接頭辞のre-の話.「Elle est retrouvée/quoi ?L'Eternité. reは「また」ではなく、探してたものが見つかった。だから金子光晴訳の「とうとう見つかったよ」や、「やっと見つかった」ではないか?」|https://twitter.com/TakaKunieda/status/1007244533191532544
接頭辞のre-の話.「Elle est retrouvée/quoi ?L'Eternité. reは「また」ではなく、探してたものが見つかった。だから金子光晴訳の「とうとう見つかったよ」や、「やっと見つかった」ではないか?」|https://twitter.com/TakaKunieda/status/1007244533191532544
上はフランス語の話だが,ラテン語のre-も根本的には「(後ろへ)戻って」という意味をなすものの複合語がなす意味の幅が広くてまとめづらい.いくつかのカテゴリに分けて検討した研究を昔読んだ記憶があるので覚えていたら後で探そう.
他でも話してたけども,今現在進行形でやっている仕事の話ってしづらいのがあって,別に守秘義務とかはないし,細かい段階に分けて自分の得た知見をまとめたいと思いつつも公開は躊躇われるみたいな感じになるんですよね…
今テレビでナスの炒め物やっててナスの皮剥いてるんだけど確かに駱駝の茄子の辛味炒めも皮が取ってあったなーと 中華ではそうなのか
出てきた出てきた.
Schrickx, J.(2015), `Reflexionen über lateinische re-Komposita', Glotta 91: 264-280.(https://www.jstor.org/stable/24368220 )
ラテン語のre-合成語に関して,その意味を(1)「(前へ進まず)後へkontradirektiv」(2)「復元・再現restitutiv」(3)「反復repetitiv」(4)「応答・補填reaktiv/kompensativ」(5)「倒逆(=もとの意味の反転)inversiv」に大別する試み.
無理やり和訳したがこれではやはり判りにくくて(1)には「削減・減衰」「外部へ」「退避」というカテゴリがあるほか,(2)にしても狭い意味で元に戻すというより「支払うredigo」のような「然るべきところへ落ち着ける」ニュアンスや「述べるrefero」のように「言葉の内で再現する」ものも含まれる.(5)は「閉めるclaudo」「開けるrecludo」のような例.
p.278に分類を図示したものがあるのでそれが全体を俯瞰しやすい.
#GramLat
最近VTuberの絵ばかり描いていたのでアイコンを変えられないままだったからちょっとギンギツネに戻してみた