11頁から「震災はわたしたちを試す?」という節。その冒頭は次のとおり。
「震災はわたしたちを試している。わたしたちは被災地である仙台で、「てつがくカフェ」という〈対話の場〉をとおしていま目の前で起きている震災という〈出来事〉に向き合っていかなければならない。それらの試練と格闘した痕跡のなかにしか復興への道筋は見出せないとすら感じている。試されているのだから、応えないわけにはいかない」(11頁)
だいぶポエムだなあ。同じ研究室出身の中では私がもっともこの系統からは遠い存在で、むしろこの系統に属するか、そうでなくてもこれと親和性の高い人はたくさんいるんだけどなあ。私はこの本を正当に評することができるのだろうか。