十五銀行の破綻、「1927年(昭和2年)、昭和金融恐慌の余波を受けて取り付け騒ぎが発生。同年4月21日から三週間の臨時休業を宣言。事実上倒産した。」とやたら簡潔な記述だけど、十五銀行の頭取松方巌は松方幸次郎の兄で、幸次郎は不況なのに積極経営してそこに融資しまくって、結果不良債権化というのが破綻の原因であるとおもうのだけど、そういうのあまり書かれていない。十五銀行の破綻はほぼ松方家の経営の失敗が原因で、取り付け騷ぎのほうが表面的な現象。金融恐慌を原因として破綻したのではなく、むしろその原因の一つだったとおもう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%BA%94%E9%8A%80%E8%A1%8C