よし寝るか〜て思ったタイミングで嫌な予感がしてパソコン付け直して確認したらやはりえらいミスが見つかって冷や汗かきながらエディターに追記メールを送ったが,ことなきを得られたのか分からん…
よし寝るか〜て思ったタイミングで嫌な予感がしてパソコン付け直して確認したらやはりえらいミスが見つかって冷や汗かきながらエディターに追記メールを送ったが,ことなきを得られたのか分からん…
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ところで例の†記号(ダガー,短剣符)はイタリア語でobeloとかobeliscoと言って,ギリシア語のὀβελός(原意は《串》で,特に文献学・本文批判において《疑句標》の意味)に由来する.
この記号を人物名に添えてその人が故人であることを表す用法はおそらく†が十字架に見えることに由来するのだろうけども,そういえばこの記号をcroce《十字架》と呼んでいる人もいた.
Treccaniの辞典でcroceを引いてみると3cのところにこう書いてある.
「中世において,誤った学説や様々な理由から議論があるないし削除すべき箇所を示すために写本の欄外に書き込まれた記号.人文主義時代および以後の本文批判においては,写本の校合によって訂正できず推測による修正も不可能であると判断された箇所を画定する記号(このため文献学者たちによって,この記号によって区切られた箇所が《絶望箇所》と呼ばれるのと同様に,この記号は《絶望の十字架》と呼ばれる)」
† ← こいつが短剣なのか十字架なのかについて歴史的事実とその解釈を整理すると割と面白そうと思いつつ調べていないし難儀で手に余る作業…
「これは引用ですよ」という neutral な意味での引用を表す括弧と,「これはひとまとまりの概念です」を示す括弧と,「この用法には疑問が持たれるが」という留保を表す括弧と,「一般的な意味とは違うニュアンスを込めている」ことを示す括弧とでそれぞれ別々のものがほしい.
ギリシア人,句読点にはこだわった学者がいるが,parenthesis についてはどういう言説があったのかあんまり思い浮かばない(というか括弧も区切りの一種だからそこに含まれるとも考えられるか…)
作文はうまくいったときは答え見たり母語話者に訊く前にうまくいった感があるし,うまくいった感があっても普通に間違ってることもよくある