『Flow』(2024年、ラトビア・フランス・ベルギー)
https://flow-movie.com/
週末に観てきました。ラトビアのアニメーション作家ギンツ・ジルバロディスの長編第2作。
前作『Away』と同じく、言語による説明が一切なくて観客の想像にゆだねる部分が多い。でも、あまりつじつまを求めて解釈をこねくりまわしてもかえって面白くなくなっちゃうかもな、見えるものをそのまま受け入れるのもアリかもな、みたいなことも感じました。
人類が築いたと思われる文明の名残はあるけど動物しかいなくて、大洪水で地表の大部分が水没している世界で、黒猫がたまたま流れてきたボートに乗り込み、乗り合わせたほかの動物たちと一緒に旅をしていく。
種族が違う動物同士でどこまで意思の疎通ができているのかとか、この世界の動物たちの知能ってどの程度なのかとか、すべて不明なまま、とにかく猫と一緒に流されるような気持ちで見続けることになる。
〔つづく〕