20:10:39 @ncrt035@gnosia.info
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Di Giovine, C., 'Note sulla tecnica imitativa di Manilio', Rivista di filologia e di istruzione classica 106 (1978): 398-406.
マーニーリウスとルクレーティウスの関係を取り扱った研究としてH. RöschのManilius und Lucrez (Kiel, 1911)があるが,Röschはこの二者に集中するあまり,むしろウェルギリウスやオウィディウスとの関連を考慮すべき箇所までルクレーティウスにひきつけてしまっている節がある.『アストロノミカ』におけるその他の詩人からの「混淆」(contaminazione)を,これまでの指摘を取りまとめつつ新たなポイントを付け加えながら探る論文.

20:32:22 @ncrt035@gnosia.info
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Sauvage A., 'Les insectes dans la poésie romaine', Latomus 29(1970): 269-296.
ラテン詩に現れる昆虫を取り扱った論文.I. Insectes divers, II. Les abeilles, III. La Cigale, IV. La fourmiの四部からなる.
要約を読むと,ラテン文学の中で昆虫に割り当てられる位置は非常に限定されていて,蜜蜂,蝉,蟻また蜘蛛を除くと,大体においてあまり重要でない,あるいは有害な存在と見なされているようである.
ギリシアの昆虫については,Davies, M., Kathirithamby, J., Greek Insects, Oxford UP 1986というのがある.