icon

Twitter、9日を境にAPI有料化で詳細は来週って、週明け最速で6日(月)としても、現在無料のAPIを使ってサービス提供してる皆さんが具体的な条件を確認して今後の方針を固めるにはちょっとばかり急でない? すごいな。悪い意味ですごいな。

……と、マストドンでつぶやくチキンです。

icon

【生き別れた一卵性双生児が40年後に再会——2人のIQや性格を調べてわかったこと | 米国と韓国に別れて育った2人の類似性は?】
courrier.jp/news/archives/3149

基本的な性格や身体の病歴はまあそうだろうなって納得するけど、「自尊心」や「メンタルヘルス」までもが、環境的要因よりも遺伝的要因に、より大きく依存するのだとしたら、ちょっとせつないかも。

「体質的」に自己否定しがちだから変なこじれ方しないよう気をつけておく、みたいな感じで、あらかじめ知っていれば自己フォローはできるのかもしれないけど。

「なぜ自分はもっと明るくポジティブになれないのだろう」って思っちゃったときに、「生来的なものだよ、前向きに生きようとする努力がほかのひとより少ないわけではなく」って思えば、かえって諦めがついてうだうだしなくなるという効果もあるかもしれない。

Web site image
生き別れた一卵性双生児が40年後に再会——2人のIQや性格を調べてわかったこと | 米国と韓国に別れて育った2人の類似性は?
icon

バレンタインの時期に発売されるモロゾフの時計缶チョコを毎年自分用に買うのですが、おそろしいことに、2016年から買い続けてまだ食べ終わったあとの缶の使い道を思いついていないのである。ときおり、なにも入っていない空き缶を並べてにこにこするだけなのである。

Attach image
Attach image
icon

@810co 本棚がぐぎぎぎぎ……って移動して奥にあった階段が見えるやつ……

icon

今日も元気にツイッターくんが物議をかもしているぞ。

そして、いままで無料で使えていた機能を有料ユーザー限定にするとか、そういう大がかりな改変があるときには、切り替えの時期に大規模な障害が発生して、なにも悪いことしてないのにログインできない人が大量に出てきたりしても驚かないな、みたいな不信感が、すでにツイッターに対して形成されている。私の場合。

しかしそれでもぐだぐだを見守るって決めたからさ……。

たださすがに、マイナンバー必須とかになったら逃げるかな。先日、デジタル大臣が迷惑動画防止の観点からそういう案に触れていらっしゃったので。

将来的に銀行口座や保険と強制的に紐づけされるかもしれない個人情報を(紐づけされたくないですけど!)、今後さらにぐだぐだが増していく可能性が高いツイッターくんに提示するのは嫌ですわ。

サービス自体がぐだぐだになってユーザーの心が離れる展開は予想していたけど、日本に限っては、こういう理由で盛り下がる可能性もゼロではなくなったのねえ。

icon

ローエンシュタイン(Lauenstein)というドイツの会社のビールを使ったチョコレートが好きで、日本に店舗がなくてバレンタインの時期しか輸入されないので、なるべく毎年買っています。

あとベルギーの会社デジレー(Désirée)のトリュフもなるべく見つけたら買う。ほかのチョコをすでに買っちゃってて予算の関係で少量のみのときもあるけど。

コロナ禍以降、百貨店の催事場のチョコ祭りとかでも試食をさせなくなったので、なかなか新規開拓ができません。

ずいぶん前からバレンタインは、私が自分の好きなチョコを買いあさって、仕方がないから夫も半分食べてもいいよ……みたいな感じになっている。

でももうだいたい食べ終わってしまった。あとはホワイトデーに希望を託す。

icon

来月からSMSによる2段階認証を有料ユーザーのみの特権とすることになったTwitterくんのために、Google Authenticatorを連携して、すべての環境で再ログインできることを確認。なるほど、こんな感じか。

ユーザーによるレビューには不具合があったときのこととか書いてあって少し不安。ログインできなかった場合に、Twitterが不調なのか認証アプリが不調なのかを切り分けなければならないのか。ってそれはまあ、SMS認証でも同じっちゃ同じなんだろうけど。

しかしほら、去年いろんな人のところで認証コード関連のエラー出まくったときは、結局Twitterが悪かったんでしょ?

なにもかもみなTwitterくんが悪いんや! ってシンプルに思っていたかった。だったら、もとからぐだぐだな子だし、これでも頑張っているんだよねって、諦めがついていた(それもどうよ)。

あと将来SNS利用にマイナンバーが要求される可能性が先日示唆された件については、いまのTwitterがわざわざ日本の特殊事情に対応してくれる余裕ある? って気もするね。でも万が一現実になったらやっぱりいろいろ気持ち悪いな。

icon

Roald Dahl books rewritten to remove language deemed offensive
theguardian.com/books/2023/feb

ロアルド・ダールの児童向け作品が、出版社の意向であちこち修正されると。

執筆当時は価値観が違うので、と注釈を入れるとかの対処では駄目なのか。

難しいな。まあ悪気なく当時の偏見(ルッキズムなど)が入ってしまってはいるんだよね。

たとえば作中で揶揄されてる属性を持つ子が読む可能性を、当時は深く考えてなかったわけで。注釈あっても悲しいものは悲しいよね。楽しく読んでほしくて書かれたものなのに。

ちびっこが悲しくならず、また心の柔らかいうちに偏見をインストールされないように、というなら、書き換えてしまうしかないのか。お蔵入りにされるよりは修正してでも現役続行させたい作品であるというスタンスは分からんでもない。

ただ時代の変遷を理解できるくらい成長した子がオリジナル版を参照したくてもできなくなるなら、そこは個人的には抵抗あるかな……。

あと、日本ですでに出ている翻訳書はどうなるの!?

icon

テンセント系列の会社が作っている中国ドラマ『三体』にハマっています。原作は劉慈欣の同名小説(邦訳は早川書房から)。

基本的には原作準拠なので結末は分かっているのですが面白くて。(とはいえ実は、ハマっていると言いつつ配信サイトの有料会員になっていないため一気見できず、現時点ではまだ全30話中の24話までしか観られていない。)

独自の補完的なエピソード等も意表を衝かれて興味深いし、なにより登場人物の掘り下げ方がとてもよいと感じています。特にメインの3人(汪淼・史強・葉文潔)。汪淼先生なんて原作では好きとか嫌いとか考えたことなかったくらいただただストーリー進めるためのキャラみたいに思ってしまってたんだけど、ドラマでは大好きに。

日本語字幕は付いてないので、まず中国語音声に英語字幕で観て、好きな場面は中国語字幕表示でもう一度観て、原作の対応箇所を和訳版で読み返し、さらには英語字幕で気になったところを原作英訳版で確認し……とかやってたら、日々の自由時間がどんどん埋まる。

で、今月はいまだに新たに読み終えた活字主体の本がない。「本の虫」だったアイコンも、最近ただの虫に変えました。

icon


墨香銅臭『天官賜福』第1巻(訳:鄭穎馨/フロンティアワークス,2022年7月)

〔底本:墨香銅臭《天官賜福 一》平心出版(台湾),2021年3月/原文初出:墨香铜臭《天管赐福》北京晋江原创网络科技有限公司 晋江文学城,2017-2018年〕

中国の大人気BL作家による、架空の古代中国を舞台にしたファンタジー。中国の規制に引っかからぬようBL要素を希薄化しているらしいアニメ版1期(2期は未公開)がとても面白かったので、原作にも手を出すことに。今月、和訳版の2巻が出たので、慌てて1巻を読んだ。

天界・人界・鬼界の3つの領域に分かれた世界で、「三界の笑い者」と後ろ指をさされる、ひとりの神さまの物語。もとは人間だった彼は、当時の身分で太子殿下とも呼ばれるが、その祖国はもはや存在しない。天界から2度までも追放され神としての力をほぼ失って人界で800年ほど細々と暮らしていた彼が、思いがけず3度目の飛昇を果たした(天に召喚された)ときから、それまで抑え込まれていたさまざまな事態が動き始める。

〔つづく〕

icon

〔つづき〕

この巻には、アニメ1期で語られたパートから少しだけ進んだところまでが入っています。ついつい比べてしまうけど、アニメはちょくちょく内容を端折ったり再構成したりしつつ、印象深いシーンはかなり原作描写に忠実に、直接ストーリーを左右しないような登場人物のちょっとしたしぐさまで再現したりしていたのだと分かって感心。それがまた、すごくときめくんですよ。作品への愛に満ちた映像化だったんだなー。

この1巻と次の2巻は、前に中国語版を乏しい語学力でふわっと眺めてすごくすごくおおまかな話の筋は押さえているので、改めて日本語でちゃんと理解して読んでいると、のちのち語られる過去の話に対するほのめかしなども、実は1巻からさりげなくあちこちに散りばめられていることに気付く。主人公の謝憐(シエリェン)は一見、素直でお人好しなほわわんとした神さまなんだけど、どう考えてもその境地に至るまでには壮絶な経験を山ほどしているのだ。

icon


Shanna Swendson "Spindled"(Amazon Services International, Inc.,2020年4月)

世界が出口の見えぬコロナ禍の幕開けにどんよりしていた2020年の春、ステイホーム中の楽しみにと著者がブログで無料公開してくださっていた、2007年執筆の作品。タイミングによっては更新を見逃すことがあったため、連載途中で自費出版されたまとめ読み用の電子書籍版を買ったのですが、買ったら安心しちゃってずっと中断してました。

中断してたあいだに去年、東京創元社から『偽のプリンセスと糸車の呪い』というタイトルで邦訳も出ました。これから読みたい日本語派の人はそっちを買うといいと思います!

〔つづく〕

icon

〔つづき〕

あと、中断していた理由はもうひとつあって。邦題ではまさにそこがフィーチャーされていますが、ダブル主人公である少女たちのうちの片方が、そうしなければ自分の命を取られかねないとはいえ、自分を高貴な出自の者であると偽りながら周囲の信頼をどんどん得て、自分のためにほかの人に命賭けさせていく展開なんですね。この、真っ当な倫理観を持つキャラクターが罪悪感に苛まれつつ善良な相手に嘘をつき続けなければならないというようなタイプの話が、私はもともとかなり苦手で。とてもとても心臓に悪くて。

とはいえこの子は、ほかにどうしようもないのだし、得られた信頼自体は、この子の実力の成果なのだ。そしてこの著者だから、絶対に、こんな機転が利いてバイタリティがある勇敢で素敵な女の子に、後味悪い結末をもたらしたりはしないはず。そう思って今月ようやく一念発起し、病院やお役所の手続きの待ち時間にこれしか読むものがないという状況に自分を追い込むことで見事読了したのでした(そこまで……)。いちばんしんどかったところを無事通過してみれば、あとはさくさく進んで面白かったです。

〔つづく〕

icon

〔つづき〕

同じ日に16歳の誕生日を迎えた親友同士の女の子ふたりの、おとぎ話がリアルになってる異世界での冒険。片方がうっかり眠り姫にならないようずっと匿われてきたプリンセスなんだけど、悪い魔女はそうじゃないほうの子を捕まえてしまい――。

間違われたほうのルーシーが、本当にがんばる。限られた手札を最大限有効に使って、助けに来てくれた正義の騎士をむしろ助ける勢いでがんばる。一方、本来の姫君ドーンはといえば、なにも知らされず純粋培養で育ってわけもわからずやってきた異世界で、善き魔女たちから出生時に与えられた歌唱力をほぼ唯一の武器として五里霧中状態を切り抜けていく。どちらの奮闘もいとおしい。

〔了〕

icon


ブログ更新:2023年2月に読んだものメモまとめ
days.mushi.pepper.jp/?eid=1262

■墨香銅臭『天官賜福』第1巻(訳:鄭穎馨/フロンティアワークス,2022年7月/底本:墨香銅臭《天官賜福 一》平心出版,2021年3月/原文初出:墨香铜臭《天管赐福》北京晋江原创网络科技有限公司 晋江文学城,2017-2018年)
■Shanna Swendson "Spindled"(Amazon Services International, Inc.,2020年4月)

●盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』第24巻(秋田書店,2023年2月)
●盆ノ木至(原作)+ミステリーボニータ編集部(編)『「吸血鬼すぐ死ぬ」公式アンソロジー 新横浜で会いましょう』第2巻(秋田書店,2022年6月)

読んだものメモと言いつつ、中国ドラマ『三体』の話から始まる記事になりました(読んだものが少ないから)。

Web site image
2023ǯ2????ɤ????Υ?? | ??Τ???????