03:08:13
icon

インドネシア美術の流れ、日本のほうが緩やかに展開しているとはいえ、まったく別ものともおもえない。あんまり上手く言えないけど、インドネシア美術の流れを追いかけることで、日本美術の流れも別な視点で見えるような感じがある。

05:20:30 05:36:48
icon

ドクメンタ15についての去年9月の記事、かなりおもしろかった。

「反ユダヤ主義」みたいな論題がそもそもでてきてしまったのが、まずドクメンタの創立者ヴェルナー・ハフトマンがナチだったというスキャンダルにある。ハフトマンはドクメンタ最初の3回くらいキュレーターとして関わり、エミール・ノルデをフィーチャーしたらしいが、ノルデを「迫害された画家」として演出した。けど、ノルデはふつうにナチス政権と関係を保っていたらしい。また、ユダヤ人画家のルドルフ・レヴィがハフトマンとイタリアで同宿だったが、おそらくこのハフトマンの手引きでゲシュタポに捕まっている。第一回ドクメンタでルドルフ・レヴィを出品予定だったらしいがリストから外されており、それはハフトマンがホロコーストについて言及されることを避けたかったためとおもわれる。

こういったことが最近あきらかになったことが背景にあった。それとルアンルパやタリン・パディらとは関係ないわけだけど、ドイツの美術業界からすれば、神経質になっておかしくない問題だった。

https://www.blog-der-republik.de/nach-der-documenta-fifteen-kein-abschied-von-der-documenta/

Web site image
Nach der Documenta fifteen: Kein Abschied von der Documenta
05:23:26
icon

このあたりの話は、この本の目次を見るかぎりけっこう書かれてそう。
http://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/582.htm

ナチズムの芸術と美学を考える
05:27:18
icon

このテキストは、上記のような文脈だけでなく、ドクメンタ15にまつわるアレコレについてけっこう的確な論評をしているようにおもわれ、おもしろかった(DeepLで読んだ)。

22:30:40
icon

これを見に行った
70年代とかの、「人間と物質」展とかもの派とかアースワークだとかを、環境問題ですっと切れるのがわかったのはよかった。最近のものとなると、「ええ、それこの巨大資本スペースで予算結構もらってやるのどうなの...?」みたいな気持ちになった。

森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために | 森美術館 - MORI ART MUSEUM
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/eco/index.html

Web site image
森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために | 森美術館 - MORI ART MUSEUM
22:40:34
icon

環境問題についての美術展をいまやるのに Just stop oil の運動の紹介もないのはやっぱりぬるいなと感じてしまう。

22:51:39
icon

アクティビズムって書いてあったからやるのかとおもってたよ

23:31:23
2023-11-03 12:12:16 🟦サユリ🌴T.H.🟦の投稿 sayuri_t_h@songbird.cloud
icon

このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。

23:49:50
icon

作家が考えてモノとかを組み合わせて問題を提示する、みたいなのって表象のレベルから抜け出せなくて、どうやっても観客には届かないけど、そういう美術展が作り出してしまう「観客-表象」という関係に亀裂を入れているのが Just stop oil なわけで、どっちに批評性あるかって言うとねぇ