2020-04-26 07:24:27 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:ヴェネチアン
(1988年~|デイル・チフーリ Dale Chihuly)

1920年代のアール・デコのガラスに触発されたチフーリがヴェネチアン・グラスの巨匠リノ・タリアピエトラの協力を得て制作したシリーズ。チフーリが作品のイメージをドローイングで表現し、それをタリアピエトラがガラスで再現するという共同作業によって制作されました。シンメトリカルな形のまわりに花や葉といった植物的モチーフを配した作品で、チフーリのそれまでの流動的なものから、洗練された静的なものへと展開する新しいスタイルの確立が見られます。1989年にはこのシリーズをもとに「イケバナ」というシリーズが生まれました。日本の伝統的な生け花にインスピレーションを受けたチフーリは、ヴェネチアンを花器に見立て、切り花のような細長いガラスの茎を生けています。日本的な静けさを漂わせる作品です。

Attach image
2020-04-27 08:06:07 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:聖母マリアと嬰児イエス・キリスト
(20世紀|ヴェネチア)
蘢に寝かされた生誕のイエス・キリストと聖母マリアの礼拝像。レース棒やミルフィオリ・グラス、金箔等の高度の伝統技術が使われており、熟練のマエストロが製作したものであることを示しています。

 

Attach image
2020-04-28 09:17:25 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:ペルシャン Persian
(1986年~|デイル・チフーリ Dale Chihuly)

「新しい形態の追求」から始まったこのシリーズは、古代のコア・グラスを思わせる渦巻き状の美しさとを合わせ持っています。鋳型を使うことによって得られたガラスの厚みの変化が、模様に波状のアクセントを加えています。作品そのものだけでなく、その作品が空間にどう働きかけるかということにも観点がおかれ、それぞれ違った大きさと形を持ったピースを一つのグループとして展示するというスケールの大きなシリーズに発展しました。

Attach image
2020-04-29 10:56:52 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

今日は晴れて大涌谷がよく見えます。

緊急事態宣言の発令を受け、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるため、箱根ガラスの森美術館では、4月8日から臨時休館を実施しております。

Attach image
Attach image
Attach image
Attach image
2020-04-29 11:39:01 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:マキア Macchia
(1981年~|デイル・チフーリ Dale Chihuly)

「マキア」はイタリア語で「斑点のある」という意味を持ちます。
このシリーズはアメリカのシアトルにあるチフーリのスタジオに揃っている色ガラス棒300種を使って作品を制作するというアイデアから始まりました。
カラフルな色の組み合わせと流動的な形に特徴があります。内側と外側の色の間に白いガラスの層を挟むことによって、両側の色彩は混ざり合わず鮮やかに映えるのです。
まるで呼吸し脈打っているかのような、躍動的で生命力を感じさせる形は、遠心力と重力によって自然に得られたものです。

Attach image
2020-04-30 10:46:15 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
icon

収蔵作品のご紹介:ドルフィン脚ワイングラス
(20世紀)

19世紀にイタリアのサルヴィアーティ工房で海棲生物シリーズが発表され、水の都ヴェネチアを代表するようなイルカやタツノオトシゴなどのモチーフは大変な人気を博しました。この作品に見られるように現代においても、そのデザインは受け継がれ、いまなお人々に愛され続けています。

Attach image