08:37:01 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:コンテリエ・ビーズのピアス
(20世紀初頭 ヴェネチア)

コンテリエと呼ばれる極小ビーズが装飾されたピアス。このビーズは細く伸ばした管状のガラス棒を同じ円筒形になるようにカットして、砂と墨と石灰の粉末を入れた容器の中で転がし、形作られる。コンテリエ・ビーズがはじめてヴェネチアで用いられたのは13世紀後半のことであった。

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09:09:07 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:三色レース・グラス十二曲大鉢
(16世紀末-17世紀初|ヴェネチア)
赤・青・白色のレース棒を交互に熔着して成形し、優美な楕円形の十二曲鉢に作り上げた珍しい三色レース・グラスの作品。このような多色レース・グラスの16~17世紀の作品は、現存数も少なく、極めて貴重な資料である。なお、この曲鉢、曲坏の器形の伝統は古く、ローマ時代からビザンチン時代にかけての金属器や陶器にその源流があり、この曲鉢にもその伝統が反映されていると思われる。また、発色が難しい赤色のレース棒が使われている点も、この作品が白色レース・グラスと異なった特殊な作品として作られていた状況を窺わせるものがある。

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