デーンハルトのアイスキュロス『ペルシアの人々』スコリアですが,このリンク先のものは後半にページの脱落が見つかったのでリンクを貼り直します.
ただどういうわけか原本とページの左右がひっくり返ってスキャンされているのでその点要注意.1ページに2カラム印刷されている方が本来は右ページで,左カラムが行間註,右カラムがMスコリア,反対のページはΦ(A)スコリアになっている.
デーンハルトのアイスキュロス『ペルシアの人々』スコリアですが,このリンク先のものは後半にページの脱落が見つかったのでリンクを貼り直します.
ただどういうわけか原本とページの左右がひっくり返ってスキャンされているのでその点要注意.1ページに2カラム印刷されている方が本来は右ページで,左カラムが行間註,右カラムがMスコリア,反対のページはΦ(A)スコリアになっている.
αἱμαχθεῖσα δ᾽ ἄρουρα] ἡ ἄρουρα δὲ καὶ ἡ γῆ καὶ ἡ χώρα τοῦ Αἴαντος ἡ περικλύστα καὶ περικλυζομένη, τῇ θαλάσσῇ δηλαδή, νῆσος, ἤγουν ἡ Σαλαμίν (Σαλαμὶς P(Dd.)), ἔχει τὰ σώματα τῶν Περσῶν. (ASch. Aeschyl. Pers. 598, ed. Dähnhardt)
註釈の中で《すなわち》という説明の際によく使われるのがδηλαδή, ἤγουνなど(ラテン語ならscilicet, id est相当).
ここではπερικλύστα《周りを洗われた》という語に《海によって》を補い,《アイアースの島》を《サラミース》と説明してあり,その導入に上記2語が使われている.
Archai誌の昨年9月号にマーニーリウスに関する論文が載っている.
Boechat, E. M. B.(2017), The concept of the Sun as ἡγεμονικόν in the Stoa and in Manilius’ Astronomica, Archai 21: 79-125.
タイトルの通り,『アストロノミカ』における太陽とストア派のヘーゲモニコン(統轄的部分)との関係を扱った論文.
初期・中期ストア派におけるこの概念についての検証と,『アストロノミカ』中での扱われ方の考察(p.97以下)という2部から成る.
http://periodicos.unb.br/index.php/archai/issue/view/1706/showToc
πλαγιάζω
語形変化に関する意味のほか,
《皮肉な・ひねった表現をする》というような意味が受動態でソポクレース『オイディプース王』のスコリアの中に確認できる.
πεπλαγίασται δὲ πἀλιν ὁ λόγος καὶ τὴν ἀλήθειαν αἰνίττεται τῷ θεάτρῳ ὅτι αὐτὸς δράσας τὸν φόνον ὁ Οίδίπους καὶ ἑαυτὸν τιμωρήσεται.
Sch. Soph. OT 137
εὖ πεπλαγίασται ὁ λόγος ὡς τὴν πήρωσιν αἰνιττομένου ἀλλ' ἐπὶ τὸν θάνατον αὐτῷ ὁ λόγος· ἀπορήσας γὰρ ξίφους ἑαυτὸν ἐτύφλωσεν.
Sch. Soph. OT 1183
φράσις ------ 言い方,表現,(慣用的)言い回し.
ἀμέλει καλῶς: ἀντὶ τοῦ "μὴ ἀθύμει". ἀττικὴ ἡ φράσις.
Sch. Aristoph. Nub. 488b-c.