2020-04-12 09:12:22 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:アヴェンチュリン・マーブル・グラス碗
(1668年|ヴェネチア)

カルセドーニオの表面につけられた、金粉のように輝く班文は,17世紀になって初めてヴェネチアで発明されたアヴァンチュリン・グラスです。大理石模様のガラス器を作りだすことに成功したムラノ島のガラス工人は、ついに砂金さえもガラスで模造できるようになりました。なおこの作品の底部には1668年の年記が付けられており、この作品が17世紀に製作されたアヴァンチュリン・グラスの貴重な作例であることがわかります。

Attach image
Attach image
2020-04-12 16:13:30 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

臨時休館中なので一週間ほど自宅の草むしりなどをしていますが、箱根でもわりと山奥なので人間よりキツネに会う機会の方が多いです。
山暮らしも楽しいですよ!

Attach image
Attach image
2020-04-13 08:39:56 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・グラス花器
(1890-1910年頃|ヴェネチア)

イタリア語で「千の花」のガラスを意味する「ミルフィオリ」・グラスは、16世紀後半から17世紀にかけて開発されたモザイク・ガラスの一種です。断面が花模様のガラス棒を輪切りにして型の中に並べ、そのまま熔かして焼き付ける事で、まるで器に花を散らしたかのような文様を作り出していきます。

Attach image
2020-04-14 08:10:23 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:メディチ家紋章文コンポート
(16世紀初|ヴェネチア)

エナメル彩で紋章と、縁取りの点彩文様を装飾したコンポートである。モール型を使って、縦稜線を吹き出し、右方向に回転しながら吹いたガラスを整えてゆくと、矢車状に稜線が出来上がる。これにラッパ状の高脚を付け、開口部を皿状に広げて完成させる。紋章はローマ教皇の三層宝冠を上部に配していることから、メディチ家出身の教皇レオ10世又はクレメンス7世のものと推定されている。これと同似の作品が数点現存していることから推測すると、教皇就任を記念して制作され、特定の人に配布された記念の高坏であったと考えられる。なお、このコンポートは高脚部分が欠失している。

Attach image
2020-04-15 08:08:34 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:農夫
(1954|M.シャガール-E.コスタンティーニ)

その日の農作業に精を出し、ワインを飲みながら夢の世界に入ろうとしている農夫の様子が、シャガールの作品に特徴的な姿で表現されている。色ガラスの熔かし込みと、金箔熔着やラスター彩などのヴェネチアン・グラス特有の技法が多用された作品である。

Attach image
2020-04-15 10:00:49 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

もちろん、マガモのエサは休館中でも用意しております。

2020-04-15 11:43:54 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:龍形脚花器
(ヴェネチア)宙吹き、熔着装飾、アヴェンチュリン・グラス

坏身と台にアヴェンチュリン・グラスを使い、脚部に龍の装飾を付けた花器。龍とその下の軸は無色透明のガラスを使い、龍の下には波状の水色のガラスが巻かれている。龍が首と脚を巻きつけて坏身を抱え、尾は軸に巻きついている。アヴェンチュリン・グラスとは、17世紀に発明された技法で、一般的な作り方は、ガラスの原料に金属粉を入れて熔融すると、ガラスが冷めたときに、その金属の微粒子が光を反射して光る、というもので、まるで砂金で作ったかのようにキラキラと輝く。

Attach image
2020-04-15 15:04:45 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:龍装飾水差
(19世紀|ヴェネチア|サルヴィアーティ工房)
把手が龍の形にアレンジされたギリシャ陶器のオイノコエ形の水差。龍の体には金箔が熔着されている。サルヴィアーティ工房は古代ガラスの忠実な復元作品のほかに、時代にあったアレンジを施した作品も制作していた。

Attach image
2020-04-16 07:59:45 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

イタリアの展示会でダブル受賞を果たしたビーズフラワーアーティスト 下永瀬美奈子が出展情報を発表!イギリス・日本で作品の出展を予定
2021年には箱根ガラスの森美術館で開催される「古代トンボ玉とヴェネツィアンビーズ展」に作品が展示されます。
atpress.ne.jp/news/208824

Web site image
イタリアの展示会でダブル受賞を果たしたビーズフラワーアーティスト 下永瀬美奈子が出展情報を発表!イギリス・日本で作品の出展を予定
2020-04-16 08:10:01 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:ア・ステレ(星文)
(1942年|ヴェネチア|バロヴィエール&トーゾ社、デザイン:エルコレ・バロヴィエール)

工房名をバロヴィエール&トーゾ社に変更した1942年頃から展開した「ア・ステレ」シリーズの代表作品。この作品は無色透明のクリスタル・ガラスの花器の表面に、小さな円形のカット装飾を施し、6本の筋の入ったやわらかな印象な装飾を一面に熔着している。これにより、カットされた面がレンズのような役割を担い、6本の筋の入った装飾を無数の星のように映し出す効果を生んでいる。これが「ア・ステレ(星文)」の名前の由来である。

Attach image
2020-04-17 08:17:02 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:テッセレ・アンブラ(琥珀を織る)
(1962年|ヴェネチア|バロヴィエール&トーゾ社 デザイン:エルコレ・バロヴィエール)

ガラス片を組み合わせて市松模様に熔着したモザイク・グラス板をポンテで巻き取り、全体を均一に伸ばして成形された。一見すると非常にシンプルな造形だが、隙間なくガラス片同士を熔着するのは極めて難しい技術を要する。

Attach image
2020-04-18 08:06:57 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:ミルフィオリ・グラス・ランプ
(1910年頃|ヴェネチア|アルティスティ・バロヴィエール工房)

金属製のバラの花や茎で作られたスタンドと、黒地に一面花模様の入った卵形シェードが組み合わせられた電気式ランプ。明かりを点灯すると、花模様の色ガラスが光を透過して、ステンド・グラスのような鮮やかな色彩を現す。脚部に装飾されたバラの花や葉は、金属で成形した後に着色されていることが分かる。また、上部のランプシェードは、イタリア語で千の花という意味の「ミルフィオリ」と呼ばれる技法で制作され、材料の花柄のガラス片の作成から、それらの材料を種ガラスに巻き付けて、空気を吹き込み膨らませるまで、多数の工程を経て制作されている。鉄による作品を制作していたウンベルト・ベロットは、1914年のヴェネチア・ビエンナーレに、鉄の枠組みと、ガラス工房で制作した器を組み合わせた作品を出品した。このランプも、ジュゼッペがサルヴィアーティから工房を引き継ぎ、アルティスティ・バロヴィエール工房と改名した以降に、他分野のデザイナーと協力して制作した作品の一つと考えられている。

Attach image
2020-04-18 17:12:52 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

箱根仙石原、雨量はそれ程ではありませんでした。

雨が止むと人間が巣穴から出てきてイノシシがごとく土を掘り返し、凹地溜まった雨水を流しています。せっかくなので土の中のムシやカエルを探してみます。

Attach image
Attach image
Attach image