ラテン語で訳に困ることの多いdigno (dignor) + inf.に関して,先日イタリア語のdegnare (degnarsi)の話をしていた際に,この否定形を《~するを潔しとしない》とする絶妙な訳に接したのでシェアしていきたい.
言葉の本来から考えて《~することに価値を見出す,~するに相応しいと思う》ということだからなるほどという感じ.
ラテン語で訳に困ることの多いdigno (dignor) + inf.に関して,先日イタリア語のdegnare (degnarsi)の話をしていた際に,この否定形を《~するを潔しとしない》とする絶妙な訳に接したのでシェアしていきたい.
言葉の本来から考えて《~することに価値を見出す,~するに相応しいと思う》ということだからなるほどという感じ.
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おもしろそう「印刷技術が未発達で出版業が存在しない中世社会において、人は書物をどのように入手していたのか……威信財としての書物の機能に言及し、古典的書物を持つことの意味に迫る」
書物と権力 - 株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
http://www.yoshikawa-k.co.jp/smp/book/b372538.html
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「大学1・2年生のためのドイツ語」の「・」がかすれていて「大学12年生のためのドイツ語」とかなり上級向けになっていた
この本が面白そうなんで買おうと思ってるけど,忘れないようにしないと.
<ごみ収集という仕事――清掃車に乗って考えた地方自治>
http://www.commonsonline.co.jp/books/books2018/201806gomi.html
平文元年、いつまでも HTTPS 普及率が低く暗号化 zip と平文パスワードを別メールで送る文化も根強く残っている日本にぴったりじゃん
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来年がウェルギリウス没後2000年であるかのような話が流れてきたが,ウェルギリウスが世を去ったのは紀元「前」19年なので,没後2000年は1981年なのだ,このうっかりさんめ~
高い本の話:そういえばフォルチェッリーニのラテン語辞典(Lexicon totius Latinitatis)のリプリント版がArnaldo Forni社から出てて,昔見つけたものの手が届かねーってなったのを思い出したので調べたらどうももう新本は見あたらないっぽい.Libreria Universitariaに残っていた商品情報だと1470ユーロなので20万弱くらいか…
https://www.libreriauniversitaria.it/lexicon-totius-latinitatis-rist-anast/libro/9788827100530
Arnaldo Forniのページを久しぶりに見ようとしたら403になっている(えぇ…
http://www.fornieditore.com/
ラテン語の大辞典はThesaurus linguae Latinaeがあるものの,これは今なお刊行途中のものなので,これが出揃っていないアルファベットの後ろの方については未だにフォルチェッリーニの辞典が現役という状態.
ルネサンス期のギリシア語学習・受容の実態に関する論集.
Ciccolella, F., Silvano, L.(edd.)(2017), Teachers, Students, and Schools of Greek in the Renaissance, Brill.
https://brill.com/view/title/34285
Denis J.-J. Robichaudによるマルシリオ・フィチーノの論文(Working with Plotinus: A Study of Marsilio Ficino’s Textual and Divinatory Philology)が気になる,この前フィチーノ,タッソ,プロティノスあたりの話を聞いたところなので.
編者の一人の名前は聞き覚えがあるなぁとお持ったら,以前にάδιάβατοςの文法的意味(《自動詞の》)の出典を探していたときに参照したDonati Graeciの研究書を書いた人だった.
Ciccolella, F. (2008), Donati Graeci: Learning Greek in the Renaissance, Brill.
「専門知識を持っていない中途半端に偉い人が自分に口出しできる部分に口出しをすることで仕事をした気になって本来するべき意思決定をどこまでも先送りする。部下はそれに振り回され、そういう状態に対抗する手段が存在しない」
退職しました - meg_nakagamiの日記 https://meg-nakagami.hatenadiary.org/entry/2019/10/31/202455
漢文不要論どう? 58年で古典120巻を完結させた明治書院の思いに迫る | 和樂web 日本文化の入り口マガジン https://intojapanwaraku.com/culture/45278/
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ンーというかMastodonを認知してる技術者ほどMastodonに移住してて外で発信しないってやつな気もする
H. Diels, Doxographi Graeci
https://archive.org/details/doxographigraec00dielgoog/page/n6
最近Internet Archiveがやけに重いのでsourceがGoogle booksだったらそっちに飛んで読んでいる
”ちゃんと対象を観察して「描いた」人の漫画絵と、そうでない人の漫画絵では、同じ記号的な線でも印象が異なりますね。それは、その線が対象をどう要約したものであるかをよく知っているからです。そうでない人は記号の組み合わせで「書いて」しまいます。まるで部首を組み合わせからなる漢字のように。”
https://twitter.com/toodooda/status/1190050629059657728
心当たりがありすぎる…。
「理解してから描く」のではなくて「描きながら理解する」のだよって書きかけてこれは語学と同じだね,となった.
学部生のときにドイツ語の先生をつかまえてあれこれ変な質問をしていたら,「君はドイツ語ができるようになってからドイツ語を読むのか,違うやろ,読んでいるうちにできるようになるんや」(大意)ということを言われたのを思い出した.
岐阜大学図書館、「学術アーカイブズ」のウェブサイトを開設 | カレントアウェアネス・ポータル https://current.ndl.go.jp/node/39413
岐阜女子大学にはデジタルアーカイブ研究所がある
『新版 デジタルアーキビスト入門 デジタルアーカイブの基礎』
http://www.jusonbo.co.jp/books/228_index_detail.php
2年前のこれ以来だから何かお絵描き系のに参加したい
ギンギツネ(Xmas ver.) | Νικήρατος https://www.pixiv.net/artworks/66304568
イギリスの「国民食」から読み解く、移民と階級社会 『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』|じんぶん堂 https://book.asahi.com/jinbun/article/13860614
この春に退院(※大学院から脱出)してから,すきまの時間にこれまで読む機会の比較的乏しかったジャンルを読んでいるが,今朝はプロペルティウスを読んで素直によいと思うなどしている.
「あるべき姿」のかなりの部分をハウスマン像が占めているので,研究対象について「よい」とかましてや「美しい」などと言うのは口が裂けても慎むべきであるという考えがあるが,それはそれとしておいて一読者として鑑賞することへの心理的な障壁が薄らいだ感じ.
38歳、手取り11万。完全に人生が詰んでいる - 幸せの非正規ブログ https://www.regularno.com/entry/20201031
寒冷紗って園芸でも使うんだねって思ったけど字面を見るにむしろそっちが主かしら.製本関係で本の背の補強に使うものとして最初に知ったからそのイメージが先行してしまうけど.
模索舎50周年か,いや行ったことはないが…
ミニコミの聖地「どんな出版物も販売」でトラブルも 新宿「模索舎」50年 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20201031/k00/00m/040/025000c
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『啓蒙の弁証法』の注の中で,ヴィラモヴィッツ゠メレンドルフが,ギリシア語のνοῦςを「鼻息を立てて嗅ぐこと」と関連付けるシュヴィーツァー(E. Schwyzer)の説を紹介していることに言及していたので,気になってBeekesの語源辞典を引いたけども載っているのは νεύω「うなづく」(*new-)とかそっち系で特に記されていないので今はもう言われていない説なのだろうか.
一応 Frisk の辞書の方には載ってて,ゴート語の snutrs などと関連付ける説を持ち出しなおした後でSchwyzer は更にそっちの方へもっていったとのことらしいが eine Hypothese, die weit über das Beweisbare hinausgeht とコメントされている.
https://lsj.gr/wiki/%CE%BD%CF%8C%CE%BF%CF%82
「誤解そのものよりも『誤解が生じるかもしれない』という惧れの方が大きく影響する」というのを何かしらで読んだが思い出せない
「かつて芸術家たちは,カントやヒュームのように,君主への書簡には,「陛下の従順な下僕として」と署名しはしたが,それでいて王冠や祭壇の基盤をひそかに揺がせたものだった.今日芸術家たちは,政府の高官をファースト・ネームで呼んだりしているが,それでいてどんな芸術活動においても,彼らの非文学的雇用主の判断に従っている.」
M. ホルクハイマー,T. W. アドルノ(徳永恂訳)『啓蒙の弁証法』p. 204
Ramírez de Verger 校訂のオウィディウス『恋の歌』をぼんやり読んでいたら詩になってない箇所があるのでギョッとして他と比べてみると行末の1単語が落ちていた(Am. 1.3.21で最後のIoが無い)らしく,Teubner 版でこんな誤植があるん…となり E.J. Kenney の書評を見ていたが他にもあるようだ('In the text the last word of the line has dropped out at Am. 1.3.21, AA 2.243, 381, 445, 3.239, 445, Rem. 359;').
https://bmcr.brynmawr.edu/2004/2004.01.13/
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ローマ法だと「胎児は,その利益が問題となるごとに,生まれたものと見なされる」だったなと思って柴田先生の本(『ローマ法の基礎知識』)を見返していて気付いたけど,「私権の享有は出生に始まる」が「民法1条の3」になっているけど「民法3条の1」の誤りだね(p. 131).
nasciturus pro iam nato habetur, quotiens de commodis eius agitur. ただこれは厳密に古代ローマ法上のものではないらしいが,同趣旨の内容は学説彙纂などに一応見えるとある.
カエサル暗殺を記念した希少金貨、3億6500万円で落札 記録更新
https://www.cnn.co.jp/style/luxury/35161772.html
人口の比較的少ない区はすでに開票が済んでいて,残っている中心部では出口調査を踏まえて反対確実を出しているとか?