オタク的活動で言うと私もあんまり金出さないなあ
そもそも最推しジャンルで登場するほしいものが原作本くらいしかなく、たまに齧るソシャゲも課金ほぼせず絵や漫画を描いて過ごしているから燃費の良いオタクだ
代わりにオタク以外のことでは割と金を使いすぎてしまって良くない

コンシューマゲームは割と買うものの中で高いほうだけど、フルプライスゲーは年３本も買わないくらいだ
他の好きな作品のカフェとかグッズも気まぐれにたまに行く程度

パイレーツの最後の海賊観て「やだ〜〜〜！！！バルボッサに”人の親”になってほしくなかった〜〜〜！！！」って言ってたら「でもバルボッサってもう歳だしその場の臨場感も合わさったんじゃない？」と諭され、そうかも……になった

実際その場の盛り上がったライブ感というのは馬鹿にできない　その場のノリでちょっと過ごしただけの捨てた娘のため命を賭けることも起きうるか……

それはそれとして、血縁主義的すぎるンゴとなった　展開がありがちすぎんよ〜〜〜
でも前作より印象強いし面白くもあった　カリーナがインテリ担当なのもエリザベスの後継を感じる

あと三角海域にツッコむ船を冷たい目で流し見して興味ないみたいに目を逸らすスパロウはさすがに”癖”を感じましたぞ

「自分の血を分けた子供はたとえほとんど一緒に過ごしてなくても愛おしくなるもの」という文脈がわからないし懐疑的なせいでフィクション鑑賞にかなり支障が出ている　でも俺がそのような感情になる証明ができないんだよな　子供作んないから

この感情の動きはあらゆるフィクションで見るけど、いうて他人では？とずっと思っている　それよりは「一緒に過ごしていたから情が湧いてる」方が全然わかりやすい

でも「”人の親”らしい感情を見せることは、”人間味”を付与して魅力的なキャラクターに見せる手段として有効である」みたいな態度はずっと気に食わないぜ　手垢が付きすぎている

前作がその逆で「血縁だからといって優しく守ってくれるわけではない」という作品になっていて、クソつまんなかったけどその点では納得できた　それの対比でバルボッサがああなったというのもまあありか……

血縁という関係は兎にも角にも作中で関係性の描写なしにドラマチックで深い関係であることを示すショートカットみたいに使われていて、俺みたいに血縁の絆感情に懐疑的な奴がしょっちゅう事故ってるんだろうな

「一緒に住んだり一緒に過ごして感情を育んだ」という描写が大事なので、その描写のある血縁なかよしなら納得している