2020-04-05 08:37:01 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:コンテリエ・ビーズのピアス
(20世紀初頭 ヴェネチア)

コンテリエと呼ばれる極小ビーズが装飾されたピアス。このビーズは細く伸ばした管状のガラス棒を同じ円筒形になるようにカットして、砂と墨と石灰の粉末を入れた容器の中で転がし、形作られる。コンテリエ・ビーズがはじめてヴェネチアで用いられたのは13世紀後半のことであった。

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2020-04-05 09:09:07 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:三色レース・グラス十二曲大鉢
(16世紀末-17世紀初|ヴェネチア)
赤・青・白色のレース棒を交互に熔着して成形し、優美な楕円形の十二曲鉢に作り上げた珍しい三色レース・グラスの作品。このような多色レース・グラスの16~17世紀の作品は、現存数も少なく、極めて貴重な資料である。なお、この曲鉢、曲坏の器形の伝統は古く、ローマ時代からビザンチン時代にかけての金属器や陶器にその源流があり、この曲鉢にもその伝統が反映されていると思われる。また、発色が難しい赤色のレース棒が使われている点も、この作品が白色レース・グラスと異なった特殊な作品として作られていた状況を窺わせるものがある。

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2020-04-06 08:12:27 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:月
(1960|J.コクトー-E.コスタンティーニ)
左右対称で鏡写しのようなデザインと、目をテーマにした作品は、コクトーの他の絵画や工芸作品にもよくみられる。満月と三日月、左右、正面ともに見つめているような複数の状況の重なりが感じられる不思議な作品。

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2020-04-07 18:59:45 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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平成28年熊本地震 「ワンコイチャリティ美術館 」開催中止のお知らせ

箱根ガラスの森美術館(館長 岩田正崔)では、世界規模で感染拡大が懸念されております新型コロナウィルスの流行に対する各方面の取り組みに鑑み、2020年4月14日(火)に被災地に対する支援活動として開催を予定しておりました「平成28年熊本地震ワンコインチャリティ美術館」を中止させていただきます。
関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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2020-04-07 21:07:21 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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箱根からも月がよく見えます。

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2020-04-08 10:27:27 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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臨時休館延長のお知らせ

緊急事態宣言の発令を受け、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めるため、箱根ガラスの森美術館では、4月8日(水)から当面の間、臨時休館を実施いたします。
※営業再開時期につきましてはホームページ上でお知らせいたします。

今後も引き続き、お客様と従業員の健康・安全を第一に考慮し、感染防止策に取り組んでまいります。
関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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2020-04-08 11:35:58 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:エナメル金彩コンポート
(16世紀初|ヴェネチア)
コンポートは、食卓の中央に季節の果物を盛り、食事の美しさを演出する大切なテーブルウェアーです。この作品の坏身には、エナメル彩と金彩によって美しくて上品な装飾が施されています。鱗文にはビザンチン・グラスからの、点彩花文にはイスラム・グラスからの影響が表れています。

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2020-04-09 08:23:21 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:点彩花文坏
(16世紀|ヴェネチア)

青・赤茶・桃色等のエナメル彩で、口縁部と台脚部に縁取り連続文の連珠、花文の絵付けを施し、坏身下部に蛇行曲線と直線を交互に赤色と黄色・青色と赤茶色で絵付けしたオールド・ファッションド・グラス形式の坏。ヴェネチアン・グラス初期の貴重な作品である。坏身下部の文様は火焔を象徴している。

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2020-04-09 20:42:42 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:黄白レース・グラス樽型酒壷
(17世紀|ヴェネチア)
黄色と白のレース棒を交互に拝して、華やかなイメージを演出したレース・グラスの樽形酒壷です。樽形はヨーロッパの人々がとくに好んだ器形で、この作品は室内装飾を兼ねたガラス器として輸出用に作られたものです。

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2020-04-10 08:46:41 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:網目点綴文コンポート
(16世紀|ヴェネチア)

青いガラス素地を型吹きして、白色のガラス紐を巻き付けて熔着する。型吹きによって、網目文や稜線文が隆起している部分に白線が付き、他の部分には熔着しない。これを強火で焼きながら回転すると、隆起部分に溶着している白線の他は焼き切れて落ちてしまい、このような白い点綴状の装飾が残る。16世紀初めに考え出されたヴェネチア独特の技法であった。この技法による作品は、圧倒的にコンポート形が多く、ヴェネチアのムラノガラス美術館の他、イギリスのジェイムス・ロスチャイルド・コレクションの中にも類品がある。

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2020-04-11 08:26:02 @hakone_garasunomori@mstdn.jp
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収蔵作品のご紹介:マーブル・グラス・デカンター
(16~17世紀|ヴェネチア)
この作品は、マーブル(大理石)の模様をモチーフに作られました。様々な色が調和し、まるで本物の大理石のようです。また、この作品は、光を透かすと夕日のような美しい赤色に変化するため、カルセドーニオ(紅玉髄)とも呼ばれます。

       

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