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映画『Away』(2019年)を配信で鑑賞。
youtube.com/watch?v=qmdc-IQ6xl

ラトビアのアニメーション作家ギンツ・ジルバロディス(Gints Zilbalodis)の長編デビュー作。3年半かけてなにもかも独りでやりとげたとか。

すごくよかった。絵柄自体はシンプルで、ポリゴンの名残も見えちゃう感じなんだけど、色彩とカメラワークと世界観が圧倒的。音楽もよくて、これぜんぶ自分で!? 万能なの!? って驚愕した。

廃墟が点在するファンタジックな大自然のなかを、不気味に緩慢な動きをする黒い影でできた巨人に追われながら目的地に向かってひたすら進んでいくだけのストーリー。でも次々と行く手に開ける風景が美しく意表をついてきて、手に汗にぎるようなところもあって。台詞が一切なく設定上の謎も多く残された作品で、そういうところもかえってインパクト強い。

実は明日、同監督の長編第2作『Flow』(2024年)を映画館で観る予定なのですが(そう、直前に付け焼刃の予習をしたのですよ、ええ)、とっても楽しみになってきました。そっちは少数ながら仲間を募ってチームで制作しているようですね。

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