「オランダの法学者グロティウス(1583-1645)の『海洋自由論』と、イギリスの歴史家セルデン(1584-1654)の『海洋閉鎖論』第一部を収める。自然法思想から、人間は本来私有物をもたず、海は万人の共有物だと主張する前者に対して、イギリスの権益を守るべく国の所有権を唱えたのが後者である。「公海」か「領海」かをめぐる大論争を記した古典的文献をラテン語原文から翻訳。」
京都大学学術出版会:海洋自由論/海洋閉鎖論 1 https://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=5172