論文毎日読むぞ291日目。『古典の本文はなぜ揺らぎうるのか』。
式子内親王集の
うぐひすはまた声せねど岩そそくたるみの音に春ぞ聞こゆる
をめぐって、「たるみ」はどこから学んだのか、というのをめぐって元ネタである志貴皇子の歌、
いはそそくたるみのうへの早蕨の萌えいづる春になりにけるかも
が載ってる和漢朗詠集において、「たるみ」を「たるひ」にするものもあり、両者が併存していたこと、和漢朗詠集としては「たるひ」が良さそうだということを論じていた。
めちゃくちゃおもしろい。わかりやすいし。明日も読むのが楽しみ。