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【慶応「OB集結…応援の圧に鳥肌」、明桜「アキタ“コマチ”=B’zの名曲採用」…大阪桐蔭も智弁和歌山もいない甲子園で“ひと味違った”応援まとめ】
number.bunshun.jp/articles/-/8


この記事3ページ目の吹奏楽部の写真で、フルートの子がヘッドスクリュー側の端から口をつける部分までしか外に出さず、あとは足部管まですっぽりタオルで覆った状態で演奏してるのが写ってて、「おお!」って感心した。

私は炎天下で演奏した経験はほぼないので。なるほどです。普段、こういうのの中継もあまり見ないため、このような対処法を初めて知った。

まあ、それでもこの暑さのなかでの演奏、絶対に楽器は痛むよね。覚悟の上なのだろうけど。

私はいまよりずっと真夏の気温もマシだったはずの前世紀の夏休み中に、締め切った部屋にフルートを放置したまま2週間くらい祖母んちに行ってて、帰ってきたら駄目駄目になっていたことがあるよ……(ただもともと、親がどうせ続かないだろうからこれにしなさいと格安で購入した中古の楽器だったのを、その時点ですでに数年使っていたので、それを機にまともな新品を買ってもらえたのでした)。

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慶応「OB集結…応援の圧に鳥肌」、明桜「アキタ“コマチ”=B’zの名曲採用」…大阪桐蔭も智弁和歌山もいない甲子園で“ひと味違った”応援まとめ(梅津有希子)
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千早茜『赤い月の香り』(集英社,2023年4月)

人並外れた嗅覚でありとあらゆることを見抜いてしまう調香師・小川朔をを中心としたシリーズ2作目。今回も、主人公が朔のサロンに助手として新たに採用されるところから物語が始まる。さまざまな事情を抱え自分だけのための香りを求める依頼人のエピソードを連ねながら、主人公自身を苛む過去にも切り込んでいくのは、前作と同じパターン。

ただ今作の主人公は、朔に勧誘されて助手として働きはじめた、「前科持ち」の青年。最初、朔には自分から積極的に他人にそういう働きかけをするイメージがあまりなかったので、そしてこの青年は朔が助手に求めそうなタイプとはちょっと違う気がしたので、意外に思いながら読み進めていたが、やがて朔のほうから声をかけた理由が分かると同時に、彼のバックグラウンドが前作よりもう少しだけ具体的に明かされる。

〔つづく〕

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〔つづき〕

前作『透明な夜の香り』で朔の助手だった、一香さんも登場。朔にとって彼女は、初めて「去る者追わず」で終われなかった大切な相手であり、それでもいまだに、すごくデリケートな、互いに踏み込まない距離を保つ相手でもある。

朔が背負う、特異な能力ゆえの孤独や、その在り方の独特さは、それ自体が魅力でもあるのだけれど、そこに惹きつけられる者は、片思いのようなスタンスに留め置かれるんだな。人としての「情」はたしかにあるのだけれど、常に冷徹で俯瞰的な観察眼とも両立しており、発現の仕方がアンバランスな感じになってしまう。

でもそこが、一香さんとの出会いがあってから徐々に変わりつつあって、彼なりに他人に以前よりも関心を持ち、向き合って理解を深めようとしているのかもしれないということなのかと。次作があるとしたら、またさらになんらかのゆるやかな変化が見られるのだろう。

〔了〕

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中国語圏のMastodonユーザーが、フォロワーたちのことを「象友」と呼んでいるのを見た。

なんか、よくない!?

象友!!!🐘