんだな。

 これだけ裏金問題が取り沙汰され、地方選挙で現金を配っていたことも問題になり、そのことで現職の国会議員に事情聴取が行なわれたとの報道もあったばかりなのに、そんな状況のなかで自民党推薦の政治家親族に囲まれて育った候補者に投票する市民の方が落選した議員に投票した市民よりも多いんだな。まあ、5月に行なわれた市議選でも維新の候補者がトップ当選して次点で自民党の候補者が当選するような自治体だもんなあ。

 不正や犯罪を犯す政治家よりも前に、不正や犯罪をよしとするどうしようもない有権者が多くいるってことなんだよなあ。

08:43:34
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いろいろ切羽詰まりまくりまくりのマクリマクリスティ。

09:08:57
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 そういえば、町中華もいいけど、町焼肉(ということばがあるのかどうかもそう呼んでいる人がいるのかどうかも知らない)もいいなと思っていて、町焼肉めぐりをしたいなと。ひとりで町焼肉はしんどいので、町焼肉の会みみたいなの結成したい。

09:19:54
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 年内最後の大阪市区役所。これから年金事務所へ。

09:31:51
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 真後ろで事故。直接目撃したわけではないのだけど、コンビニに停車していた軽自動車のバンが、サイドブレーキを引いていなかったのか無人のまま淀川通の方へバックしていき、コンビニの駐車場へ進入しようとしてきた車に衝突したもよう。そのまま淀川通まで転がっていたらもっと大きな事故になっていた可能性があったかも。

09:36:41
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 さらにその先。おばさま方が何かの店舗前で6、7人並んでいるので病院か何かが開くのを待っているのかしらと思ったら、平日カット690円という理容室なのか美容室なのかはわからないけど、ともかく散髪屋ないしヘアサロンが開くのを待っているようだった。

 ほほえましいのか悲しいのか、理解や整理の難しい複雑な感情がわいた。

09:50:28
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 年金事務所、数ヶ月前にも来たのだけど、なんというか、要塞のようになっていて、たぶん国民と直接窓口でやりとりしなくていいようにほとんどの業務を業務委託した業者に外部化(アウトソーシング)していて、年金事務所の職員と国民が直接やりとりしなくてすむような、仮にそこまで国民がやって来ても極力内に籠るような状態になっている。安倍政権以前の自民党政権からずっとのことやけど、行政組織・国の機関が国民を敵とみなしてどんどん敵対化していっている感じよね。

 まっとうな政治、まっとうな行政サービスを取り戻さなあかんよね。

10:25:28
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 今年は本当に映画もドラマもアニメもほとんど観なかったし、漫画も小説もそれ以外の本もほとんど読まなかったなあ。過去10年間では一番ではないかな。もっと健康で文化的な生活を営みたい。

10:27:59
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 いったん家に帰る。

11:54:35
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 ほんのちょっとだけ印税が振り込まれていた。居酒屋で軽く飲み食いしたらなくなってしまうぐらい。この印税が振り込まれるのもあと1、2年ぐらいかしら。

17:45:25
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[TOEIC L&R TEST受験勉強記録]2023年12月25日(勉強日数13日、次の試験まで76日)金フレの990点レベル「頂点の100語」、901から1000までの単語を学習した。これで基本の1000語はひととおり学習したことになる。まだSupplement5「定型表現」が120個あるので、これは明日やる予定。

 15日で1周する計算だったけど、14日(2週間)で1周目が終わりそう。

21:51:49
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 今日は知り合いの歯医者さんが英会話の先生と忘年会をするというのに寄せてもらって、鶴橋でちりとり鍋をいただきながら英語をたくさん話せた。

 よく考えたら今日が仕事納めだった。まあ、厳密に言えば365日、休みも仕事納めも仕事始めもないのだけど。