キウイソースを試してみましたが鼻が詰まっていたせいか色が緑のイチゴジャムという感じでしたね…
読んできた.取り上げられているのは
森鷗外『山椒大夫・高瀬舟』
デカルト『方法序説』
トゥキュディデス『歴史』
の三作
のっけから勢いのある文章です.
「問題を鋭く捉え、解答を与えずに問題をどこまでも掘り下げる、これが古典である……古典は既定値の了解を根底から砕いてきたものでもある。問題を新鮮に感知する姿勢で読もう。教訓を引き出したりするのは古典の最低の読み方である」
続けて,
「ちなみに近代日本の最大の欠点はテクストをきちんと読むクリティック(精査)の訓練を欠くことである。テクストが何を問題としているかをシャープに感知することはクリティックの第一歩である。社会は言葉を通じて成り立っているのであるから、言葉についてのクリティックを欠いた社会は低レヴェルのままであり、訳も分からずに突進を繰り返し、やがて壊滅的に破綻する」
とも.
この普通「批判」と訳す「クリティック」を「精査」と説明しているのはなるほどと思う.「テクスト・クリティック」なども「本文批判」より「本文精査」の方が感じが伝わりやすいかもしれない.
トゥーキューディデースの文体に話が及んで,「ヴァッラやホッブズ以来数々の名訳でもしかし再現しえない、文法的破綻をさえいとわないかと思わせる、アイロニカルな立体構造の文体で表現され、今日でも研究者は読解に苦労している」というのは,想定される読者の知識水準に対して手加減なしというか,朝日新聞でこういう文章が読めるのに感動すら覚えますね…
JSTOR、アラビア語資料のデジタル化に関するホワイトペーパーを公開 | カレントアウェアネス・ポータル http://current.ndl.go.jp/node/38811
永井先生のツイートで強調用途の隔字の例を採取できた(「しない」のところ)
https://twitter.com/hitoshinagai1/status/1158569911481851904
名大、保健学の大学院再編 情報科学と融合、病気予防研究を強化:一面:中日新聞(CHUNICHI Web) https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019081702000094.html?fbclid=IwAR3JaB7vD20_VBXFu8OBXyKldn-I4WkYYBqsJYqfbp-yALliznwDc8xb4ug