田沼政権の金権政治で貧富の差が拡大、農村が荒廃している。 一方では都市部の金持ちの金余り状態をつくりだし、遊廓が派手になる時期でもある(蔦屋重三郎や歌麿、鳥文斎栄之などの登場)。当時の金持ちにお金を元手にして産業を生みだす…など期待できるはずもなく、遊興に使う以外になくて遊廓が発展してしまったんだろうな。それは他方で貧困化する農村から人買いが容易になるということもなんとなく推測できる。
田沼時代の運上金、冥加金の上納を引き換えとして特権を与えるなどといった商業資本重視の政策は下層への搾取を生み、富商・富農の誕生を促進させた。富を商品流通構造に係わる一部の生産者へと集中することによる貧富の差の拡大が進行し、小農の経営を破壊し、離村する農民の増加を促した。離村した貧農は都市へと流出し、農地は「手余り地」となって、耕作されずに放置され、農村の荒廃を生んだ。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E5%AE%9A%E4%BF%A1