2017-07-02 10:49:19 @ncrt035@gnosia.info
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Sero te amavi, pulchritudo tam antiqua et tam nova, sero te amavi! Et ecce intus eras et ego foris et ibi te quaerebam et in ista formosa, quae fecisti, deformis irruebam. Mecum eras, et tecum non eram.
《貴方を愛することの何と遅かったことか,かくも古くまたかくも新しき美よ,貴方を愛することの何と遅かったことか.貴方は内に居られ私は外に居た.そして私は外に貴方を覓め,貴方の作られた形良きものの内に醜くも頽落していった.貴方は私と共に居たが私は貴方と共に居なかった.》

2017-07-02 11:05:03 @ncrt035@gnosia.info
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Ea me tenebant longe a te, quae si in te non essent, non essent. Vocasti et clamasti et rupisti surditatem meam, coruscasti, splenduisti et fugasti caecitatem meam; fragrasti, et duxi spiritum et anhelo tibi, gustavi, et esurio et sitio, tetigisti me, et exarsi in pacem tuam.
《貴方に依ってあるのでなくばあらぬはずのものどもが長く私を貴方から遠ざけていた.貴方は声をかけ叫びを上げ,私の耳の聞こえなさを突き破った.輝き照らして私の目の見えなさを追い払った.貴方が芳しき香りを放てば,私は息を吸い貴方を乞うて喘ぐ.貴方を味わえば,私は飢えと渇きを覚える.貴方が私に触れれば,貴方の平和を求めて我が身は燃え上がったのだ.》(Augustinus, Conf. X xxvii 38)

2017-07-02 21:11:33 @ncrt035@gnosia.info
2017-07-01 20:04:15 Niceratus Kiotoensisの投稿 ncrt035@gnosia.info
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サボっていたMastodonのアップデートを行ったのでver.1.4.6になった.
色々嵌った人のことが聞こえていたので若干不安があったものの特に問題なくいけたので安堵.

2017-07-02 21:13:02 @ncrt035@gnosia.info
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こんなこと言っておいて画像がアップできなくなってたことに気づいて慌てた.
とりあえずメディア関係のディレクトリのパーミッションをいじって対処したけど,アプデ前の設定がどうだったか覚えてないのでこれでいいのやら.

2017-07-02 21:20:16 @ncrt035@gnosia.info
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『縛られたプロメーテウス』712行(οἷς μὴ πελάζειν...)へのX写本(opac.bmlonline.it/Record.htm?r)の古註.十字状に書かれていて面白い. gnosia.info/media/ioJMYrGJ4sKS

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2017-07-03 20:59:31 @ncrt035@gnosia.info
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でstemma codicumを書く場合,色々可能性があるだろうけど多分forestパッケージを使うのが一番よさそう. gnosia.info/media/zr8QelD-WI0h

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2017-07-03 21:13:58 @ncrt035@gnosia.info
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II xv 23-28, 37-40の計10行はJachmannが疑念を持って削除したけれども,39-40行に関してはGünther, H.C., Quaestiones Propertianae (Leiden, 1997)でも問題視されているらしく,HeyworthのOxford Classical Texts版(2007)でも削除されていることが判明した.
'This is an interpolator's embellishment, designed to make this passage match xiv 10 ... Without 39-40, qualem uitam(41) picks up directly on uitae in 38' (Heyworth, Cynthia : A Companion to the Text of Propertius, Oxford, 2007: ad loc.)

2017-07-04 13:06:57 @ncrt035@gnosia.info
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ガレーノス『自著について』第1章(キューン版14頁)に,ガレーノスがエラシストラトスの著作への反論を述べた際,ある友人がそれを記録したいので「記号を用いて速記する訓練を受けた人」(土屋訳)を送る云々という箇所がある.
速記法やそれに携わる人への言及の一例.

2017-07-04 13:23:03 @ncrt035@gnosia.info
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ラテン語での速記法やそのための記号の発案はエンニウスに帰せられる.またキケローの解放奴隷Tullius Tiroもその種の記号を考え出した人とされる( Etym. I xxii).notae Tironianaeと呼ばれるもの.

2017-07-05 21:25:00 @ncrt035@gnosia.info
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teubnerパッケージの一部をコピペして流用している.versi環境のテスト. gnosia.info/media/GXO-7WY_pZPD

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2017-07-06 22:03:32 @ncrt035@gnosia.info
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が『カンツォニエーレ』40番のなかでソネットを宛てた相手に求めている写本(Par. lat. 5690).
gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1

2017-07-07 17:08:08 @ncrt035@gnosia.info
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クローチェが行なった批判の要点は,(1) の詩に対するJachmannの処置こそcritica esteticaであり,文献学(filologia)がもし細々した歴史的情報の収集にすぎないならJachmannの成した仕事はfilologicoなものとは呼べないとすること,(2)クローチェがそのcritica esteticaを説明するのに有名なベントリーのratio et res ipsaの句を(部分的に)持ち出していること,(3)歴史的現実と美的現実を等しいものとみなして,問題の詩行がどのように生成したかよりもそれがpoesiaに属さないということを大事に見ること,このあたりだろうか.