ネットのTERFを育てたのは誰?って話が出てきたのでTwitterに少し書いた。
https://twitter.com/rna/status/1751661519581192223
以下補足というか私見だけど、リベラル思想や社会科学の歴史の流れの中でフェミニズムを学んだ人にとっては本質主義への抵抗っていうのは前提になる態度なので、ミサンドリーは容認できても嫌悪の対象となる「男」を遺伝的・身体的特徴で定義するのには抵抗があるはずなんだよね。
でも、一方で性差別、性暴力の被害者のトラウマ的反応・態度、たとえば黒人にレイプされた女性が黒人を見て怖がる、嫌悪感をいだく、みたいな話は実際あるのだけど、それを単に差別と咎めるわけにはいかない。
しかし、被害者への共感・寄り添いが度を越すと、被害によって歪んだ認知を正当化してしまいかねない。そもそも認知が歪んだことも被害の一部なのだから、それをありのまま受け止めるわけにはいかないはず。