22:49:52
今日の日記。

6末の納期を乗り切れば落ち着くと思っていた頃が自分にもありました。
相変わらず仕様確認の連絡は催促しなければ返事がもらえず、貰えてもまた仕様変更。
ネガティブな論理の飛躍だとは承知の上で、自分のやってる仕事が対応するに足りないような物なのではないかと思ってしまいます。
全然いいものを作れているという実感がなく、落ち込み気味です。
7月からはまたタイトなスケジュールの案件も1つ増え、大丈夫かなあ…。

でも無性に動物と触れ合いたくなったので、唐突に友人を誘ったら来週末に付き合ってくれる事になりました。
何の気後れもなく友達と言える人は1人しかいないのですが、気付けば15年も交友が続いている人です。
頻繁に連絡を取り合うわけでもないのに旅行に誘ってくれたり、誘えば付き合ってくれたり、貴重な人だなと改めて思いますね。ありがたい事だ。

06:58:16
知念実希人先生の「ヨモツイクサ」を読み終わりました。ネタバレなしの感想。

「立ち入ればヨモツイクサに食われる」と言い伝えられる禁域の森で、リゾート開発を進めた会社の社員が行方不明になる所から始まる話です。
失踪現場は荒らされており、警察はヒグマに襲われたと断定したけれど──。

読み始めは、ホラーとは聞いていたがヒグマが怖い方面のスリラーホラーだった?と思っていましたが、しっかりホラーでした。
荒唐無稽でありながらも、端々に医学的な設定が盛り込まれた「バイオホラー」という事で、絶妙にあり得ないとも言い切れないという点が良かったです。

クトゥルフ神話TRPGが好きなので、伝承や言い伝えや信仰と絡んだこの手のホラーは大好物でした。
グロテスクな描写や(虫系の)気持ち悪い描写はあるので、そういうのが苦手な人には向かないかも。

あとはミステリ的な伏線要素と終盤のどんでん返しもしっかりあって楽しめました。
今回はホラーが主軸でミステリ成分が薄かったからかもしれないけど、最近小説や映画やゲームを進める中で自分の推理が的中する事が多くなり、長年推理小説を読み続けてきた成果かと少し嬉しくなっています。

知念先生が書く男性医師のキャラクターがいつも好きなのですが、今作の四之宮学もとても好き。

しかし神様を産み出すのも神様を殺すのも、いつだって人間ですね。