①読んだ時期: 1990年頃に読んだ一冊一話の絵本を探している。タイトルや著者は不明。日本の作品か外国の作品かもわからない。小学校に上がる前に自分でコミュニティーセンターの図書室に行き、表紙が見える形で並べられていたものを手に取って読んだ。初めて読んだのがもう少しあとの1991年~1993年頃であった可能性については完全には否定できない。表紙が見える形になっていたのは最初に手に取ったときだけではなかったと思う。何回も読んだが、借りて帰ったことがあったかは覚えていない。その後、小学校に上がった際に、同じ本が学校の図書室でも表紙が見える形で置いてあったことを覚えている。
②表紙: 緑色の表紙だったと思う。ムーミンのような形の顔をした、柔らかそうな緑色の体毛を生やした生き物が一体か二体描かれていた。顔は肌色で、丸よりは少しとがり気味だったかもしれない。緑色の体毛の生き物が描かれていたことで緑色の本という印象が残った可能性はあるので、表紙全体が緑色というわけではないかもしれない。
③登場人物: 表紙で描かれていた生き物が多数出てくる。生き物の名前は出て来なかったと思う。体毛が緑色ではない個体が登場することはなく、各個体には識別できるような違いはなかったと思う。しゃべる場面はなかった。
④お話の舞台やあらすじ: 人類が滅んだ世界で、緑色の景色・風景が舞台。他には遠くに四角い建物が見える水辺の風景が描かれていたのを覚えている。生き物が、植物で覆われた自動車の近くやコンクリートの街の中にいる場面があった。お話の筋や文章は覚えていない。モノローグのような文章だったかもしれない。これで1日が終わりというようなお話の締め方だった気がするので、日常のある日の生き物の振る舞いが描かれていたのかもしれない。
⑤判型や状態: 判型はA4サイズくらいで、それよりも正方形に近い横長。厚い本ではないが小型ではなかった。『ねずみくんのチョッキ』が近くに並んでいてサイズも近かった気がする。おそらくハードカバー。全体にフィルムがかけられており、ガチガチになっていた。背の角が真っすぐではなく丸くなっていたので、新品ではなかったと思うが、ページの破れや目立つ汚れまではなかったと思う。
⑥文字や絵: 文字は横書き。絵は水彩のホワッとした絵柄でカラー。文字だけのページはなく、絵の中に文字があったと思う。印刷の感じも『ねずみくんのチョッキ』に近かったかもしれない。(国立国会図書館(National Diet Library))
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000325176