林房雄ってけっこうまじめにプロレタリア文学運動やってたんだな...
都市部は違いそうな気がするけど、わたしの祖父母くらいの世代だと本家だの分家だの「家」概念がかなり意味をもっていて、士族や商家や豪農だったらわかるけど明治期に小作農から名字を得た家でも「家」が重視されている。明治という近代国家としては封建主義的な家の観念より、教育の徹底や都市部への労働力の集約(資本の発達)などが重視されていたはずで、封建的な「家」観念を維持するメリットもないようにおもうのだけど、戸籍制度はたしかにこういう疑似封建制(というか家父長制)を後押しする形の制度であるようにおもわれ、それがなぜなのかよくわからない。
これって明治以降に近代的な倫理学みたいなもの(カント以降の倫理学みたいなイメージ)がぜんぜん発達せず、天皇+儒教みたいな倫理を作りだしたからそれで封建制の家観念も引きついでいる、みたいなことなんですかね。
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