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読了:
木頭〔原作〕+孫呱〔作画〕『藍渓鎮 羅小黒戦記外伝』第4巻(翻訳協力:熊一欣/KADOKAWA,2024年2月/原書:木头〔原作〕+孙呱〔作画〕《蓝溪镇》第4巻(江苏凤凰文艺出版社,2023年4月)

中国語で話の筋をなんとか、なんとなく追ってたやつの答え合わせをできるときが来た!

連載でさらにちょっと先まで見てしまっているので、いま改めて読むと「あ、この台詞は……このときから老君は……」みたいなとこもあって、しみじみする。

前半パートでは、清凝の「晴れ姿」とその笑顔の裏のまっすぐな決意、彼女を慕う藍渓鎮の住人たちに対する誠意、消化できない恋心などなどを、説明的な言葉を費やすことなく、間接的な状況と絵で伝えてくるのが巧いな、と。

そしてこのあたりの老君や玄離とのひとときも、嵐の前の最後の平穏、みたいになってしまうんだよな。この巻の後半は怒涛の展開。那伽は本当に怖いキャラだよー。

一方、「あの」哪吒さまがついに本作でも登場。この時代のファッションもお似合いです。同じ火系の「わんこ」玄離とのやりとりが好き。

七刀の過去も、初読時だいぶ意表を突かれました。