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【TBSテレビ「がっちりマンデー!!」5/26放送「儲かる!推しビジネス」】
cu.tbs.co.jp/episode/13778_206

旧Twitterで話題になってたので、見逃し配信を観てしまった。コラボカフェ(ハリポタ&フリーレン)、ファンがお金を出して打つデジタルサイネージ広告、アクスタ製造会社など。

分かってたけど、私は畢竟、好きでいる対象についても「推す」ことはできていないんだなーと思ったり。

私のような「楽しませていただく対価なので納得してお金を支払う」という感覚と、番組で言われているような「推しているから、応援としてお金を使いたい(なのにカフェでお金を出したらオムライスがもらえちゃったよ!?)」という感覚は、やはりだいぶ違うなっていう気がする。

まあ、「推し活」してる全員が同じ感覚とも限らないわけですけど。

あと、番組中で多用される「推しファン」という言葉が、微妙に気になった。単なる「ファン」と区別するために使われている表現なのだと思うけど、私には耳慣れないものだった。世間では一般的な言葉ですか?

ハリポタのコラボカフェは、さすがに作り込みがすごいな。

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それと、私はアクリルスタンド(アクスタ)というもののよさが、いまいち理解できていないのですが、それを夫に言ったら、「みんなはお出かけをしてきれいな景色やかわいいカフェスイーツなどと一緒に推しアクスタの記念撮影をするんですよ、あなたはヒキコモリだから使い道を見出せていないんですよ」的な煽りを受けました。そうですね……。

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@mayumihayashi あさイチの推し特集というのを観たことがないのですが、「推し活」という言葉には私も、単に自分の気持ちの上で好きでいるだけでは許されない圧のようなものを感じて、ちょっと警戒するような気持ちはあります。

ただ「推し」という単語自体には、応援したい対象をジャンルを問わず包括的にたった2文字でひとくくりにして概念を共有できる便利さがあるので、普及したのは分かるな、とも。私も便宜上、使ってしまうことはあります。別に誰にも推薦的なことはできてないんだよなと思いつつ。「私がずっとファンでいるミュージシャン」とか書くと、長いから。

いい感じの場所を背景に撮影されるアクスタ写真、たぶんSNSに投稿したりすること前提ですよね。みんなに見せたいかどうかも、「推す」のか「ただのファンでいる」のかの分岐点かなあ。

って、返信にもなってない、とりとめないコメントですみません。

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馬伯庸『両京十五日 Ⅰ 凶兆』(訳:齊藤正高、泊功/早川書房,2024年2月/原書:马伯庸《两京十五日》2020年)

読みはじめる前はなんか漢字ばっかりの難しげな書名、という印象でしたが、物語の骨子が分かると、すごいストレートなタイトルですな! ってなりました。

暗殺計画をたまたま逃れた明の皇太子が、たまたま出会った癖の強い3名とともに、敵の攻撃をかいくぐり、首都への帰還を目指す。

私は馬伯庸を「SF作家」としか認識してなかったため、途中まで「突然タイムリープが始まったりとかするのでは?」と身構えてました。でもハッと気付いて表紙を確認したら、これ早川書房の新書版は新書版でも、新☆ハヤカワ・SF・シリーズではなく、ポケミスだったわ。そっかー。

そんな身構え方をやめても、緊迫感は減らないのですが。

なりゆきでチームになったバラバラの個性を持つ4人が、だんだん仲間意識を持つようになり、それぞれ自分にできることを目一杯やってくのが熱い。

とにかく一難去ってまた一難が続くまま次巻へ。SFでないなら、史実で皇帝になってる人が即位できずに死んだりはせんだろうと信じてる!

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【翻訳ミステリー大賞シンジケート|中国ミステリの煮込み
第110回:馬伯庸『食南之徒』古代中国の食いしん坊探偵】
honyakumystery.jp/24997

 

この記事では、“馬伯庸は歴史小説家という印象が強かった”と書かれているなあ。『両京十五日』第1巻をそこそこ読み進めるまでの私のなかにあった「馬伯庸はSF作家」という思い込みは、なんだったんだ。

ケン・リュウ編纂のSFアンソロに馬伯庸の作品が2回も入っていたからさあ……(責任転嫁)。

それはそれとして、『食南之徒』もなかなかすごそうですね。いつか邦訳が出ますように。

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第110回:馬伯庸『食南之徒』古代中国の食いしん坊探偵(執筆者・阿井幸作) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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ブログ更新:2024年5月に読んだものメモまとめ
days.mushi.pepper.jp/?eid=1262

■米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』(創元推理文庫,2024年4月)
■織守きょうや『キスに煙』(文藝春秋,2024年1月)
■楊双子『台湾漫遊鉄道のふたり』(訳:三浦裕子/中央公論新社,2023年4月/原書:楊双子《臺灣漫遊錄》2020年)
■安野モヨコ『還暦不行届』(祥伝社,2023年11月)
■砥上裕將『一線の湖』(講談社,2023年12月)
■多崎礼『レーエンデ国物語 夜明け前』(講談社,2024年4月)
■馬伯庸『両京十五日 Ⅰ 凶兆』(訳:齊藤正高、泊功/早川書房,2024年2月/原書:马伯庸《两京十五日》2020年)

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