ベトナムというと、ベトナム戦争などから「かわいそう」「被害者」のイメージが強いですが、ぶっちゃけ地域大国で小中華主義でかなり周辺民族を蹴散らしてきた歴史があります。11世紀初めには中国に対して「この天下は北半分は中国、南半分はベトナムが支配しているのだ」と言い放ち中国に逆侵攻しているし、11世紀から19世紀までの間に小国をいくつも滅ぼしたり吸収したり領土を近隣国から切り取ったりして国土面積を3倍くらい大きくしています。近年も対ポル・ポトという名目はあるもののカンボジアに15年も進駐していました。
社会主義国になってからは少数民族を尊重しあれこれ優遇政策もやっていますが、独立を匂わせる行動には厳しく対処しています。
私もベトナムに住む以上は、ベトナム国内の少数民族の歴史文化には関心を持ち、敬意を持ち続けたいと思っています。クメール語も勉強したいし、チャム語やエデ語にも興味がある。チャム語は一応辞書も持っています。