近所で鳴いているウグイス氏、だいぶリズム感おかしいのを最初のうちは「練習中なのかな、かわいいな」とほのぼのした気持ちで聞いていたが、日が経つにつれむしろどんどんインプロヴィゼーション全開! って感じにイレギュラーな刻みを入れつつワンフレーズがものすごく長尺になってきたので、もしかしたら新しいスタイルを作り上げようとしているウグイス界の前衛アーティストとかかもしれない。クラシックなホーホケキョはもう古い。
近所で鳴いているウグイス氏、だいぶリズム感おかしいのを最初のうちは「練習中なのかな、かわいいな」とほのぼのした気持ちで聞いていたが、日が経つにつれむしろどんどんインプロヴィゼーション全開! って感じにイレギュラーな刻みを入れつつワンフレーズがものすごく長尺になってきたので、もしかしたら新しいスタイルを作り上げようとしているウグイス界の前衛アーティストとかかもしれない。クラシックなホーホケキョはもう古い。
『日立世界ふしぎ発見!』TBS 4/22放送分
神様の気まぐれ旅 台湾・媽祖祭 予測不能な400km
https://tver.jp/episodes/ep7jvwsw5j
(見逃し配信4/29 20:59まで)
サンファン(Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀)を制作している霹靂スタジオが取材されたとのことだったので、観てみました。
メインの媽祖祭の紹介も面白かった。すんごいお祭ですね。カオスな面とシステマティックな面が両立している……。媽祖さまのお気持ち次第って、日取りの決め方はともかく、その後のルートなどはどうやって意思疎通してる(ってことにしてる)のか謎だった。
そして媽祖祭の巡行の途中、お廟の前で神さまへの奉納として演じられる、本来の伝統的な布袋戯が映し出され、そこから映像作品として布袋戯を作っている霹靂の話題へ。
前に日本での展覧会で練習用として展示だけされていた、胴体部分が透明な木偶を使って、人形師さんが実際の手の動きを見せてくれたりしており、「え、これは円盤特典映像のメイキングとかでも見せないようにしていたやつでは?」って、ちょっとびっくりしました。ほんの数秒とはいえ。
日本のミステリの英訳をいろいろ出してるイギリスの出版社が、日本ミステリクイズを作成して公開している。
https://www.surveymonkey.co.uk/r/JapaneseCrimeQuiz
そのなかに「honkaku の意味は? Difficult/Gruesome/Family/Orthodoxのなかから選べ」って問いがあって、答えは明らかにOrthodoxなのですが(実際に答え合わせしてもそうなってる)。
夫が、「この4つからなら答えはDifficultだ」と言って譲らない。
「オーソドックスって『なんかフツー』という意味でしょ! 本格ミステリにはそぐわない! このサイトの正解を設定したイギリス人が間違ってる!」と主張して、「正統的」という語釈を根拠とした私の説得にも応じない。
そうは言うても単語の定義で言ったらDifficultも「本格」とは違うやろ。
アメリカから帰国して日本の小学校に転入したばかりのちびっこ時代、クラスメイトに「太陽って英語でなんて言う?」と訊かれて「sun」と答えたら、「違うよ、太陽は『アポロ』だよ! 英語知らないんだね!」と馬鹿にされた際のモヤっと感を思い出した。
虫は虫らしく葉っぱの上にのっかっているといいのでは? と思いついて、アイコン用の写真を撮りなおしてみたのですが、アイコンとして縮小されると、ただの黒っぽい背景にしか見えなくなった……。
今度もっと明るい緑色の葉っぱを探してくるね!
#読書
Mo Xiang Tong Xiu "Heaven Official's Blessing: Tian Guan Ci Fu" 第3巻
(訳:Suika/Seven Seas Entertainment, 2022年7月/原文初出:墨香铜臭《天管赐福》北京晋江原创网络科技有限公司 晋江文学城,2017-2018年)
台湾で刊行されている墨香銅臭《天官賜福》第3巻(平心出版,2021年8月)をちょこちょこ確認しながら読みました。
現在2巻まで出ている日本語版は全6巻の台湾版に準拠した巻分けと章立てですが、全7巻予定の米国版はどうやら現在非公開となっている中国の有料Web版から直接訳したものに、独自の章番号を付けているみたいです。〔追記:ここは間違い〕
この米国版第3巻には台湾版2巻のラスト5分の2くらいから3巻の178頁4行目までに対応する部分が収録されています。
謝憐の地獄のような過去の話にいったん区切りがつけられ(しかしあんなにしんどい展開だったのに、まだ1度目の「追放」も語られてないんだよな)、物語の舞台はふたたび800年後、作中の現在時間に戻ります。
〔つづく〕
〔つづき〕
一転して、初心なドジっ子・謝憐のヒロイン力と、なにがあっても謝憐の味方な絶境鬼王・花城のスパダリ力が炸裂する、比較的軽やかな筆致に。
とはいえ、謝憐があまりにも苦痛に鈍感で平然と開き直っているのは、これまでに受けた仕打ちのせいで麻痺しちゃってるからなので、その点では胸が痛くなりはする。
また神さまたちの中秋節の祝い方が意外と俗っぽい虚栄に満ちていたり、謝憐がまたしても女装姿でおとり捜査に乗り出したり、謝憐のメシマズがもはや凶器レベルだったりといった話を楽しんでいるあいだにも、天界や鬼界でいろんな思惑や因縁がうずまいていることがうかがわれる。普段は陽キャで天真爛漫な風の神・師青玄を幼少期から付け狙っていた「白話真仙」の存在が明らかになるに至って、今後に予見される不穏さはぬぐえない。
それにしても、まあ本当に、謝憐の「ヒロイン」としてのポテンシャルがものすごい巻ですよ……太子殿下で武神(でガラクタの神で疫病神)だけど……。
〔了〕
おはようございます。
昨日、Webブラウザでここを見ていて「プロフィールに固定表示」というUIがあることに気付いたので、月末の読了したものリストが自分の投稿のいちばん上に来るように設定してみたのですが、さっきモバイル版のアプリで開いたらぜんぜん固定されてなかった。
そもそもモバイル版ではそういう機能も見当たらなかった。Webだけなのか。奥深いな……。
ていうか、もしかしてクライアント依存だったりする? モバイルでも別のアプリで開いたらそういう機能あったりする? でもどっちみちすべてのユーザーのところで同じようには表示されないってことか。これが自由……。
@810co ほかのかたが特定の投稿をプロフィールのトップに固定してたのを急に思い出して「私もやろ!」って設定してみたんですが、そのほかのかたのも、たぶんあのとき私はWebから見ていたんだな……。
サーバーごとにできることできないことがあったりもするし(前も他サーバーの人に「これこれこういう機能使えば?」みたいに言われて、「そんなのないなー」って)、なにもかも「そういうもん」として、ゆるっと気楽に使っていくものなんだなー、ふむふむ……って、改めてなってるところです。
#読書
ハ・ジウン『氷の木の森』
(訳:カン・バンファ/ハーパーコリンズ・ジャパン,2022年6月/原書:하지은『얼음나무 숲』完全版〔番外編を追加〕2020年,初出2008年)
近世ヨーロッパに似た架空の世界で、〈音域の神〉の聖地とされる音楽都市を舞台に、若き孤高の天才バイオリニストと、彼の音に心酔するピアニストの青年のあいだの複雑な感情の絡み合いや、バイオリニストの周囲で起こる陰惨な殺人事件の超常的な真相とその帰結が描かれる。
少年時代から常に高みにいる相手、背中を追いかけていく対象としてバイオリニストを見ており、自分を至らない者として位置付けている語り手のピアニストにもまた、無自覚な天賦の才があり、無自覚で無垢なままのそれがバイオリニストにも突き刺さっている――という関係性がドラマティック。
誰にも真似のできない音楽によって開かれる「森」の描写が美しくも恐ろしい。
天官賜福グッズの金属しおりセット、紛失したり繊細な作りの部分がゆがんだりするのが怖くて使えず、しまい込んだままなので、もう「しおり」と認識することは諦めて部屋に飾ったりできないかな……と、ときおり思い出しては、悩んでいるのです。
しまい込んだままなのも寂しいじゃないですか。せっかくだから視界に入れたいじゃないですか。
いっそ額装とかしちゃう? って額縁を物色したり。
で、額装とかしちゃう? って参考資料を探していたら、額縁専門店のサイトにゆきあたって。
https://www.gakubuti.net/
このサイトに載ってる額装実例集が面白くてずーっと見入ってしまった。世の中には、いろんな思い出の品を額に入れて飾りたい人がいるのだ。
愛猫のひげ、蛇の抜け殻、ライブで会場に放たれた銀テープ、赤ちゃんの靴、ユニフォーム、缶コーヒーの空き缶、折れたバイオリンの弓、結婚式の日に向けて作られたてるてる坊主……。
羅小黒戦記のタペストリー(字幕版のパンフ表紙だった横にほっそながいイラストのやつ、あれ素敵でしたよね)でオーダーした人もいる! そうか、プロは裏打ちしたりするんだ、なるほど。
https://www.gakubuti.net/products/detail.php?product_id=3526
額縁について全般的に解説してくれてるコーナーも勉強になります(すごい情報量なのでまだ全部は読めてないけど)。立体物を飾る際の固定方法とか。
https://www.gakubuti.net/user_data/about_frame.php