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2017-07-28 20:32:22 Niceratus Kiotoensisの投稿 ncrt035@gnosia.info
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Sauvage A., 'Les insectes dans la poésie romaine', Latomus 29(1970): 269-296.
ラテン詩に現れる昆虫を取り扱った論文.I. Insectes divers, II. Les abeilles, III. La Cigale, IV. La fourmiの四部からなる.
要約を読むと,ラテン文学の中で昆虫に割り当てられる位置は非常に限定されていて,蜜蜂,蝉,蟻また蜘蛛を除くと,大体においてあまり重要でない,あるいは有害な存在と見なされているようである.
ギリシアの昆虫については,Davies, M., Kathirithamby, J., Greek Insects, Oxford UP 1986というのがある.

00:33:21 @ncrt035@gnosia.info
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あとギリシアの昆虫その他関係は

Ian C. Beavis, Insects and Other Invertebrates in Classical Antiquity, Liverpool University Press 1988

と,それからスペイン語の文献になるが,

Luis Gil Fernández, Nombres de insectos en griego antiguo, Madrid: Instituto «Antonio de Nabija» 1959

というものがあることがわかった.

12:52:33 @ncrt035@gnosia.info
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お仕事が発生してしまったな…

12:54:41 @ncrt035@gnosia.info
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連休入ったらピアノとゼル伝とプログラミング以外やりたくねーという気持ちだったのにままならぬものよ…

13:28:00 @ncrt035@gnosia.info
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墓場先生を月800円支援すると大量破壊兵器が開発されるようなので心が揺れる|pixiv.net/fanbox/creator/65951

13:32:14 @ncrt035@gnosia.info
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そろそろ昼ごはん食べに行こ

20:06:45 @ncrt035@gnosia.info
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数年前にロシアにおけるウェルギリウス受容みたいなタイトルの本を某書店のカタログで見て「ほーおもしろそー」と思ったままほったらかしてたのが今頃気になってきたので調べた.たしかこれ.
amazon.com/Vergil-Russia-Class

Vergil in Russia: National Identity and Classical Reception (Classical Presences): Torlone, Zara Martirosova: 9780199689484: Books: Amazon.com
21:05:37 @ncrt035@gnosia.info
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イタリアの小説家アレッサンドロ・マンゾーニ(1785-1873)の『婚約者』(I promessi sposi, 現行の邦題は『いいなづけ』)決定版には,『汚名柱の記』(Storia della colonna infame)という作品が付加されている.
これはペストの流行する1630年のミラノで,毒物を使って疫病を流行させた「ペスト塗り」の嫌疑をかけられ無実の人々が処刑された事件を,当時の裁判記録を駆使しながら描いた歴史作品.方言が交じった一筋縄でいかないイタリア語の会話文や引用される当時のラテン語資料などなかなかの難物なのだけれども,自白の強要と冤罪という(残念ながら)今なおアクチュアルな主題を扱っていておそらく多くの人の関心を集めうると思われるので翻訳が出てほしいところ(最近刊行された霜田洋祐『歴史小説のレトリック
マンゾーニの〈語り〉』(gnosia.info/@ncrt035/997994869 )に収められている記事と自分自身で読んだことのある範囲での感想に基づきます).

21:11:20 @ncrt035@gnosia.info
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この事件当時はまだ制度としての拷問が存在していて,作中には法学者たちの拷問に関する見解や後の啓蒙思想家ピエトロ・ヴェッリ(1728-1797)のこの事件に対する考え方の批判的検討などほとんど論文風の箇所もある.冤罪の原因を拷問に見出したヴェッリに対して,マンゾーニは,たとえ制度上の拷問が存在したとしても,供述の矛盾などから当時の判事たちには正しい判決を下すことができたはずなのに,彼らが責任を放棄して「ペスト塗り」というスケープゴートを求める風潮に呑まれてしまったことを明らかにしていく.

21:16:43 @ncrt035@gnosia.info
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ちなみにタイトルの「汚名柱」というのは,実際に「ペスト塗り」の嫌疑をかけられ処刑されたジャンジャコモ・モーラという人の家が取り壊された跡にその罪を記録するため建てられた柱で,それが後には逆に当時の判事たちの不名誉を伝える皮肉なものとなった.

23:22:20 @ncrt035@gnosia.info
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適当なことしてたらわからんくなってきた

Hinata Nekomiya
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