今月は幻想文学にまつわる本をいっぱい読んだね 読書メモをScrapboxに残すようにもなった
東雅夫『幻想文学入門』も、ツヴェタン・トドロフ『幻想文学論序説』も読んだのは今月
国立国会図書館にも初めて行った この調子で読むのと書くのとを両立したい〜〜
今月は幻想文学にまつわる本をいっぱい読んだね 読書メモをScrapboxに残すようにもなった
東雅夫『幻想文学入門』も、ツヴェタン・トドロフ『幻想文学論序説』も読んだのは今月
国立国会図書館にも初めて行った この調子で読むのと書くのとを両立したい〜〜
#今月創作したものをltlに流す
🧙♀️即興小説ライブ1000字:https://txtlive.net/lr/1711109566732/s1711116951404
あとは樹木続編が進んで…ない!!!
小説のコミットログを載せてお茶を濁します 3/18以降は公募用の掌編を書いてる
こちらは十日ちょいで5000字に到達したところ
わかんにゃかったです
われわれ創作手法がぜんぜん違うよねつってしてた
RE: https://misskey.design/notes/9rj1wwf7tt
限界通信制限のスマホでmisskeyしてる リアクション押しても押したことにならねえ〜!
ほんとは海に行きたいんだけどね 今日は体調的にちょっと嫌な予感がするので大人しくおうち周辺にいますよ サンダルでスキップしながらコンビニでも行くか
窓開けたら夏でびっくりしちゃったよ サンダル出して良いか??
竜も脱皮とかすんのか…?って寝起き頭で考えてちょっと笑ってる
少なくともうちの『竜の花嫁』に出てくる竜は、イメージ上は西洋のドラゴンに近いから無さそう(雨乞い能力はあるけど…)
とぐろを巻くような東洋竜はまだ書いたことないかもしれないね🐉
#yume なんか超巨大な蛇の抜け殻を夢の中で見かけた気がする、透き通ってて綺麗だったな 大きさ的に鯨くらい…?直径だけで一抱えくらいあったし
吉夢ということにしとこう
あと感覚描写が好きですね これは昔からずっとそう 手触り、音、匂い…視覚描写も眩しいとか暗いとかを執拗に書きたがる
そして私が書く人物たちは基本的に人間と距離があるため、その辺の感覚描写が対人でなく対世界に向くという
対人の描写スキルツリーも伸ばしたいのじゃが……_(:3 」∠)_
自分の文体の良いところ 描写における視線誘導がわりときれい(たぶん)
あと一文における情報量のメリハリというか強弱
このへんは漫画を参考にしてる自覚がある
映画はあまり見てこなかったけど、漫画は映画の表現技法と大いに重なってる訳だから、間接的に映画の影響とも言える…か…?
やっぱり5000〜30000字くらいの短編がいちばん向いてるのかもしれない 執筆中に立ち竦む時間が少ないという意味で
でも私、私の長編が読みてェんだよな…バチバチに苛烈で静かなやつを…わかるよ……
ま〜たこの風野ってひと波打ち際を歩く二人を書いてるよ 好きすぎるのでは? はい……
樹木続編は海の出演予定ないからってここぞとばかりに
樹木変身譚で書いてきたの基本的に生木だったから、倒木やら流木やらを綿密に書くの初めてじゃないか ちょう楽しい🌴🌴🌴
海岸流木の性質にまつわる産業試験場レポートとか読みながら色々調べつつ書いています
アクアリウム情報がガンガン混ざって引っかかってくるあたりまだ私の検索ワードが弱いことが伺える
いま書いてる公募のやつ、冒頭1000字くらいは(バリバリのガルシア=マルケス影響文体だな…)って感じだったのが3000字あたりから「俺!俺俺!!いつもの俺!!!!」文体に変貌してしまった ウケる
同じアイスコーヒーでも、グラス三分の一くらいで腹痛起こしちゃうときと全然平気なときがあるの、しみじみと不思議だ……お店に依るから豆・焙煎・淹れ方・カフェイン量の違いとかなんだろうけど
でかいグラスになみなみ注がれたアイスコーヒーが腹に合わないとほんとにつらい
アイスコーヒーを頼むときはいつも博打の気持ちです
本日は大勝利(美味+少量+お腹痛くならなかった)
初めての公園をうろうろ歩き回って美味しい珈琲屋さんも見つけた やったぜ
冷暖房つけずに窓を全開できる幸福な季節がはじまった うれし〜〜!!
だいたい一年の三分の一くらいしかないが…(4/5/6月上旬/10月下旬/11月上旬)
午後にだいぶ原稿進めたから食後は個人サイト作業しようかしら
三時間近くこねくり回してるとどんな段落もクドく感じてくるんだけど、実際に読むときは20秒くらいで通過してしまうから、案外だいじょうぶだったりするんだよな…塩梅むずいよね…
@mtn_river わりと周囲から良い評判を聞くので、この機にAstro触ってみる予定です〜!Eleventyとどのくらい違うのか楽しみ!
https://astro.build/
個人サイト側のブログはEleventyとMarkdownでひとまず頑張ってみます:)
とりあえず原稿を第一優先にしつつ、お仕事用のポートフォリオサイトをAstroとかで作ってみようかな
あと個人サイト側にブログをつける 5月文フリに間に合わせる
来月、お仕事がメチャ暇になりそうで逆にワクワクしてきた ここまで暇なのは独立直後の2022年10月以来だぜ!!
今まで後回しにしてたこと全部やろ
なんか夢の中でも創作論についてぐるぐる考えてる夢見た……寝た気がしねえ
たぶんな〜実際にはこういう経過は辿らん気がするな〜〜と思いながら流木の劣化過程を執拗に描写しています
幻想の樹種ということで許してほしい…
なんで私は流木の塩分濃度にまつわる論文を読んでるんだ(面白かったです)
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昨日なんか朝まで全然寝れなくて今やっと起きました 昼夜逆転〜〜
歯医者からそろそろ一時間経つけど、まだ口が絶好調に痺れてるので仕事する気になれない
おひる食べたら歯医者に行かねばならないのがとても嫌ですよ!!!(根の治療)(だいぶアレな歯なので駄目元のやつ)
ウゥ〜〜〜ッ 治療してる間だけ気絶できないかな
樹木になるか草本になるかという時点でもう考えるの楽しいもんな
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珍しく集中して書けたと思ったら2時ィ!!風呂入って寝よ。。
ポモドーロタイマーとSNSブロックを組み合わせられるやつ見つけた
集中力切れるとついついmisskey見てしまうので。。
個人サイト1.5H触った💪 超シンプルなブログだけならあと5Hくらいあれば形になりそう
調べ調べFTPソフト使ってた古の個人サイト者ならGitHubとNetlifyもなんだかんだいけるんじゃないかなあ
ぼくは古のYahooジオシティーズ個人サイト出身
みんな道楽でHTML書けば良いのに…楽しいのに…って未だにチョット思ってる
レスポンシブ対応(PCとスマホで表示レイアウト変えるやつ)なんて趣味ならテキトーで良いんだよ
食後に元気があったら久々に個人サイトちょっと弄ろうかな ブログ作りたいのだ
もう一匹の子は普段からめちゃくちゃ愛想が良い ちょっと撫でたらゴロゴロ言うてくれる ただし抱っこは断固拒否だし私の膝にも来ない
猫の性格は千差万別だねえ
実家の白猫レオさん、基本的に「スン…」としてて人間が撫でても無反応なことが多いんだけど、
父の部屋のソファに居るときだけ何故かフレンドリーご機嫌ねこちゃんと化すらしい
この子がゴロゴロフミフミしてるとこめっちゃ久々に見たわ…
裸眼??裸眼ではないな
眼鏡を掛けてない状態=裸眼になってる コンタクトレンズに馴染み無さすぎて
RE: https://misskey.design/notes/9rbhj4ncnk
とはいえ仕事できるほどの精度ではない そろそろ外すか〜_(:3 」∠)_
小学2年生の頃から眼鏡なので、裸眼でも視界にそこそこピントの合う世界が不思議でたまりませんよ
コンタクトレンズ、雨の中を外出しても視界に水滴がつかない
ラーメンを食べても視界が曇らない
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たまに練習しないと忘れちゃうから…って1ヶ月ぶりにコンタクト付けてみてる
やっぱり仕事向けではないな 細かい文字は読めない
実家の自室に押し寄せている家族の私物を片付けに来た 片付け苦手じゃない人間が私しか居ない…_(:3 」∠)_
バランスボード楽し〜〜ってキャッキャユラユラしまくってたら酔いました_(:3 」∠)_ おろか
バランスボード届いた
立ちながら作業するとき向けのゆるいやつ 効果あるかな〜?
@mtn_river 箒も魔法の杖も実質樹木だから!!🌴🌴
書き終わって「おかしいな…」とは思いましたが楽しかったです ありがとうございます
長編執筆って作者自身をも作り替えてくるところがありますよね(微笑
昨日書いた即興小説ライブ再掲しときます🧙♀️
https://txtlive.net/lr/1711109566732/s1711116951404
RE: https://misskey.design/notes/9r69v91vm4
小柄な人間の男の形をしたものが、中空の糸を摘まむような手つきで静かに腕を差し伸べると、ユハの身体は震え、天を仰ぎ、弓のように反りかえり、オレンジの皮を剥くように内側から反転した。
「そして人間としての表皮は樹皮に、骨は芯材に、骨髄は導管に、すべての神経はゆたかな根に、主根は赤土に奥深く降り、側根を巡らせ、この森のあらゆる椰子、シダ、ラワン、マンゴーの根と結びつき、瞳は千々に分かれ、引き伸ばされ、葉緑体の光を帯びて、肺と胃に連なり、ほどかれた血に紡がれた葉脈、人に内包された海は眠れる百の花芽の中に、人に内包された土は新たな百の言葉の中に」
唱えられる呪文に従ってユハの身体は人間の形を失ってゆき、引きずりだされるようにして、一本の樹木へと変じていった。人の背丈とほとんど変わらない、細っそりとした幹が生え、中空の虚を埋めるように形成を進め、たちまちに枝葉を茂らせた。人間の形のまま根元に残され痙攣していた両腕もやがてそれぞれ枝と根に落ちついた。そして最後に、樹木と人間のまぜこぜのような赤い虚の内側からもがく両腕が突きだされ、身を食い破られる激痛におそらくユハは悲鳴を上げたのだが、樹木に声はなく、震わせる肉体もなく、人間の身体には存在しない化学物質がその全身をすばやく駆けめぐり枝葉の味をわずかに変えただけだった。
https://kokyushobo.com/book/trees_light/introduction/
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ひとり反省会
・制限があれば一時間で1000字書けるんだな(普段は日産300字の日もふつうにある)
・とはいえ一時間制限の即興小説なので直したいとこは多い
・これバトルシーンでいいのか???
・良い感じの魔法詠唱をその場で考えるのはムズイ
・魔法バトルよりも箒にフェティシズムが向いている(…)
▼ここまでの(存在しない)あらすじ
・ドラゴンの群れにちょっかいを掛けたところから逃亡します
・いわゆるハイファンタジー世界で、魔法は一般に存在するものとします
*
耳元を羽音が掠めた、と思う間も無く背中に激痛が来た。
豪雨の中、唯でさえ滑る箒をかろうじて握りしめ、肩越しに視線を向ければ、小さなドラゴンが蹴爪を振り翳しながら何頭も旋回しているのが見えた。小さな、といっても山犬ほどの大きさで、次にまともに喰らえばひと溜まりもない。さらに、烟る雨の向こうに薄っすらと見えるのは、考えたくもないが、おそらく群れのボスだ。鯨と見紛うほどの巨大な翼が、ひどくゆっくりと羽ばたきながら、こちらを追いかけてくる。巨体なだけあって飛翔速度は遅いが、手負いの今となってはいつまで飛び続けられるか分からない。あいつの炎の射程圏内に入ったらそれで終わり、空中で消し炭にされて跡形も残らないだろう。
喉から溢れようとする悲鳴を舌打ちで追いやり、背中の出血を片手で拭う。雨に洗い流されるよりも早く呪文を唱え、箒の柄に赤く紋を描いた。樹皮の内側に眠らせていた蔓の新芽を叩き起こす。
魔力を注ぎ込まれた箒が震え、ガクンと重力に囚われた。自由落下。振り落とされないように半身を箒に引きつけ、滑る柄を必死で握りしめる。蹴られた右肩に力が入らない。長い数秒の果てに手の中で樹皮がざわめき、節の間からぶわりと噴き出た蔦が腰に絡みついた。胸のあたりまで圧迫されて息が詰まったが、ともかくこれで両手を離しても箒から落ちることはない。浮力の戻った箒を急旋回させ、めちゃくちゃな軌道で加速した。ドラゴンの翼は小回りが利かない。小さい奴らはこれで振り切れる。
問題はあいつだ。冷たい雨の吹き荒ぶ中を高速で飛び続け、歯の根ががちがちと鳴った。じきに速度を保てなくなり、あの巨大なドラゴンに追いつかれる。なんとかして倒すしかない。
頭上で雷鳴が長く尾を引いた。覚悟を決め、その場で旋回してドラゴンに向き直る。距離およそ四百、こちらが風上、豪雨に閉ざされてはっきりとは見えないが、間違いなく、怒りを激らせた巨大な金の瞳が、まっすぐにわたしを射抜いている。鳩尾から湧き上がる怖気を飲み下し、両手で宙空に円を描いた。箒全体を魔法の杖に、編み込まれた枝葉の先々まで意識を集中させる。
「天を轟かすものよ、」
雷を使役する魔法だなんて、一介の魔女に扱える訳がない。
可能なのはただ一点、この身に突き刺さる視線を手繰り寄せ、その視線の元へ、輝く金の両眼へと、力が流れる座標を固定すること。
真っ白な閃光が視界を灼いた一瞬に、詠唱を完成させる。稲妻が天を裂き、魔力で穿った導に沿って走った。耳を弄するほどの轟音が、ドラゴンの断末魔を掻き消した。
テキストライブ、試行錯誤分も出してくれるの嬉しいな〜
でも正直そんなに書いた記憶ないんだけど 最終的に1000字だし ほんとかコレ…?
バトルシーンを書こうとしたものの、バトルシーンって…何…??って感じになった わはは
2024年03月22日 執筆記録
3,969文字分試行錯誤しがんばりました!!
https://txtlive.net/u/feelingskyblue/cert #テキストライブ #執筆記録
RE: https://misskey.design/notes/9r66zf7nze
ハイファンタジーの描写練習がしたくなったので書いていきます
前後の本編なし、書きたいところだけ
一時間程度で終了の予定です〜
https://txtlive.net/lr/1711109566732/w1711109567154
ライブシーンのある小説
1990年代を舞台にした架空のロックバンドの小説シリーズ#Drive_to_Pluto より『ミッドナイト・ヘッドライト』『flat』
サウンドも性根もシューゲイズな10代の青春を書いた2作品。
やばいギタリストとやばいドラマーに魅入られてしまったベーシストの「俺」くんの将来はいかに。
https://libsy.net/dtp
#小説 #創作バンド #SeasideBooks
ハイファンタジーにおける生活と生態系をガチで創りあげてる作品として、ダンジョン飯はほんとに凄いと思うよ…
分厚い設定本も最初から最後まで面白い 憧れのひとつ
ダンジョン飯のアニメ版12話、めっちゃ出来が良い……うれし〜〜
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夕飯の後に元気だったらハイファンタジー即興小説テキストライブでもやろうかな バトル描写だけのやつ
二次創作出身の書き手ではあるけど二次創作の才能がマジで無い 難しい
中高時代に書いてた二次創作ハイファンタジー、いつかオリジナルでリブートしてえなあ……オリキャラ祭りで完全に原作から逸脱したあげく挫折したやつ……
冒頭で戦死した若い王様の幽霊を取り憑かせることで現世に留めてる少年が主人公でした(どっちも原作に全く存在しない)
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(もしかしたら へのだったかもしれないと今思い至りましたがそちらは今後にご期待ください)(ハイファンタジー書きたい気持ちはずっとある…)
紗良さんが言うてくれたから仕事終わったら変身描写シーン詰め合わせ載せますね
変身シーンは大量にあるけどが…ない!!!
書きたい気持ちは私もあります 本当なんです
運動をしたい訳ではないのだが、健康と体力と集中力維持のために運動せざるを得なくなってくる
これが30代か…
バランスボードを買ったぞ〜!これでスタンディングデスクで作業しながら運動もできちゃうって寸法ですわ
雑念を捨てろ〜〜!!もっとうまく書けるはずだとかいう邪念を執筆中は忘れて文字だけ見てろ〜〜〜!!書き終わったらいくらでも思って良いから
気分転換も兼ねて公募用の掌編も書いていますがなんかこうギアがうまく入りませんよ
モンステラ、ビニールポットから全然外れなくて、ポット切断したら根がミッチミチに詰まっててすごかった ツル性植物の本気を感じた
あと根の太さがほぼ一定というか、繊毛的な枝分かれがあんまり見当たらなかったのも新鮮
写真撮っておけば良かったかな〜〜
@srxxxgrgr 私も親知らず抜歯翌日は丸一日寝てました…ご自愛ください🍲 歯医者は体力消耗イベント。。
ほんとは作業用手袋した方が良いんだよな〜と思いながら今回も素手でやっちゃった
素手の方が根をほぐすとき気楽だから…まあ畑仕事ならともかく観葉植物だしね
ブルースターとモンステラの根がだいぶ想像と違くて面白かった
さすがに6鉢も一気に植え替えるとヘトヘトになるな
鉢底石もマルチング用のバークチップも底をついてしまった
全力で植え替えガーデニングをした!!次回用のメモ
前から居たひとたち:ブルースター / ウンベラータJr / タマシダ
新入り🌴:テーブルヤシ / モンステラ / アジュガ
諸々足りなくなったので、アジアンタムの植え替えとウンベラータ本体の剪定&挿木はまた次回…
秋→冬への移行はいつのまにか過ぎ去ってるけど、冬→春はだいぶ自覚できる気がする
小説『聖のサイケなあさごはん』より、謎の古楽器(鍵盤つき弦楽器)を演奏する小澤
解説 https://libsy.net/blog/2966
#イラスト #SeasideBooks #創作バンド
RE: https://misskey.design/notes/9clvtiy8az
“Alan's Psychedelic Breakfast”をパロったタイトルのスピンオフ小説『聖のサイケなあさごはん』があります
https://libsy.net/dtp/hijiri-s-psychedelic-breakfast
3/19が誕生日の登場人物・聖のお祝い兼キャラクター紹介用に書いた小説です #SeasideBooks #創作バンド
モンステラ(Monstera)のかっこいいところ、ラテン語の「monstrum(怪物)」が由来であるところ 英語で言うところのmonster、あるいはmonstrous
それでいて音的にはステラという綺麗な響きで終わるところ……
明日は植物たちの植え替えと、伸ばし伸ばしにしてたiPhone機種変を終わらせるんだ…(引っ越し先のiPhone自体は二週間くらい前に届いたものの忙しくて未開封だった)
本日の夕飯は鯖の船場汁にしましたよ
さっぱりあっさりほっこり系の味で美味しかった 煮付けのコッテリ味な気分じゃないときに良さそう
https://www.nissui.co.jp/recipe/00962.html
親愛なるフォロワー 特に20代のフォロワー
歯医者には定期的に通ってください 一人暮らし開始直後は掛かりつけ見つけるのが面倒で放置しがちだけど 少なくとも年に一回か二回は歯医者に行っておくれ…
放置した結果30代半ばでインプラントになりそうな私より
20代前半でテキトーな治療と放置をした自分…マジ…(「誰かのせいにしたいが自分の顔しか思い浮かばない」の画像)
歯医者さんで30分くらいご相談した
とりあえず駄目元で(難易度がかなり高いらしい)根の再治療と時間稼ぎを試みて、マジ駄目だったらインプラントにしようね…ということになりそう
わはは インプラントになると海外旅行一回相当の金銭が飛びます ミィーッッ
何も分からないまま人間をやっている
口閉じるときは舌を上顎に付ければ良いとか 歩く時は爪先にも力を入れるんだとか
理解したの30歳越えてからだから…
歯医者にインプラントか否かのご相談に行きますよ…_(:3 」∠)_
紗良さんのlbd本、夏までお預けなの待ちきれないんですが
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30年前に書かれた対談本が今読んでも面白く、むしろ今もなお周囲で同じことが起きているように感じられるというのも皮肉な話である
トドロフの『幻想文学論序説』、ああ〜構造主義の味〜〜って感じでどうしても無機質なので、口直しに『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』を併読しはじめた
すげ〜〜知ってる味がする そういえば私は学生の頃に河合隼雄の児童文学・ファンタジー論をけっこう読んでいたのだった
言語化できない領域への信頼とか、そういうの、この辺からの影響だったのかもなあ…
あ、ユハも、音として持ってはないけど、アルファベットで綴ったら多分「Juha」だな…
RE: https://misskey.design/notes/9qzy27aa2z
樹木の「j」音を名前に持つ登場人物が多いのは偶然と意図的と半々ぐらい(ニイジェ・アジュ・チジュ・ジェン)
ちなみにユハの名前は宮沢賢治の詩に登場する「ユリア」から貰ったものです
初期設定ではジェードバイン(ヒスイカズラ)をもじった苗字が付いてたりもした
シソ科キランソウ属の学名がアジュガAjugaらしい
アジュガの由来はギリシャ語でa(無い)+jugos(束縛)から……らしい ほんとかしら
ニイジェの呼び名はもともとプロトタイプ版では「エニシダさん」だったんだよね ハリエニシダとかのエニシダ(当初は舞台も熱帯ではなかった)
アジュとチジュはたしか音の響きから決めたんだけど、アジュガって植物存在してたんだ…へえ…と昨夜からニヤニヤしています こういう偶然の一致は楽しい
土日とも予定モリモリだったため本日お仕事をする気になれません(ダラダラ
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既存の拡張機能を入れました
なんでもっと早く思いつかなかったんだ???
https://chromewebstore.google.com/detail/kpmjjdhbcfebfjgdnpjagcndoelnidfj
RE: https://misskey.design/notes/9qxs9274pp
あ、いや、探したら普通にコレ既存のやつがあるな… そっち入れてみるか
Twitterのおすすめタブをマジで見たくない(が、眼前に出されるとつい読んでしまう)(意志が弱い)(フォロータブに切り替えても何度も戻してくる…)ので、Chrome拡張機能自作しよっかな…という気持ちになってきた
JS書ければおおよそ出来そうな気がしている
コーヒーに年々弱くなってる気がする 哀しみ……
おれはほんとはブラックコーヒーをがぶがぶ飲みたいのに…牛乳いらんのに…胃が耐えられねえんだ……
いや胃か??よく分かりません(珈琲一気飲みすると即腹痛&トイレ&心拍数上昇になるひと)
愚かなので、お腹痛いな〜〜と思いながらアイスカフェラテをごくごく飲んでいます
倒れてる人間を書くためにしばらくフローリングに横たわっていました
スタンディングデスクで立って作業してるとどうしても反り腰になってしまう〜〜
Wii Fitボード的なものの上で立って作業をすべきなのでは?(重心が崩れたら教えてほしい…)
買います
・モンステラ
剪定&挿木します
・ウンベラータ
植え替えしたいです
・ウンベラータJr.
・アジアンタム
・ブルースター
剪定した枝は挿木する派なので、うまくいけば二人目のウンベラータJr.が誕生するわけか
一人暮らしの部屋にウンベラータが三鉢あるのおもしろすぎるな
今週はモンステラをお迎えして、あとウンベラータの剪定もしたいですよ🌴
これ以上伸びるとね…既に160cmあるので……
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ほんとは急いで進めずに、ムーミン谷をのんびり散歩したり、ハーモニカひたすら吹き鳴らしたりしたかったんだけど
スナフキンの心情的に一刻も早く公園なんとかしてムーミンに会いたいだろうと思うとさ…もう序盤から終盤までずっと「ムーミントロール!!」って言うてるし……駆け抜けるしかなかった……笑
スナフキンのゲーム、ストーリー追うだけなら4-5Hくらいでクリアできるので疲れた週末に
唯一の不満点はクリア後のムーミン谷をお散歩できないことです!!!!
あらゆる悪趣味公園を消滅させたあとのムーミン谷を歩かせてくれよ ウォオン
また最初からプレイするね…
『ムーミン谷のメロディ』、結局昨晩夜更かししてクリアしました
総じてローカリゼーションがすげぇ丁寧なゲームだった
随所の翻訳がちゃんと原作っぽい雰囲気を帯びているし、あと、フォントがきれい!!!!これ個人的にすごく嬉しい 美しい仕事
もう一周しようかな〜ってストレスなく思える
スナフキンのゲームがきっかけでシガー・ロスを聴き始めた 劇中に楽曲が流れるので…
今まで名前しか知らなかったのマジで勿体無いことしたな
BGMと調和した自然音がめちゃ良いのと、ゲームらしくない行き止まり(一般的なゲームならアイテムとかの報酬が置いてありそうな場所に「何もない」)が沢山あるの嬉しい フィールドうろうろする楽しさよ
グラフィックも良………
スナフキンのゲームで悪趣味な公園を破壊しまくってきました そろそろ後半っぽい気配
じゃあちょっと公園の看板という看板を引き抜いてきますので…うへへ
原作準拠スナフキンに会えるのめっちゃ嬉しいな
欲望に抗えずスナフキンのゲームを買ってしまいましたよ
お腹すいたけど何も食べたいもん無いし自炊するのも面倒くせぇ〜〜で冷蔵庫開けたまま30秒くらいぼんやりしちゃった
とりあえずカレーを温めます
カイヨワ、「日本と中国の幻想小説はちょっと例外…」的なことを評論中で2回ほど言ってるのも面白かった
やっぱ西洋の一神教文化を経由して書かれる幻想文学と、アジアにおいて書かれる幻想文学では、超自然存在との距離や捉え方にもそりゃ差異があるよね
日本の幻想文学をほとんど通ってこなかったんだよな私……萩原朔太郎などの近代詩から間接的に影響を受けてはいるが
泉鏡花も澁澤龍彦も山尾悠子も通読していない……_(:3 」∠)_
エンデとブラッドベリとダンセイニは複数冊読んでるのに 読みたい本ばかりが増える
RE: https://misskey.design/notes/9qqi37yfdy
ちくま文庫2012年刊のもの。ファンタジーに比べると幻想文学のこと何も自分の言葉で話せないな…ということで、おすすめされてた入門書を図書館で借りてきた
澁澤龍彦らの幻想文学にまつわるエッセイと、シャルル・ノディエ、小泉八雲、ラヴクラフト、ロジェ・カイヨワによる評論を網羅した本。というか評論が七割。シャルル・ノディエの文章は200年前の浪漫主義擁護なので相当古い
収録作の中ではロジェ・カイヨワによる「妖精物語からSFへ」評論がいちばん読みやすく印象深かった。1960年代に書かれたもの
秩序とハッピーエンドを指向する妖精物語に対し、啓蒙合理主義を経た19世紀以降になって現れる幻想小説は、現実に生じる超自然という混沌/亀裂/恐怖を描いている…という論旨。まあカフカ『変身』ゴーゴリ『鼻』シェリー『フランケンシュタイン』etc、たしかに快挙に暇はない
そしてサイエンスフィクションは、高度に発展した科学の持つ幻想的なイメージ(日常的な体験を越えた知覚と不安)に端を発したもので、幻想文学の系譜上にある……という感じに話が続く
自作、ファンタジーと幻想小説とSFのどれなんだか分かんね〜〜と常々思っていたが、ちょっと腑に落ちた感じ もともとが近しい領域なんだよな
ただ、戦後20世紀のファンタジー文学(『指輪物語』『ゲド戦記』)がまったく触れられてなかったので、その辺をカイヨワがどう考えてたのかは気になる あと児童文学への言及もない、妖精物語と名指されてるのはペロー童話集あたりの民話っぽいので この区分でいくとアンデルセンはどうなんだ?とか色々と気になる
カイヨワ、名前だけ知ってて著作読んだことないから、次は単著も探してみようかな
あと一緒に借りてきてるトドロフの『幻想文学論序説』も読む
こちらは構造主義の立場から幻想文学をいろいろ語ったもので、批判含め後続に与えた影響が大きいらしい さてどんなものかねえ
わたしは看板を引っこ抜きまくるスナフキンが大好き
そして『ムーミン谷の十一月』でなんか聞き役ポジションになってしまい空気読んだり愚痴聞かされてる間に魚を焦がしたりしてしまうスナフキンも大好き……
スナフキンのゲーム、流れてくるゲーム画面のスクショがどれも面白そうすぎて笑っていますわよ
人格形成期にどハマりしたゲームが20年後にリメイクとして発売される世界線、未だに呑み込みきれない 夢では???
ペーパーマリオRPGリメイクの発売日が決まってしまった 情緒不安定へのカウントダウンが始まる
やっぱ定期的に友達を家に呼ぶのがいちばん片付けに効くんだよな
自分一人だとどうしても適当が積み重なってゆく 根がズボラだから……
今日は洗濯・掃除・ワンピースのアイロン掛け・靴磨きをクリアできたのでまあまあ頑張ったと言えるでしょう 気づいたら二時間くらい昼寝もしましたが…
小説ぜんぜん進まねえ→まだ寝たくねえ→(半分寝ながら書く見たいな往生際の悪さでAM3時までウトウトゴロゴロ)→諦めて寝る
という 駄目な流れを…
たつじん+1でクリア率3割くらいです、サーモンラン…というかビッグラン
だいたいウェーブ3で全滅_(:3 」∠)_
一年以上ぶりにサーモンランしてきた!オタ…オタ…って感じの動きになってしまい恐縮である ちょっとは勝てて良かった
1970年代の幻想小説アンソロジーをパソコンで閲覧するのなんか不思議な感覚だった(デジタル化された資料の原本はもう閲覧できないらしい)
目当ての話だけ印刷複写できて良かった
国立国会図書館行ってきたぞ〜〜 館内に見覚えがなかったのでもしかしたら初来訪だったのかもしれない
大学生の頃に一回くらい利用登録したような気がするんだけどな…?
今日は図書館行って、明日は春の大掃除でも開催しようかしら
仕事中はポエジーと隔絶されている(私はまだCSSやJavaScriptに詩を見出せていない)ので、日常から逸脱した詩の言葉が聴こえるだけで嬉しくなってしまう
まあ今日は白虎野の娘を一人で熱唱しながらCSS書いていましたが…
アメリカ民謡研究会さんのレコードが届き最高になっています うれし〜〜!!
レコードプレーヤーから流れるボーカロイドの電子音とポエトリーリーディング 嬉しすぎ
逆説的に百年前の詩とか散文を読んだりもしている
百年による差異と現在
宮沢賢治の詩もたしかそろそろ百年前の言葉なんだよね
樹木続編の関係でこのところ百年後のことばかり考えている
百年後の植物園 百年後のガーデニング 百年後の図書館 etc
まあユハ達のいる世界は地球とイコールではないから地理的条件とかが全然違うのだけど細かいことは置いといて
植物園行きてえ〜〜 あとでかい園芸店
今年はね モンステラをお迎えしたいんですよ…へへ…
夕方から都内で広く雷らしくてワクワクしてる 春雷だ〜〜!!⚡️⚡️
歩いてるときが一番アイデア出てくるし、もう部屋の階段昇り降り無限ループしようかな
三月頭からここまで、生理による体調不良および確定申告で脳裏が占められていたため、落ち着いてエディタに向かいあうの久しぶりな気がする
確定申告はマジで脳のリソースを喰う ほんとだめ
夕飯挟んでの本日のお仕事終了タイム 今日はわりと元気なのでこのまま小説書くぞ書くぞ〜
ラフ→完成 というか、ギター/ベースを描いている途中の涙ぐましい努力をご覧ください(フレットの数と比率を数えている これでちゃんと音程が揃う はず) #創作バンド
https://misskey.design/notes/9dbco9l6tm
昔々、かつてのTwitterで流れてきた以下冒頭がきっかけで山川さんの小説を読み始めたのでした
ええ本当に不気味な話なんです。本当に怖いわ。私今すぐにでもこの家を売払ってしまいたいもの。いやね家が怖いんじゃないわ。家の隣の公園。ここね、絶対に、何・か・い・る・の・よ……
ええ本当に不気味な話なんです。本当に怖いわ。私今すぐにでもこの家を売払ってしまいたいもの。いやね家が怖いんじゃないわ。家の隣の公園。ここね、絶対に、何・か・い・る・の・よ……そう、初めておかしいと思ったのは、ええと、一月の終わり頃だったかしら。
私ずうっとあの公園からは嫌な感じがしてたわ。だってあそこ、夜も街灯一個しかなくて、暗いし、周りの木がうっそうとしていて、本当にジメッとした雰囲気なの。公衆トイレはあるんだけどそこも暗いしゴミやラクガキばかりで、自動販売機を利用する人もいないし、昼でも人影がなくって、本当に悪い若い人達のたまり場になっちゃいそうでね、とにかく嫌だったのよ。
でね、夜中に悪い事件がないように、私家の窓から時々公園を見張ってたの。まあ不良とかはいなかったわ、今時の子はやっぱり駅前の方にたむろしているのかしら。
ある日夜遅くに私が見てたら、ガコン、って音がしたの。誰か自動販売機で何か買ったんだわって思ったわ。だから一応自販機の方を見たのよ。そしたら――誰もいなかったのよ!
そしたらピピピピピピーって鳴ってね。自販機のルーレットが回って、もう一本当たっていたの。めずわしいわ。私一回も当たったこと無いもの。それでも自販機の周りに人はいなくてね。私、誤作動かしらって思ったの。
でもそれからも夜中に自販機が動くことがよくあったわ。息子が言ってたけど昼間にも動いてたことがあったって。それから夜中になんだか声が聞こえるようなこともあって、あれは男の声だったわ。私公園にホームレスがいるんじゃないかって思ったの。やっぱり迷惑でしょう。だからある日交番に相談してみたの。
次の日に巡査さんが来たわ。巡査さんも一回公園を通りすがったとき、誰もいない公園からスリラー歌ってる声が聞こえたことがあったそうなのよ。だからすぐ来てくれたのね。一番色々起きている、夜に来てもらったわ。
私達懐中電灯を持って公園に行ったの。巡査さんは警棒も持ってたわ。それで何十分か一緒にくまなく公園を回ったんだけどトイレにもどこにも人はいなかったのよ。今日はいませんねまた来ましょうと巡査さんが言って、私達帰ろうとしたのよ。
そうしたらね、またもう、見計らったように、ガコンって、自販機が動いたの。私達が公園にいるときに動いたのははじめてだったわ。私、もう不気味で怖くなって、巡査さんの横にぴったりくっついていたわ(その巡査さん、まだ二十代で、顔立ちも幼い所があってカワイイのよ)。
そしたら巡査さんが突然ウワーッて悲鳴をあげたの。かと思ったらガックンと、ひざから倒れちゃったのよ! 巡査さんがひいひい言って、泣きそうになりながら、
「ひ……ひ……ヒザカックンされた!!」
それであたりを見たけれど誰もいない。私と巡査さんしかいないもの。
こんなんだから私達いそいで公園から逃げたわ。私が巡査さんを背負って走ったのよ(立場が逆よね)。あとで巡査さん、真っ青になって、「これは我々の手には負えません。凶悪すぎます」って逃げちゃったわ。
手に負えないなんて言われても困っちゃうわよ。私当事者よ。怖いけど、このままに出来る訳ないじゃない。前にお友達から祈祷師さんを紹介されたことがあったの。その時は、何うさん臭いって思ったけど、警察に頼れないんだから仕方ないわ。まず祈祷師さんに電話口で相談したの。
「それはポルターガイスト現象でしょう。おまけに相当上位の霊かもしれません。ううん一度行ってみましょう。ですが最初から夜に行くのは危険です。奴は夜に力を増す。まず昼に下見です」
……
というなんか「洒落怖」っぽい冒頭とほのぼの疑似家族ムーブからは信じられない実験小説に転げていくWeb小説『これは物語ではない』はこちら。忘れた頃にこっそり連載中。
なぜなら、これは物語ではない。
https://libsy.net/disstory/prelude
#これは物語ではない #SeasideBooks
丹羽《にわ》は己の目を疑い、門扉に手を掛けたまま、夕星の灯る薄闇に滲み出る梅の枝振りを数えた。それは見紛うはずもない、丹羽が生まれる前からここにいた樹齢四十三年のあの梅と、そっくり同じ形だった。
ここ数年は徐々に実をつける数が減り、花も今年で最後だろうかと考えていた矢先、梅は静かに死んだのだった。あまりに密かな死だったので、丹羽は年が明けるまで梅の枯死に気づかなかった。例年なら白い花弁と芳香が庭を彩る頃になってようやく、今年の梅は開花が遅いのではなく、膨らむ花芽がひとつもないのだと分かり、長い付き合いの植木屋を呼んだが、もうできることは何もなかった。
「根が傷んじまってる。根が生きてりゃ、まだ何とかなったんだが。去年の秋の長雨かねえ」
植木屋は、掘り返した梅の根にそっと土を被せながら、「伐るしかないよ、丹羽さん」と言った。
丹羽はすぐに返事ができなかった。少なくとも、春までは待ちたいと思った。もしかしたら、花は駄目でも、葉だけは芽吹くかもしれない。桃が咲き、散り、桜が咲き、散って、木々の新芽がいっせいに開きはじめても、まだ思い切れなかった。五月、ひとつの葉も纏わないまま、庭の新緑に立ち尽くす枯木を見て、ようやく諦めがついたのだ。チェーンソーの唸りとともに、根本から切り倒されるところを、たしかに傍で見届けた。
それが、何事もなかったかのように、立っている。夢かもしれない。疲れているのかも。丹羽はそろそろと梅の脇を通り過ぎ、家に入り、念のため八時間眠ったが、翌朝も梅はそこにあった。陽の下で見ると、その身は仄かに透けていた。幽霊、と丹羽は思った。そうとしか思えない。しかし、人間の幽霊でさえ一度も見たことがないのに、どうして急に樹木の幽霊が見えるようになってしまったのか、まるで検討がつかなかった。初夏の朝日にきらきらと透けて佇む梅の木は、陽炎のように美しく、そして物悲しかった。幽霊と化してなお、梅は裸木のままだった。気づけば丹羽は梅に手を伸ばしていた。すり抜けると思った指先は、樹皮の表層で止まった。馴染みのある硬い樹皮の手触りに、丹羽は呆然となって、二度、三度と梅を撫でた。
「触れる」
そんな不思議があるものだろうか。
#小説 「幽霊を贈る」冒頭
https://kokyushobo.com/novel/plum/
半透明の身体、曖昧な輪郭線。私とおなじ制服の、紺色であるはずのプリーツスカートは水面のように透きとおり、朝の日差しを反射していた。きれいだった。思わず見惚れてしまうほどに。
私は彼女と数えるほどにしか喋ったことがなかった。名前はかろうじて分かる、たしか、柳木さん。教室を覗いてみれば、柳木さん本人の姿が見えた。机に腰掛け、足をぶらぶらさせながら、楽しげに談笑している。顔色も良好、廊下に生き霊を蹲らせているとはとても思えない。
『……春川?』
さすがに見つめすぎた。生き霊の柳木さんに気づかれてしまった。私は無表情を装って彼女の隣に座りこみ、声をひそめた。
「柳木さん。どうしちゃったの、あなたの身体、教室にいるけど。呼んでくる?」
おそらく彼女の姿は私にしか見えていない。虚空に向かって独白するヤバいクラスメイト、と通りすがりの誰かに思われないよう、私は携帯を耳元に添え、通話中のふりをした。柳木さんは透明な袖でまぶたを擦った。
『あんた、霊感とかあったんだね』
「まあ、多少? 生き霊を見たのは今日が初めてだけど。あんまり長く身体から抜けてると良くないんじゃない」
『生き霊?』
柳木さんは口元を歪めた。ひどく愚かな答えを聞いたときの先生みたいに。
『生き霊じゃない。私は死んでる。あんたが見てるのは幽霊だよ』
私は押し黙り、困惑のままに教室を指差した。半透明じゃない方の柳木さんが、なにか友人のジョークがツボにハマったらしく、仰け反りながら大笑いしていた。端的に言ってとても元気だ。つまり、
「ドッペルゲンガー? 入れ替わり? 身体を取られちゃった? あっちの柳木さんは、ほんとは柳木さんじゃなかったりする?」
『違うよばか。あれも私だよ。……違う、あれは“私だったもの”……そうじゃない……あれが私であって、ここにいる私はもう“私だったもの”』
柳木さんは混乱しているようだった。両手に顔を埋め、震えながら息を吐きだす。
『私は、今朝、私を殺したの。ある願い、ある感情、心の一角、既に長く抑圧していた私自身を、とうとう葬ることに成功した。その願いも感情も、永遠に失われ、もう二度と蘇ることはない。私に殺された私の半分、それが、今ここにいる幽霊の私。あっちにいるのは生き延びた方の私であって、もう私じゃない。わかるかな……』
#小説 #十一月の春の庭 より「死よりも遥かに柔く」
https://kokyushobo.com/novel/haruka/
樹木続編もこれくらいのパンチで始めたい(狙って書けるものではない…)
もちろんそんなはずはない。瞬きをして見つめれば、そこに見えるのは一人の青年だ。歩き疲れたように脱力し、膝に乗せたミネラルウォーターのボトルを手慰みに揺らしながら、正面の噴水を眺めている。ベンチはちょうど日向と木陰の狭間にあり、ボトルが角度を変える度、青年の指先に屈折光の淡い虹が散った。その手にチジュは見覚えがあった。三十年前、まだ子どもだった自分と一緒に遊んでくれたときのまま、皺一つない滑らかな手が、プラスチックの蓋を回し、口元まで水を運んだ。やはり彼は歳を取らないのだな、と感心する自分がやけに遠く感じられた。
あまりに長く見つめすぎたのだろう、青年が怪訝そうに視線を返してきた。深緑の瞳。もう間違いない。それでも人違いかもしれないと、チジュは躊躇いがちに「ニイジェ?」と彼を呼んだ。とたん、これは面倒なことになったぞ、という感情を一切隠さずに青年は頬を歪めた。
「誰のことだか分かんないな」
その表情もよく知っている。しらばっくれるときの顔だ。
「きみは変わらないね……久しぶり、ニイ。覚えてない? 僕らの家に居たときのこと」
ニイジェは目を丸くして、チジュの顔をまじまじと見た。すぐに分からないのも当然だ。彼が知っている自分は十歳そこらの子どもであって、疲れた中年男性となった自分にはたいして面影も無いはずだった。
「驚いた。チジュかい?」
「覚えててくれて嬉しいよ」
「どうしてこんなところに」
どうしてこんなところに、なんて、尋ねたいのはこちらの方だ。ニイジェは三十年前に忽然と姿を消し、それ以来ずっと音信不通だった。もう会えることはないだろうと思っていた。かつて彼が人の世界から立ち去った時には、戻ってくるまで六十七年掛かったのだ。それを思えば、三十年はずっと短い。
ニイジェがベンチの片側に寄ったので、隣に座る。ひとまず自分から質問に答えようとして、チジュは言葉に詰まった。他人へのうまい説明を用意していなかった。話すにも長くなりそうで、掻い摘んだ現状をそのまま述べることにした。
「長年勤めた会社を辞めた。仕事に心底うんざりした。転職する気も起きなくて、やけくその四十代一人旅をしてる。主に遺跡巡り。そろそろ一ヶ月半」
指折り数えあげると、ニイジェは口笛を吹いた。
「そりゃ良いや。そういや、この町も遺跡が有名だったね」
「そういうこと。ニイは?」
「伐採されそうになって逃げてきた」
「なるほど……なるほどじゃないな」
打ちかけた相槌を引っ込める。よほど神妙な顔をしてしまったのか、目を合わせたとたんにニイジェは笑いだした。呆れと優しさの混じった、人間らしい、ありふれた若者の笑い声だった。
彼は人間だ。そして同時に、彼は人間ではない。
ニイジェは樹木でもある。
#小説 「 #樹木のバカンス 」冒頭より
https://kokyushobo.com/book/trees_light/vacation/
今まであんまりハスクみたいなキャラクターに落ちた覚えがない(私がハマるのは大体こう、情の薄い飄々とした達観中性的キャラクターである/アングラードとかアロケルとか)ので、そんな…私…猫要素があれば誰でも良いのか…??? って狼狽えましたが身に覚えありました
落ちぶれた元英雄にハマりがち(例:『風の名前』のクォート、テイルズシンフォニアのクラトスなど…)
4話のLoser, Babyミュージカルパートを延々と見てしまう
この、上級悪魔だったのにギャンブル狂いのせいで雇われバーテンダーに落ちぶれた呑んだくれおじさん(外見がほぼ野良猫)、歌がうますぎる……
RE: https://misskey.design/notes/9qjdaqa080
とうとうハズビン・ホテルを観てしまいました 4話以降ほぼ一気に……
どうして誰もハスクおじさん🐈⬛のこと教えてくれなかったんですか
TLがホロスコープで盛り上がっている
一度ちゃんと占ってもらいたい気持ちある、ホロスコープはなんか格好いいので…//
んにゃ〜〜今日は早めにおしごとおしまい
一昨日はアニメ観て夜更かししてしまったし 昨日は日付変わるまで確定申告作業してしまったし
今日こそは日付変わる前に寝るんだ。。
小説の冒頭載せるの流行ってるんですか? 今夜お仕事終わっても元気が残ってたら載せようかな🌴🌴
確定申告おわった〜〜!!!あ〜〜〜!大変だった。。
記帳ミスしてた箇所に途中で気づいてだいぶ手間取ってしまった
このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。
このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。
今週、明日からしばらく雨っぽいから今日のうちに光合成しておこうかな
月のもの由来で毎月1-2日は怠くて使いものにならない+なんらかの疲労で動けない日を足すと、だいたい週平均1日は元気じゃない日があるのか
多いと見るか少ないと見るかだなあ
今週末は久々に土日ともしっかり動けて嬉しかったな〜
まあ木曜で存分にグッタリしたからね
単に歩くのが遅いのだと思っていたら歩行フォームがぐにゃぐにゃであったというオチ
むしろどうしてみんな教わった訳でも無いのに爪先を使って歩けるんですか?
齢30を過ぎてようやく気づいたのですが、どうやら私は歩くのが下手らしいです(爪先をほとんど使えていない)
創作のこと延々考えながら歩いて帰ってきた やっぱ散歩よ 散歩なしでは書けん
今度から文フリ会場で「幻想小説って何ですか?」って聞かれたら「です!!」って言おうかな
学生時代に読み耽っていたのが、幻想小説というよりはファンタジー(主にル=グウィン、エンデ、トールキン / エンデの短編は幻想小説だと思いつつ)だったので、幻想小説について語る言葉をほんとに持っていない
ファンタジーと幻想小説の隣りあう領域についてもまだ自分の言葉で語れない
作中における秩序の強度かな……なんらかの秩序の回復が物語の主題に関連するかどうか……
この辺りを読みながら、やっぱり『すべての樹木は光』は幻想小説の系譜上に居ると考えて良いっぽいな……と頷いています
近代の幻想小説の世界では、幻想や恐怖が宇宙の統一を破って、現実に侵入してくるのである。
『眠れる森の美女』の魔法をかけられた森や、迷信的な古代や中世の遠い世界ならば、幽霊が出てきても別に不思議はないだろうが、私たちの同時代の、日常的な現実の支配する世界に、突然、あり得べからざる不可能が闖入してくるのである。そこで、私たちは茫然自失したり、ぞっと水を浴びせられたような恐怖に打たれたり、あるいはまた、何ともいえない不条理な、ユーモラスな奇妙な感じに捉われたりもするのだ。それは一種のパニックといっても良いだろうし、現実の裂け目といってもよいだろう。ロマン主義以後の近代の幻想小説は、そういう効果を私たちに与えることを一つの目的としているのである。
童話やメルヘンが多くの場合、ハッピー・エンドで終わるのに対して、近代の幻想小説がしばしば、主人公の死や絶望や地獄堕ちなどといった、不幸な事件によって幕を閉じるというのも、両者の違いの一つであろう。
『幻想文学入門』収録 澁澤龍彦「幻想文学について」
母校の図書館で東雅夫『幻想文学入門』を借りてきた
冒頭に澁澤龍彦「幻想文学について」エッセイが掲載されており、澁澤龍彦読むの初めてだあ…ってソワソワしながらメモを取っている
四辻に都合よく悪魔が立ってて、超技巧構成アイデア発想力あたりを授けてくれねえかな いや嘘 やっぱ良いです…
転換点になる作品、執筆を通して作者自身のことも抉るように作り変えてくるよね 恐ろしいことですよ ほんとうに
手に負えないんじゃないか?って長編書くとき毎回思ってる気がする
でも手に負えないかもしれないと思いながらじたばた書くことを手放したくもないから……
図書館でワードエディタを前にしてかれこれ一時間、な〜〜んも書けね〜〜〜になってる
#デザイン 制作
有智子さん @7_ank の作品用のウォーターマークを制作しました。権利表示としての使いやすさと、有智子さんの作品世界を彩る装飾性の両立を目指しました。王冠・無限(愛し合う人々の時間が永遠に続くような祈り)などのモチーフを込めています。
ご依頼ありがとうございました!
https://misskey.design/notes/9qdhtu66oh
ロゴデザイン、同人誌の表紙デザイン、文芸同人誌の本文組版などの制作依頼を募集しています。
作例など→ https://libsy.net/order
このアカウントは、notestockで公開設定になっていません。
確定申告8割ぐらい終わった
あとは一晩寝かせてから抜け漏れ重複etcをチェックするわよわよ
なんだこのなウォーターマークは!?
【 #デザイン 制作】有智子さん @7_ank の作品用のウォーターマークを制作しました。権利表示としての使いやすさと、有智子さんの作品世界を彩る装飾性の両立を目指しました。王冠・無限(愛し合う人々の時間が永遠に続くような祈り)などのモチーフを込めています。
ご依頼ありがとうございました!
https://misskey.design/notes/9qdhtu66oh
ロゴデザイン、同人誌の表紙デザイン、文芸同人誌の本文組版などの制作依頼を募集しています。
作例など→ https://libsy.net/order
@srxxxgrgr 良いお天気なら、いっそ新宿御苑のベンチで作業するという手も…?たしか園内にはカフェもあります〜
混雑や喧騒が大丈夫なら、珈琲西武やブルックリンパーラーも座れるとは思います👍
フォントベンダーのモリサワによる有料オンラインイベント「文字組版の教室」の申し込みが始まりました。
配布資料『文字は語る』『組版で語る』(いずれも非売品)が日本語文字組版の教科書として使い勝手がよく、資料目当てで参加するのもありです(私は資料目当てに昨年参加しました)。
内容は、おもに新人デザイナー向けに重要な基礎知識が詰め込まれています。
小説・詩歌・エッセイなどの文芸同人誌でも、一歩先を行きたい・基礎をしっかり押さえたい・より知見を深めたいという意欲のある人に強くオススメします。
#デザイン #同人誌デザイン
https://morisawa.eventcreate.net/event/6271
明日は午前中から確定申告作業するぞ〜!!(白目)(強い意志)