1/700の艦船模型は、ものすごく小さいので、甲板上のいろいろな物も、「形だけ」「申し訳程度」の再現になってしまうんですね。例えば、ハッチ(扉)とか換気塔(通風筒)とかも、ただの四角い出っ張りになってしまう。小さすぎるパーツは、省略してしまうこともある。1980年代くらいの昔のキットだと、甲板面がほんとうにのっぺりした板になっていたりします。
それに対して1/350の大きいキットだと、いろいろな小物もディテールが見て取れるように造形されていたり、ちゃんと個別パーツで立体的に表現できたりします。そういうところも含めて、1/350キットは楽しいんですよね。