icon

今日のNHKラジオ講座『まいにち中国語』を流し聞きしていて衝撃だったのは、「朝三暮四」の意味が、日本と中国で異なるというお話です。

えー、ほんとだ(辞書で確認)。いまのいままで気付いてなかった。何年やっても永遠のぬるい初学者なので、こういうこともある。

中国語における朝三暮四は、「移り気」「方針がくるくる変わって当てにならない」みたいな意味だって。浮気者を責めたりするのにも使える言葉っぽい。

でも中国語におけるこの解釈は生きた言葉として年月とともに変遷した結果であって、日本語のほうが、中国の故事から派生したもとの意味を現在に至るまで温存しているそうです。

私ら日本語話者は、お猿さんたちが合計1日7個もらう木の実を、朝に3つ夕方4つだと怒るくせに朝に4つ夕方3つなら喜んだ、といういにしえのエピソードと一緒に、目先の利益に気をとられてうんぬん……と、お猿側が愚かである前提で習いましたよね。

あと、うまいこと言いくるめる、みたいな感じで、お猿の飼い主のずる賢さに着目する文脈もあったり。

現代中国語解釈だと、飼い主のほうを頼りにできない駄目なやつとみなすんだな。

icon

それにしても暑い。夏だね。関東に夏が来た。4月だけど。

icon

読み中の本に「サウザンアイランドドレッシング」の話題が出ていて、そういえばちびっこだった頃、亡母が thousand islands dressing というのは、ドレッシングに混ぜ込まれたみじん切りのピクルスやタマネギなどを、海に浮かぶ千の島々に見立ててつけられた名前なのだ、と教えてくれたのを思い出し、ふと、あれは本当に? と検索してみた。

 
サウザンドアイランドドレッシング
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B
 

ぜんぜん違うし! そもそも Thousand Islands とは地名、固有名詞ですし! 誰かほかのひとに張り切って教えたりしてなくてよかった!

亡母との思い出には、ときどきこういうのがある(裏庭のライラックを指して「これはラベンダー」と自信満々で教えてくれたり……ラしか合ってねえ! でも小学校高学年まで信じてた!)。

まあ、いまのいままで、自分で調べてみようと思わなかった私も私だが。

Web site image
%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0