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 せんだいメディアテークについて、第一の特徴は「市民が平等な資格で出会い、対話し、互いの考えを逞しくしていくための〈場〉としての「カフェ」の歴史的機能や文化(17世紀以降に誕生したロンドンのコーヒーハウスを起源とするカフェ文化)にいち早く着目し、それを積極的に市民活動の基礎に据え付けようとしてきたところにある」(5頁)との説明。

 「逞しくする」というのがよく出てくるのだけど、たとえば「考えを逞しくする」っていうのはどういう状態なんだろう。

 「具体的なカタチとして実行に移される」(5頁8行目)のカタチはなんでカタカナなんだろう。

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 2009年に著者が立ち上げたてつがくカフェ@せんだい(Café Philo de Sendai)も「せんだいメディアテーク内の仮設のカフェスペース」(5頁)であるgoban tube caféの公募に採用されて「さまざまなテーマを設定して「てつがくカフェ」を開催し、〈対話〉を通して他者の考えに耳を澄まし、またそれをもとに自分の考えを逞しくしていくことの難しさや楽しさを市民の方々と共有してきた」(6頁)とのこと。

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 「避難所での先の見えない生活、そして、放射能の脅威」(7頁)の「放射能」って表現は、著者がその意味を理解した上で意図的に選択したものだと思うけど、どういう意図をもってこの表現を選択しているのだろうか。

 放射性物質、放射線、あるいは放射能とそれぞれ指し示す対象は異なるけど、そもそも私たちは何を脅威として恐れているんだろうね。一般の市民と専門家とではまた違うのだろうか。

 ここで著者が「放射能」と書いているのは、市民がその表現を哲学カフェ(と哲学カフェ一般を指すときには私は哲学を漢字で書くけど、そこ)などで使っていたということなのだろうか。そして/あるいは、市民は実体のある放射性物質やそこから放出されている目に見えない放射線ではなく、その能力である放射能を恐れているということなのだろうか。あるいは著者自身がそうだということなのだろうか。

 このあたり、すごくもやるなあ。

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 「当時、芸術や文学、哲学や思想、さらには音楽活動をしている方々から、「自分たちのやっていること(芸術など)は被災者の方々には何の役にもたたないのではないか」などといった、自分自身の専門性に因る〈負い目〉や〈戸惑い〉の声を耳にする機会も多かった。そこには、被災地(者)に対して物資を送ったり瓦礫の撤去を行ったりするような「実効性や即効性があり、しかも結果の見えやすい支援」以外は〈支援〉とはみなされないかのような、凝り固まった〈支援〉観が間違いなく蔓延っており、被災地にいる者の多くを戸惑わせた」(7頁)

 この箇所について、私自身は異論はないのだけど、これを「凝り固まった〈支援〉観」と措定してしまった上で「震災からちょうど100日目にあたる6月18日に「せんだいメディアテーク」との共同運営のもと、震災を問い直す哲学カフェとして〔中略〕あの凝り固まった〈支援〉観についても、「〈支援〉とはなにか?」というテーマ設定のもとに」(8頁)哲学カフェをおこなったということに関しては、対話のテーマ設定としてどうなのかなと。

01:34:17
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 9頁15行目に「放射能汚染」という表現。

 9頁最終行の「思われる」から10頁2行目の「違いない」へ、そして10頁7行目「感じとっていたのではないか」へと展開していく思考の道筋に、ちょっとついていけない。

 10頁で鷲田さんの文章からの引用があり、その中に「語りのゼロ点」という表現あり。

 10頁の最終行から11頁1行目にかけて「自らの考えを逞しくしていく場」との表現。

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 ちょっとさかのぼるけど「あの凝り固まった〈支援〉観についても、「〈支援〉とはなにか?」というテーマ設定のもとに、2011年9月25日に開催した第3回「考えるテーブル てつがくカフェ」のなかで80名以上の参加者(被災者の方々も含む)とともにその問題性について語り合った」とあり、80名以上で「語り合う」とか「対話する」とかいうのは、どういう状態なんだろう。つまり、80名以上で対話するということはどのようにして可能になるのだろうか。

 確かに、私も数年間進行役を務めた京阪なにわ橋駅構内のアートエリアB1でおこなっていた中之島哲学カフェでも、多いときには50名以上の参加者があったけど、参加者全員が対話に参加しているということはなかったと思うし、私自身もすべての人が対話に参加することを求めていなかった。もちろんこれは対話とか参加の意味にもよるのだけど。

 この「考えるテーブル てつがくカフェ」もそういうものだったのだろうか。だとして、それでよかったのだろうか。

「…とともにその問題性について語り合った」って、もしかして進行役対参加者がってこと?日本語としてもそういう表現になっているけど。

08:52:22
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 KH Coderが有償になったのか。社会学者と共同研究していたときにちょっとだけ使っていたことがあったけど、これが無償で使えてたのはありがたかったよね。

KH Coder @khcoder フォローする 長期間にわたったBeta(公開テスト)を完了し、KHCoder 3は正式版となりました。 そして同時に、KH Coderは企業様の製品として販売していただくことになり、無償公開を終了しました。 製品ページ:screen.co.jp/as/solution/kh.... プレスリリース: screen.co.jp/as/solution/kh... 14:08 2023/12/20 場所:Earth 15万回表示 349件のリポスト 71件の引用 592件のいいね 112件のブックマーク KH Coder @khcoder 2日 いくつかの制限がありますが、無料で分析を始められるStarting Editionや、受講生の皆さまに無料でお使いいただける授業用ライセンスもご用意しています。 KH Coder @khcoder 2日 「中の人」は、今後は「オリジナル版開発者」として、企業様にご協力いただきつつ、引き続きKH Coderの開発に取り組みます。
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09:30:43
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 17、8年ぶりにひどい医者にあった。あまりのひどさに授業のネタを得たりというぐらい。もちろんそれを得ることが目的だったのではなく、不本意ながらの結果としてだけど。驚きすぎて興奮がおさまらない。

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[TOEIC L&R TEST受験勉強記録]2023年12月23日(勉強日数11日、次の試験まで78日)金フレの801から900までの単語を学習した。860点レベル「飛躍の200語」はここまで。