違憲判決が出ても、自民党が政権を握っている限り同性婚の実現は難しいよね。同性婚が制度的に認められるべきかどうかは、ほんらい人権の問題であり国民が賛成するかどうかとは独立の問題だけど、世論調査によれば国民の7割近くが賛成しているし、10代・20代では9割近くが賛成していて、国民の理解が得られないとか「我が国の家族の在り方の根幹にかかわる問題」(2023年1月26日の参院本会議における岸田首相発言)とか同性婚を認めようとしない理由も破綻しているのよね。
国民が望んでいてもそれを無視して全く逆の政治をし続けるのが自民党だし、違憲判決が出てもそれを無視し続けるのが自民党だから、もう自民党を国民自らの手で政権から引きずり下ろさないといかんのだよなあ。だけどこれが難しい。
自民支持層でも6割近くが同性婚に賛成しているのだけど、同性婚に賛成反対と関心の度合いは別で、同性婚に賛成でもそれを実現しようとしない自民党を支持して票を投じるということが普通にあり得るのよな。同性婚よりも中身スカスカの〈安全保障〉などという荒唐無稽なものが大事だと宣う残念な人も山ほどいるしね。